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カシミヤを超えたウール!?ついに991のニットを購入レビュー!

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今回は先日紹介したばかりの991のニットを購入したのでレビューします!これでこの秋冬の大物はおしまいになるかと思います。いやー、もう財布がスカスカ。世界最高峰のニットに興味がある方は是非ご覧ください。

 

 

それは唐突に…

先日991のニットを今年こそ購入するぞ!という記事を書いたんですが、どちらを買うか悩んでる上に片方が売ってない、というような内容でした。

(詳しくは記事をご覧ください) 

www.1978.tokyo

 

この記事を書いて2日後くらいに覗いてみたら両方売ってるじゃないですか。普段はそんなに覗かないんですが、たまたま気になって覗いたら売ってたので即買いしてしまいました。

 

選んだのはハイゲージのモックネックニット。

タートルネックと勘違いしていましたが、よくよく写真を見ると確かにタートルネックよりも首が短いですね。

ケーブルニットと悩んでこちらを選んだ理由は「ジャケットの下に着るのはどちらが良いか?」を考えると薄手の方がいいかなと。1枚で着るとか、コートの下に着るならケーブルニットの方が良いかなと思ったんですが、今回はジャケットの下に着用することをメインで考えました。

 

991モックネックニットSultan(サルタン)レビュー!

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購入したのはダークブラウン。

ダークブラウンというカラーが好きということもありますが、リングヂャケットでオーダーしているネイビージャケットに絶対に合うと思ったのが理由の1つ目です。

ネイビージャケット×ブラウンニットは正義!いや、絶対間違いのない組み合わせなのです。昨年はブラウンジャケットを購入してネイビーのニットと組み合わせていたので、今回はその逆パターンをやりたかった。

理由の2つ目は佐藤繊維さんオリジナルの生地「Sultan(サルタン)」。詳しくは次項で書きますが長年糸づくりをしてきた佐藤繊維さんのハイエンド糸ということで見て、触って、着てみたかった。

理由の3つ目はホールガーメント製法ということ。

ホールガーメント製法のニットは着心地が素晴らしいということは聞いたことがあるんですが、実際に試してみたかった。

 

カシミヤを超えるウール!?Sultan(サルタン)って?

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以下、公式Webからの抜粋です。

天然繊維は繊維自体が細ければ細いほど柔らかいものとされ、肌触りに大きな差が出てくる。一般的に最高級天然素材として知られるカシミアの場合、繊維の細さを示す単位 μ( ミクロン ) を用いると 15 ~ 16μ とされている。( 繊維が細いほど μ の数値は小さくなる。) 元来高級ウールとされてきたエクストラファインメリノウールが 19.5μ であることからもカシミアは別格であることがこの数値からでも理解できる。しかしアヴィントンファームは徹底した環境づくりと交配を続けた結果、彼らのウールはとうとうカシミアを超える 14.5μ に到達した。羊毛は通常複数の羊農家から集められた原毛を混ぜて糸を作る為の原料とするが、アヴィントンファームのこの偉業に敬意を表して同農場だけで刈り取られた羊毛だけで糸を作り、それをサルタンと名付けた。

https://www.991.co.jp/material/sultan/

 

カシミヤを超える繊維の細さを誇るウールで出来たニット…めちゃくちゃ気になる。どんな肌ざわり、着心地なのかと。

そして実際の触り心地はというとカシミヤとは全然違いますね。カシミヤはフワフワだったり高級なカシミヤだとフワフワ+トロトロといった印象ですが、サルタンは滑らかでしなやかな感じです。結構しっかりした生地でカシミヤと比べると明らかに耐久性がありそう。この辺は良い意味でウールって感じです。

上手く伝えられなくて申し訳ない。ウールのハイゲージニットは他にも所有していますし、その他のウールアイテムも所有していますが、このサルタンに近いものがないんですよね。あえて表現するならウールとカシミヤを足したような生地といった感じでしょうか。

ちなみに水洗いもOKということで気軽に着れそうなのもポイント高いですよね。

 

ホールガーメント製法って?

「無縫製」という意味らしいです。

通常は前身頃・後身頃・袖といったパーツごとに縫製して最後にくっつけてニットになるんですが、ホールガーメントの場合は専用の機械で1回で編むんだそうです。

一番わかりやすいのは前身頃と後身頃だと思うので以下の写真をご覧ください。

 

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これはユニクロのニットです。前身頃と後身頃が縫い合わせてあるのがわかると思います。これがダメというわけじゃなくて普通はこうなんです。

 

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続いて991のニット。線が入っているように見えるかもしれませんが、これは折り目であって縫い目ではないです。わかりやすく拡大した写真だと…

 

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前身頃と後身頃で縫い合わせていないのがわかっていただけるかと思います。

だた、袖や襟については縫い合わせているようですし、下の写真のように意図的に縫い合わせている箇所もあります。そういう意味では上で紹介したファッション用語辞典の『ホールガーメント』とはちょっと違います。

 

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これは肘の部分なんですがエルボーパッチみたくなっています。これ明らかに意図的ですよね。たぶん意味があるんでしょうね。袖は2枚を縫い合わせて肘をエルボーパッチみたいにしています。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回は昨年からずっと欲しかった『991』のニットの購入レビューでした。そのうち着用レビュー&着こなしをやりますのでそちらも是非ご覧いただければと思います。

皆様は秋・冬支度は進んでいますでしょうか。そろそろワードローブの入替えの時期ですね。寒いのが嫌いなので冬は大嫌いなんですが、この秋冬はどんなコーデをしようか考えるのは楽しいです。ある意味今が一番楽しいですね。

 

今回は以上です。ありがとうございました。