オリエンタルラジオの中田さんがサステナブルブランド「カールフォンリンネ」を立ち上げました。今回はブランドの紹介と思うことについてです。
先日こんな記事を書いたばかり。
アパレル業界の闇についてわかりやすかった動画を紹介。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
ここで紹介した動画がここに繋がるのね、って思った方も多いかと思います。
冒頭で申し上げた通りオリエンタルラジオの中田さんが「カールフォンリンネ」というサステナブルブランドを立ち上げました。
素晴らしい考え方、やっぱりサステナブルへの意識は大切だよね。
でも少しだけ気になることがあるんです。
皆様がどう思われるのかも聞いてみたい。
こちらの動画をご覧ください。
長い。50分を超える長さ。
興味がある方は是非ご覧いただきたいのですが、動画のほとんどは何故アパレルブランドを立ち上げたのか、こんなブランドですという説明。
凄く簡単にまとめると、サステナブルでメイドインジャパンの服を作るブランドを立ち上げましたというもの。
「処分するときに有害な物質を垂れ流してしまう化学繊維はOKなのに何故我々は有機野菜を食べるのか」
動画の中で語っていた言葉ですが、まさにサステナブルってこういうことですよね。
ポリエステルを使うなら再生ポリエステルを使って欲しいものです。
カールフォンリンネのここが凄いぞ!
動画の中で語られている中で特に凄いと思ったことは
原価率65%
というところ。
もちろん他にも製造工程を見せるとか、メイドインジャパンとかあるんですが、原価率の高さは衝撃でしょう。
良いものを安く消費者に届けたいということですね。
ただ衝撃ですが原価率が高い=サステナブルではありません。
ここは注意が必要ですね。
原価率が高くても低くても生産者側に正しく還元されれば良いのかなと。
もちろん原価率が高いということは消費者側としては嬉しいのですが。
サステナブルであればいいのか?
ここからがある意味本題というか思ったことになります。
中田さんが動画で語っている内容、カールフォンリンネというブランドのコンセプト、どちらも素晴らしいと思うんです。
でも服の本質が1つ欠けてませんか?
原価率65%と聞いて気付いた方もいると思いますが、これだと店舗は構えられないでしょう。必ずしも店舗が必要ではありませんが、服を着る上で一番重要なことは自分の体に合うか合わないか。
サステナブルで日本製、それがどれだけ良い服であってもサイズが合わなければ意味がないということです。
受注販売でキャンセル不可。おそらく返品も出来ないでしょう。
自分の体のサイズを知っていて、着丈とか肩幅を見ればわかるという人はある程度大丈夫でしょう。S/M/Lではブランドごとに大きく違うのであまり参考にならない。
つまり服として購入することへのハードルが高いということです。
ファングッズであれば全然気にする必要はないと思いますが。
買う買わない?
考えるまでもなく全て売切れていました。
ただ買えても買いません。
いや買えるような年齢ではないというか。
メイドインジャパンのサステナブルブランドという時点で応援したい気持ちはありますが、デザインがトレンドにより過ぎていてオッサンが着る服ではありませんね。
10代20代の方にとってはとても良いブランドではないでしょうか。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はオリエンタルラジオの中田さんが立ち上げたブランド「カールフォンリンネ」について記事にしました。
若い方にとってはとても良いブランドだと思います。サステナブルブランドだけあって生地もしっかりしているし、原価率が高くてお買い得感もある。
ただ個人的に思うのはトレンドとサステナブルってあまり相性が良くないと思うんですよ。トレンドアイテムはピークアウトしたら捨てることになりますが、ファッションにおけるサステナブルな考えだと「なるべく捨てない」「譲る」になるので。
とはいえファッションを楽しむためにトレンドは必要だという方は多くいます。そういう方に向けて「カールフォンリンネ」というブランドはとても良いと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。