1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

メンズファッションとスタイルについて考える 「流行」と「定着」

今回はメンズファッションとスタイルの違いは「流行」と「定着」である、という偉そうな、そして真面目な内容となっております。メンズスタイルは多様化しているのでしょうか?興味がある方は是非ご覧ください。

 

 

ファッションとスタイルは違う。

f:id:magic_0147:20190428203923j:plain

 

当ブログは便宜上「メンズファッションブログ」を名乗っておりますが、実際には「メンズスタイルブログ」であると思っております。

何が違うのか?

 

ファッションは流行

スタイルは定着

 

ファッションというのはその時代に流行している服装のことで、瞬間的な流行り服のこととなります。現在なら「ビッグシルエット」とかが該当します。80年代のトレンディドラマを見ると、極端に肩パッドが入ったスーツを着てたりしますが現代では見ないですよね。

 

それではスタイルは?といえばこれは時代に関係なく定着した服装となります。クラシックでありトラッドと呼ばれるものですね。

当ブログで推奨しているのは常にこちら側です。

 

私はファッションには興味がない。

私が知ってるのも教えることが出来るのも”クラシック”です。

 

これは赤峰幸生先生のお言葉です。

 

スタイルは不変ではない。

ファッションとスタイルの違いについては上で述べさせていただいた通りです。

それではスタイルというのは不変なのか?

答えは違います。

実はスタイルも少しずつですが確実に変わっていきます。

昔の映画を観ると紳士の服装において帽子は必須だったことがわかります。ビジネス、プライベート問わず家の外に出るときは必ず被っています。

 

でも現代では違いますよね。

現代のビジネスマンで帽子を被っている人は皆無でしょう。もちろんプライベートで被っている人はいます。つまり帽子はスタイルではなく、ファッションになってしまったと言えると思います。

たまに夏でも老紳士が帽子を被ってジャケットを羽織っている姿を拝見しますが、あれはとてもカッコいいですよね。だから個人的には帽子がファッションになってしまったことが残念です。

 

そして近い未来帽子のようになる可能性があるのが「ネクタイ」かもしれません。すでに夏はクールビズの名のもとに着用しないのが普通になりました。

20年後、30年後には冬でもネクタイをしない時代が来る可能性はゼロではないでしょう。とても残念なことですが。

 

近年スタイルになったもの、なりそうなもの。

f:id:magic_0147:20181117164821j:plain

 

スタイルは不変ではないということを上で書きましたが、それでは実際に例をあげてみたいと思います。他にもありそうですが書きながら思いついたものだけ紹介していくのでご了承ください。

近年スタイルとして定着したもの。

ちょっとわかり難いですがスタイルとして定着したものもあります。

例えば細身のスーツ。極端に細いのは流行り服ですが、昔に比べて細身なスーツが増えたと思いますし、スタイリッシュで若い方には非常に良く合うと思います。

ビジネスにおけるジャケパンスタイルなんかも完全に定着しましたよね。20年前はスーツが圧倒的でしたが。

時計もそう。一昔前の45㎜とかあるデカアツは大きすぎますが、それでもビンテージウォッチと比べるとかなり大きくなりました。その反面、ビンテージウォッチを中心とした小さい時計も人気です。

 

スタイルは多様化してきました。

ファッションと違って極端ではありませんが、昔と比べて明らかに多様化していると思います。

 

 

スタイルとして定着するかもしれないもの。

そして今後定着するかもしれないと考えているのが「日傘」です。

もともと以下の記事を書いた結果の反応が割れたことで今回の記事を書きました。

メンズの日傘はありなのか?晴雨兼用傘が便利?欲しいのはこれ! - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

 

男性の日傘は合理的だし全然OKという方と、ちょっとそれはどうなの?という方がいらっしゃる。スタイルとして定着していないものなので当然かなと思います。

本来、男性における日傘の役割は帽子が果たしていたものでした。夏は涼をとるためにパナマハットやカンカン帽。冬は暖をとるためにフェルトハット。帽子がスタイルではなくなったときにこの役割が宙に浮いている状態です。

 

日本の風土を考えると冬はともかく夏の暑さは耐え難い。

そこで生まれたのが男性の「日傘」です。

 

定着する可能性があると思う最大の理由は風土に根ざしているから。

男性のスタイルは大きく分けて3つ。イギリス、イタリア、アメリカですが、これらはいずれも風土に根差したものとなっています。

男性による「日傘」がファッション誌が大プッシュしているわけではなく、自然発生的に起こっている流れということも定着すると思う理由の1つ。

 

じゃあ帽子が復権する可能性もあるのではないか?と思う方もいるかもしれませんが、残念ですが以下の理由で帽子の復権はないと考えています。

  • 出社後に帽子を置くスペースがない
  • 満員電車で帽子を被るスペースがない

どちらも致命的です。

 

スーツ+スニーカーや、スーツ+リュックなんかも定着する可能性があるかもしれませんが、どちらもあまり好きではないので今回は省略します。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はメンズファッションとスタイルの違いや、スタイルの変化、今後スタイルになる可能性があるものについてまとめてみました。

ファッションの中からスタイルが生まれるケースは少なくないと思います。もちろん明らかに一過性のものも多いんですが、確実に影響はあたえていますよね。
 
”クラシックは不滅だ”
映画「マイ・インターン」で、ロバート・デニーロの名台詞として記憶に残っていますが、不滅だが不変ではないと思う次第です。
 
皆様はどう思われたのでしょうか。
今回の記事を少しでも多くの方に読んでいただき、感想やご意見をいただけると幸いです。
 
今回は以上です。ありがとうございました。