今回はワードローブを入れ替える中で、あまり着なくなった服と、現役バリバリの服の違いを考えたんです。デザイン的なもの?オーダーと既成の違い?いや、それとも価格なのか?
服好きの方なら誰しもが「気が付くと着なくなった服」というのがある、またはあったかと思います。
例えばトレンドアウトしたようなアイテムは着なくなりますよね。流行ったときに購入したけど今じゃちょっとみたいな。
今回はスーツや、ジャケットでも「気が付くと着なくなった服」現象が起きているので記事にしました。あまりトレンドに流されて購入はしない方なんですが、手が伸びなくなることがあるんですよね。
何故その服を選ばなくなるのか?
スーツやジャケットを購入する際に、トレンド感の強いものはあまり選びません。
そのためデザイン的な問題で、そのスーツやジャケットを選ばないということはないはずなんです。それでも今期の春夏で2~3回しか袖を通していないスーツやジャケットが存在します。
これは何故かを考えてみました。
- 着心地がいまいち(他に劣る)
- 使いどころを選ぶデザイン
大きくこの2つが原因でした。「使いどころを選ぶデザイン」というのは仕方がない。トレンド云々は別にしてもビジネスに向かないようなスーツや、ジャケットは着る機会が減ります。
問題は「着心地がいまいち」というもの。
人は裸で生活しませんから、なんか服を着ますよね。そうしたときにやっぱり着心地がいいものを選ぶんですね。意識して満遍なく選べば違うんでしょうけど、なんとなく手に取るのはやっぱり着心地がいいスーツやジャケットです。
着心地が良いスーツやジャケットと価格は比例する?
今回、着る頻度が下がったスーツやジャケットは全て既製服だった‥ということはありません。オーダーしたスーツやジャケットも含まれます。逆に既成でも現役バリバリのものもあります。
当ブログではオーダーが必ずしも既成に勝てるわけではない、と述べてきましたがそれでは「着心地と価格は比例する」のでしょうか。
高額な既製服だから安価なオーダースーツよりも着心地がいいのでしょうか。
答えは概ねYESとなります。
全てに当てはまるとは言いません。
ただ、斉藤さん。のワードローブでいえばある程度当てはまっています。リングヂャケットとアカミネロイヤルラインが頭1つ飛びぬけて、その次にブルックスブラザーズ。ここまでが現役バリバリ。
某イタリアブランドと安価なオーダースーツは「気が付くと着なくなった服」でした。
厳密にいうと、某イタリアブランドの方がブルックスブラザーズよりも高いし、リングヂャケットの中でもいろいろ前後します。でも概ねは着心地と価格が比例したというのが結果です。
それではスーツやジャケットは高ければ高いほど着心地が良くなるのでしょうか。
さすがにそれはないと思います。
例えばリヴェラーノのスーツもありますが、ある程度のところで頭打ちになるように感じています。
とても贅沢な話。
今回は『贅沢な話』でした。
いや、安価なオーダースーツの着心地が悪いということではないんです。もっと着心地が良いスーツやジャケットがあるからそちらを選びがちという話なんです。
「便利なものに慣れると不便な生活に戻れない」なんて話もありますが、今回はそれに近い話でした。
やっぱり『着心地が良い服』と『普通の服』には大きな開きがあります。ここの壁は本当に大きい。いや、実際には『本当に着心地が良い服』と『着心地が良い服』と『普通の服』なのかもしれません。
いずれにせよとても贅沢な話しですよね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は価格と着心地は比例するのか?というテーマでお話をさせていただきました。
実際には金額の多寡だけでは測れないところもありますが、ある程度は比例するというのが結論です。
あくまでこれは現状です。ひょっとしたら安価で着心地の良いオーダースーツを仕立ててるブランドだってあるかもしれません。
そういうブランドやテーラーをご存じであれば是非教えてくれない。
自分の体に合う服が最低限、そこからプラスアルファがあって『着心地の良い服』になるように感じています。
自分の体に合わない服は『着心地の悪い服』ですからね。
今回は以上です。ありがとうございました。