今回は700投稿記念記事です!前回同様、コラム的な内容でお送りします。内容はタイトルにある通り。当ブログではメイドインジャパンのアイテムをご紹介することが多いんですが、それはなぜなのか?についてです。
日本のものづくりは世界最高峰である。
異論がある人はあまりいないでしょう。
車やバイク、家電とメイド・イン・ジャパンといえば高品質高性能の代名詞になっています。それだけではなくウイスキーでも何度も世界一に輝いていますし、有名ブランドのメガネが日本の鯖江製なんてザラです。
ファッションにおけるメイド・イン・ジャパンは死に体だ。
こちらの本によると、日本の輸入浸透率は1991年に51.8%だったものが2016年には97.3%になったとのこと。正に死に体です。
ただ、だからこそメイドインジャパンが良いんです。
もちろん日本人として応援したいみたいな気持ちもありますが、それだけではなくて単純に生き残っているブランドには何かあると思うんです。
そうじゃないとファストファッション全盛期の今を生き残れないでしょう。
西洋信奉はもうやめだ。
クラシックスタイルというものを意識しだしたときは、やはりイタリアやイギリスに憧れがあったのは事実です。メイドインイタリーや、英国製に惹かれたのも事実。
でも意味がなかったなと。
例えばスーツやジャケット。
一番重要なのは体に合っているかどうか?次に生地やシルエットが自分の好みに合っているか?でしょう。
そこにブランドのタグは関係ないんですよ。
もちろん自分の体に合うブランドがイタリアだったら気にせず着ればいいんです。ただ、ブランドありきで体に合わないアイテムを買うのはもったいない。
イタリア製のジャケットを試着すると、日本人の体形を意識して作っていないのが多いです。西洋人向けに作ったものをそのまま日本で売っているような。
それが体に合えばいいんですが、そういう方は結構限られると思うんですよ。
メイド・イン・ジャパンは高コスパ。
何だかんだでコスパが高いのがメイドインジャパン。
もちろんそれ相応にお高いものの、この価格でこのクオリティは凄い!というものが多いんですよ。
例えばリングヂャケット。昔リングヂャケットの206ラインについて店員さんに「凄くいいですけど高いですねー」といったら「このクオリティのジャケットを海外ブランドが出したら1.5倍、2倍は余裕でしますよ」と言われました。
「日本人による、日本のファクトリーを使った日本人の服」にこだわった赤峰先生のところの「Akamine Royal Line」だって価格以上のクオリティです。
先日紹介した長沢ベルト工業だったりハリソンの靴下、万双の鞄だってこれでこの価格は凄いなと思えるものばかりです。
当ブログでは他にも沢山紹介していますが、メイドインジャパンで失敗したアイテムって近年ではないと思います。
いつか日本が‥
メンズにおけるスタイルといえばイギリス・イタリア・アメリカでしょう。源流はイギリスで、そこから流れてイタリア、アメリカでそれぞれのスタイルが出来ました。
自分の生きているうちにこの3国に加えて日本が‥というのを夢見ています。
笑われるかもしれませんね。
竹鶴さんや鳥井さんがウイスキーを作り始めたころに、日本のウイスキーが世界一になるなんて思ってた人はいないと思うんです。でも今はどうでしょうか。
メンズスタイルでそうならないと何故言えますか。
先日とある動画でイタリア人がこの靴を履けばイタリア人になれるよなんて言っているのをみてイラっとしました。イタリア人は日本人を下に見てるんだなって。
本人に悪気はないんでしょうし、それだけ服装に対する意識が低く見えるんでしょう。言われても仕方がないと思う反面、やっぱり悔しいですよ。
まぁあれだ、絶対にこのブランドの靴は買わない(笑)
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は700投稿記念ということで、当ブログでメイドインジャパンのアイテム紹介が多い理由を記事にしてみました。
誤解ないように申し上げますが、こうあるべきだとか、こういう考えが正しい、という話しではありません。あくまで斉藤さん。自身の考えです。
やはり日本のものづくりを応援したいんですよ。
より良いものが次世代に残るといいと思いますし、日本スタイルみたいなものが生み出されて、定着して欲しいと思います。
今後も当ブログでは、メイドインジャパンのアイテムで良いものがあればどんどん紹介していきたいと思います。
興味がある方は今後ともよろしくお願いいたします。
今回は以上です。ありがとうございました。