ファッション目線でみる映画企画の第5弾。今回は1974年の映画「華麗なるギャッツビー」をご紹介します。アカデミー賞衣裳デザイン賞も獲得している作品で、2013年にはディカプリオ主演でリメイクしている名作です。
過去の映画から学ぶ記事はコチラ。
過去の記事は以下からご覧ください。
映画として面白いと思いかとスタイルの参考になるかは全く別です。コンセプトは着こなし、スタイルの参考になるかという点です。そういう意味ではいずれも文句のない素晴らしい作品ですので是非ご覧ください。
華麗なるギャッツビーから学ぶ着こなし&スタイル。
本作は1920年代のアメリカを舞台にした映画で季節は夏です。
映画の感想はいつも通り次項で述べますが、夏‥しかもエアコンのない時代にスーツをビシっと着ていることのカッコ良さ。
作中の俳優はほとんど汗をかきながらもスーツを着こなしています。
個人的に特に気にいたスタイルは上の写真。
ギャッツビーのブラウンコーデなんですが、パナマハットのリボン、スーツ、ネクタイと完璧な調和をしていると思うんですよね。すげーカッコいい。
ブレザーの着こなし。
シチュエーションは夜のパーティに招かれたときの服装なんですが、アメトラって感じですよね。トラウザーズはおそらくですがリネンです。
この着こなしはマネし易いし鉄板な組み合わせですよね。
ギャッツビーのホワイトと基調とした着こなし。
華麗なるギャッツビーはホワイトが良く使われています。夏ということで清涼感を意識しているのかな?
バラもそうだし、スーツ、ヒロインの服装なんかもホワイトが多いです。生成りのリネンのようなベージュではなくてホワイトといった感じですね。
特にみて欲しいのがネクタイのディンプルとシャツ。
この写真はクラシックなピンホールシャツですが、ロングポイントとかピンホールがとても多かったですね。どちらも今ちょうどトレンドになっていますよね。
クラシックの不滅っぷりが良くわかりますね。
これが夏の着こなしですよ?
3人ともスリーピーススーツです。カッコいいですよね~。
右のギャッツビーはラウンドカラーシャツを着ていますね。
特にてみて欲しいのはこちら。
たっぷりとした丈のトラウザーズ。
完全にワンクッションといった丈感で今ではあんまり見ませんね。
でも今後これがトレンドになったりするんですよ。
今は短めで踝(くるぶし)を出してる方も多いですよね。まぁ日本の夏は暑いので理解はできますが、こういうスタイルもクラシカルでいいですよね。
華麗なるギャッツビーは面白かったの?
つまらなかった。
ギャッツビーとヒロインとなる上の写真の女性の不倫とか、ヒロインの旦那の不倫とかドロドロした恋愛映画?ですが全く興味がわかない。
主人公はギャッツビーの他にもう1人いて、第三者であるその主人公目線で話が進んでいくんですが終始ドロドロとどうでも良い話しが展開されていきます。
主人公以外は全員自分本位で刹那的に人生を楽しんでいるような雰囲気ですかね。
当時のアメリカの雰囲気とか見るべきところは多いんですが、話としてはハッキリ言ってつまらなかったですね。
衣装とかスタイルは文句なくカッコ良いし参考になるんですけどね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は映画から学ぶダンディズム&着こなしの第5弾「華麗なるギャッツビー」でした。ファッションは、アカデミー賞衣裳デザイン賞を受賞しているだけあってさすがに素晴らしいものでした。
ただ、残念ながら内容的にはサッパリ惹かれなかった。というかこれは完全に個人の趣味で斉藤さん。は恋愛映画はさっぱりなんです。
良くニュースでも芸能人の恋愛とか不倫が報道されますが全く興味がありません。映画も同様で恋愛がメインの映画を面白いと思ったことがないんですよね。
華麗なるギャッツビー。
夏の着こなしやダンディズムというものを教えてくれる映画でした。
特に主演のロバートレッドフォードはカッコ良かった。
今回は以上です。ありがとうございました。