今回はお待ちかね!?のCOL(コルウ)でオーダーしたジャケットが届いたのでレビューします。昨年の自分がお金を払っているので、気分的にはプレゼントしてもらった気分。是非ご覧ください。
機会があってCOL(コルウ)の齋藤力さんと対談させていただいたのが2020年の11月。
その際に「斉藤さん。ならこの生地とかに合うと思うんですよ」と言われて勧められたのがガンクラブチェックのツイード。
自分では絶対に選ばないし、似合うと思ったこともない生地です。そんな生地を勧められてこれは面白いと思ってオーダーしました。
後ほど着用画像をお見せしますがご覧になった皆様がどう思うのか楽しみです。
齋藤力さんにはすでにお見せして「この柄をおすすめして良かったです。」と言われました。
COL(コルウ)のジャケットを徹底レビュー!
生地はヴィンテージのツイードで、ブラウン×グリーン×レッドのガンクラブチェック柄。
届いて改めて見た感想は「やっぱり派手だな」と。
いや、これ似合う?大丈夫?って思いましたよ。
細かいディティールは以下でご紹介しますが、オーソドックスなジャケットの仕様で、3つボタンの段返り、2パッチポケットとなっています。
襟&襟裏
ラペル幅は10㎝くらい。基本が8㎝とか8.5㎝なのでやや広めのラペル幅。
あまり興味がない人からするとそんなの重要なの?って思われそうですが、ここはとても重要なポイント。こうあるべきだ!ということではなく、個人の趣味が分かれるところという意味で。
顔の大きい方が、細いラペル幅のジャケットを着るとさらに顔が大きく見えるし、その逆も然りということで結構重要なポイントなんですね。
斉藤さん。は9.5㎝とか10㎝くらいが好きです。自分の顔のサイズを考えるとこれくらいがちょうど良いように感じるから。
ちなみに8㎝のジャケットが嫌いというわけではありません。
襟裏の雰囲気はこんな感じ。
襟ヒゲはしっかりあります。ラペルのフラワーホールは3分の1くらい開いています。ラペルピンはそのまま刺せそうです。
本切羽
袖は並びの4つボタンで本切羽。
本切羽をお願いした記憶がないし、オプション料金はなかったと思うので、コルウはデフォルトで本切羽だと思います。たぶん。
ボタン
ブラウンのナットボタン。
このボタンは自分で選びました。ガンクラブチェックはカントリー色が強いイメージなので、ナットボタンの方がいいかなと思ってチョイス。
ナットボタンを経年変化するようなので楽しみです。
ポケット
さすがですね。
特に柄に完全に溶け込むパッチポケットは、パッと見でどこがポケットなのかわからないくらい溶け込んでいます。
こういう柄はパッチポケットとかフラップポケットにして、「いやー美しい」とか言いながら一人で悦に浸りたい。そしてこれを見ながら酒を飲むんですよ。
ジャケットの着用レビューはコチラ。
いかがでしょうか。
着こなしは別途やりますが、この装いは間違いないですよね。白シャツにブラウンのストライプタイ。このブラウンの色味がジャケットと合っていると思います。トラウザーズは全体を邪魔しないグレー。
ジャケットはウエストがグッとシェイプされたシルエットですよね。ただこれでゆとりがないということはありません。この辺はさすがですね。
このジャケットが似合っているか?についてはご覧いただいている皆様の感想にお任せしますが、このジャケットはいろいろな着こなしが出来そうで楽しみです。
特に休日のカジュアルスタイルに活躍してくれそうですよね。
着心地もとても良いです。
ただほんの少し、本当にちょっとだけ肩に違和感があります。これはパターンオーダーの限界で、聞いたところMAXまで前肩補正をしていただいたとのことでした。
このほんの少しの違和感は、ほぼ誤差の範疇なので意識しないと気にならない程度だと思ってください。
また馴染むことでフィット感が増すこともあるようなので、誤差がなくなることも期待できそうです。
横から見るとこんな感じ。
袖の長さ、背中のラインも文句なしですよね。
後ろ姿も良い感じ。月皺も大丈夫です。
着丈もいいですね。お尻が隠れるこれくらいの着丈が好きです。
合わせて読みたい。
オーダー時の記事はこちら。
関西の名店COL(コルウ)でジャケットをオーダーしてみた。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
COL(コルウ)のブログでも紹介されています。そうなんですよ、ボルドーのタートルとも相性いいんですよね‥持ってないけど。
Vintage Tweed | 神戸・元町でオーダースーツを仕立てるなら|株式会社コルウ
齋藤力さんとの対談内容。noteの有料記事です(途中までは無料)
COL(コルウ)の職人でウェルドレッサーの齋藤力氏と対談しました。|斉藤さん。|note
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は関西の名店COL(コルウ)でオーダーしたジャケットをレビューしました。
いやー、素晴らしいジャケットです。齋藤力さんが自信をもって勧めるだけのことはあると思います。パターンオーダーとかフルオーダーとか、既成もそうですが、それらは手段であって、目的は着心地の良いスーツを手にすることなんですよね。
このクオリティでアンダー10万円というのは唸らされますね。
ただジャケットのシルエットについては好き嫌いがあると思います。
こればかりは趣味ですので、もし「カッコいいな」と思ったら検討してみることをおすすめします。後悔することはないと思いますよ。年に3回は東京でトランクショーをしているようなので、関東にお住まいの方でも大丈夫です。
次回は着こなし編ですので是非そちらもご覧ください。
今回の着用レビューは正解の装い、着こなし編では斉藤さん。流の装いってこうですというのをお見せできればと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。