今回はこれからドレススタイルを取り入れていきたい、という初心者の方に向けた記事となっております。予算10万円、20万円、30万円でそれぞれ考えてみましたので興味がある方はご覧ください。
ドレスの沼へようこそ。
沼というと言いすぎですがとても深い世界です。
興味を持っていただきありがとうございます。同士が増えるのは嬉しい限り。
さて、今回はタイトルにある通り予算ごとにお金の使い方や、具体的なアドバイスをしてみたいと思います。
ちょっと興味があるけどどうしたらいいかわからないという方は参考にどうぞ。
今回の記事もリクエストしていただいたものです。
うなぎポン酢
はじめまして。
半年程前からブログを楽しみに読ませていただいているものです。私は30代になったばかりでして、今までカジュアルファッションにはそれなりにお金を使ってきましたが、
ドレススタイルは全然で、これから3年ほどかけて、少しずつアイテムを揃えていこうと思っております。同じように、若い世代でこれからメンズドレススタイルを深めていく私のような人向けに、
例えば予算10万や20万(お任せします)で、まず揃えるべきアイテム(スーツの色や生地やグレード、シャツの襟型や色やお勧めブランド、着数など)をご指南いただけませんでしょうか?※靴を入れてしまうと予算が跳ね上がるかもしれませんので、靴はなしでも構いません。ご検討よろしくお願いします。
予算10万円の方へ。
予算10万円で出来ることはかなり限られます。
ヴィンテージショップに行って安く購入するという手もありますが、これは初心者には難易度が高いのでおすすめしません。
まず10万円で考えるとお値打ち価格‥つまりはセールになっているアイテムがおすすめです。現在5月ですから6月のセールである程度揃えましょう。
スーツorジャケット
安価なオーダー店に行くのも悪くないですが、おすすめはリングヂャケット。
リングヂャケットで既製のスーツを試着してみてください。
色はミディアムグレーがいいのですが、セールであれば選べないかもしれません。若い方ならネイビー、ある程度の年齢の方であればブラウンもおすすめです。
ジャケットであればネイビーが一番使いやすいです。
メタルボタンのブレザーも便利。ブレザーならブルックスブラザーズがおすすめです。近年はセールで買える機会も多いので。
ネイビーのジャケット、ブレザーを買うならトラウザーズはグレー一択です。使い勝手もいいので。
ここで使える金額は5万円~6万円まで。
シャツ
ユニクロで買いましょう。
意外に思われそうですが、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツは優秀です。コットン100%でノンアイロンは素晴らしい。色はホワイトで襟はセミワイド、ポケットはなし。
昔ならブルックスブラザーズのコットン100%ノンアイロンシャツをおススメしましたが、近年ではストレッチ生地になってしまいました。
ユニクロで買えば3,000円です。
ネクタイ
鎌倉シャツのネクタイがおススメです。
手縫いで真面目に作られたネクタイが5,000円程度で購入出来ます。
靴
最後は靴ですね。
スコッチグレイン、ジャランスリワヤ、神匠とコスパのいい革靴はいろいろあります。
残金は3万円以上あると思うので予算の中で探してください。
予算20万円の方へ。
予算20万円も基本は10万円と変わりません。
スーツや靴のグレードを上げるのがおススメでしょうか。
できれば積極的にセールを活用したいところですね。
スーツorジャケット
基本的にはリングヂャケットの既製服をおすすめ。グレードを上げて手縫いのマイスターモデルがいいかな。
安価なオーダーよりも既成をおススメするのは、既成の方がお得感が強いから。体に合うのであれば既成の方が割安です。同じ生地、仕立てであれば既成の方が安い。
そしてリングヂャケットをおススメするのは、下手はオーダーよりも着心地が良いからですね。
色はミディアムグレーがおススメです。どんなアイテムとも合うので便利。
予算は10万円程度で考えましょう。
シャツ
ぶっちゃけユニクロでもいいのですが、脱ユニクロをしたいのであれば鎌倉シャツがおススメです。だいたい6,500円~といった価格帯。
タイドアップをしたいのであればレギュラーカラー、ノータイでも使いたいならセミワイドがおススメ。
オーダーしてもいいと思います。シャツのオーダーはスーツに比べて高くないので。または手縫いのシャツとか奮発するのもあり。
全体の予算の中で決めてください。
ネクタイ
基本的には鎌倉シャツのネクタイがおススメ。
コスパが高いのと、ワンランク上を狙うと倍ぐらいの価格になるので。
個人的な一押しだとCOCONになりますが、これはもう終売で選べる幅がほとんどありません。好みに合うネクタイがあればお買い得といった感じ。
予算は1万円程度。
靴
靴も基本は一緒。
ランクを上げると価格も一気に上がるので、スコッチグレイン、ジャランスリワヤ、神匠あたりから選ぶのがおススメ。
予算は6万円程度。
予算30万円の方へ。
予算30万円になると出来ることがだいぶ変わってきます。
個人的にはやはりスーツやジャケットに力を入れたいところですね。
シャツ、ネクタイ、靴については基本一緒なので割愛。
スーツorジャケット
AkamineRoyalLine(アカミネロイヤルライン)、関西にお住まいならCOL(コルウ)でオーダーするのがおススメです。
予算20万円でも手が届くのですが、他のアイテムに影響が出るのでこれくらいの予算が欲しいところです。
予算は16万円~20万円まで。
オーダーしたスーツやジャケットは今後の指針になる1着です。
手本となる着心地を体感しましょう。そしてその上で買い足す際に、安価なオーダー店を利用するのもよろしいかと思います。
お金の分配はこんなイメージ。
基本的にスーツ、ジャケットに予算の5割から6割程度を割きましょう。
その次に靴ですね。靴は足に合うかどうかが一番重要。間違ってもブランドで買わないようにしてくださいね。
シャツやネクタイは最初は安価なものでよろしいかと。
これは良いスーツやジャケット、良い靴と比べて満足度が低めだからです。なんというか、かけたお金に対するリターンが低いと思います。
まずはスーツやジャケット、次に靴に投資するのがおススメです。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はメンズドレススタイルをこれから始めたい方に向けて、予算ごとの考え方をご紹介しました。是非参考にしていただければと思います。
考え違いをして欲しくないのは、オーダーが必ずしも既成に勝るわけではないということ。体に合う既成があるならそれが一番。
ただ本当の意味で「体に合う」を体験したいのであればオーダーをする必要があります。これは安価なオーダーだとちょっと難しい。
やはりおススメとしてはアカミネロイヤルライン、コルウあたりになるのかなと。
あと、靴についてもブランドで買わない方がいいですよ。
斉藤さん。は神匠を愛用していますが、もう9年10年くらい履いています。まだまだ現役ですし、コスパはとても高かったなと。
ブランドに憧れる気持ちもわかりますが、そういうのは後回しにするといいのかなと。
是時1人でも多くの方にメンズドレススタイルに来てもらいたいと思います。
そうすればきっと世の中にはカッコいい大人が増えると思うので。
今回は以上です。ありがとうございました。