とうとう届きました。2017AWに購入した最大の大物になります、「RINGJACKET MEISTER 206 (リングヂャケットマイスター206)」のブラウンジャケットです。
今回は購入レポートとして、シルエットや細かいディティールをご覧いただきたいと思います。
マイスターとマイスター206って何が違うの?
どちらもハンドメイドのモデルですが、一番大きな違いは襟になります。「マイスター206」では、アイロンで襟を曲げつつ上襟を後付けします。そうすると首全体への吸い付きが向上して、より良い着心地とより美しいシルエットとなるんですね(お店の受け売りです)。
首への吸い付きや、体へのフィット感なんかはマイスターモデルとは大きく異なることは以下の記事でも書きましたのでご参照ください。
ちなみに“206”はリングヂャケットの大阪・貝塚工場の番地名だそうです。
ジャケットの紹介はコチラ。
購入したのは「BRITISH WOOL & TEXTURE /PRINCE OF WALES CHECK JACKET」というモデルです。カラーはブラウンですが落ち着いた色目とクラシカルな柄で幅広く使えるジャケットです。英国生地らしいザックリとした重い目付の生地です。
カジュアルなジャケットではありますが、ビジネス使いもしていこうと考えています。
こだわりポイント① 袖の処理
袖の処理は「手縫い本切羽」にしました。これはもうホントに悩みました。
秋冬だから袖口は開けないかな、とも思ったんですがここでケチっても仕方がないということ、ハンドメイドモデルなのに袖口はマシンメイドってどうだろうってこと?
店員さんに勧められたこともあって手縫いにしました。
ちなみにお値段は以下のとおり。
マシンメイドの本切羽:3,000円
手縫いの本切羽 :9,000円(超)
3倍以上高いんですね。そりゃ悩むわって思いませんか。
こだわりポイント② 襟裏のヒゲ
さすがのリングジャケット、襟を立ててもカッコいい。本当に細かいところまでこだわっていることがわかる襟裏だと思います。
こだわりポイント③ かぶせ襟
これはパッと見でわかるところは「ゴージライン」です。下の画像と比べていただくとわかると思うんですが、ゴージラインの縫製線がわかりにくいのがわかりますでしょうか。下のポールスミスのジャケットはゴージラインの縫製線がはっきりしていますよね。
ラペルの「>」「<」となっている上衿と下衿ところの縫い合わせているところを「ゴージライン」というんですが、これの高低は非常に重要なので今度お話ししたいと思います。
これはポールスミスがダメというわけではなく、「かぶせ襟」をしている既製服というのが普通ではないのです。通常、フルオーダーなどの仕立の技術なんですね。これによって吸い付くような襟となっています。
まとめ。
いかがでしょうか。正直、リングヂャケットマイスター206はお高いです。斉藤さん。が所有しているジャケットというくくりではぶっちぎりで一番高いものです。ただ、その価格に見合うジャケットだと感じたので購入しました。店員さんも言ってたんですが、このジャケットがインポートものだったらもっと高い。それも比べ物にならないくらい。
ジャケットなんかそんなに違いがあるの?って思っている方に是非着ていただきたい。1~2万円で購入できるジャケットとは世界が違うと思います。リングヂャケットマイスターモデルとも“206”は違うので一度でいいので試着して欲しい。きっと斉藤さん。と同じように感動があるのではないかと思います。
次回は着用レポートをお送りしますので興味がある方は是非読んでください。
今回は以上です。ありがとうございました。