今回は面白いニュースがあったのでご紹介します。加速するサステナビリティ‥フランスで在庫や売れ残り品の廃棄を禁止する法律が施行されたようです。今後どうなっていくと思いますか?
当ブログでもたびたび取り上げている”サステナビリティ”。
過去にはこんな記事を書いていますので興味があればご覧ください。
7回着たらゴミ箱行き!?サステナブルにファションを楽しむ! - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
サステナビリティ待ったなし!「グリーン敗戦」って何だ? - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
サステナブルな化学繊維を知って服を楽しもう。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
ファッション業界は「世界で2番目に汚染を引き起こしている業種」と言われており、多くのブランドがサステナブルへの取り組みを行っています。
そんな中で国として売れ残りや在庫の廃棄を禁止する法を施行したのがフランス。
凄いスピードで世の中が変わっていくのかもしれません。
記事の紹介はコチラ。
有料記事なので全ては読めませんが以下引用します。
リサイクル、寄付での処理が義務付けられたと。
禁止令は、2020年2月に公布された循環経済に関する法律(loi anti-gaspillage pour une économie circulaire)で定められたもの。同法は、脱プラスチックや、廃棄される製品の再利用を促し、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会構造を是正することを目的に制定された。
禁止令はこれのことかなと。
以下引用。
フランスで2月10日、在庫や売れ残り品の廃棄を禁止する新たな法律が施行された。
記事の中で禁止令が第1ステップ。
サステナビリティサミット「チェンジ ナウ(CHANGE NOW)」に登壇したポワルソン副大臣は、「“廃棄禁止”は第一ステップにすぎない」とし、さらなるサステナビリティ加速を説いた。
第2ステップでは洗濯機にフィルターを付けるようです。
皆さんご存じかと思いますが、ファッション業界は海洋プラスチックごみの3分の1に責任があります。3分の1も、です。これをどうするか――まず、プラスチックごみが出ないようにすることが重要なので、洗濯機にフィルターを付ければいいのです。分かりやすい解決策ですよね。とにかく、マイクロプラスチックごみが川に、そして海に直接流れ込むのを食い止めたい。このため、洗濯機にフィルターを付けることを義務付けます。
何を目指しているのか明確にまとめられているので是非ご覧ください。
凄いなと思いつつ、なかなか難しい問題な気もします。うーん。
記事を読んで思ったこと。
大量生産大量廃棄、ファストファッションの問題を国が規制するのはフランスが初なのでしょうか。2020年に禁止するぞ!という法を作り、2022年から運用開始ってことなのかな。
まずこの記事を読んだときに思ったのは、先進国からの寄付でアフリカが酷いことになっているというニュース。
寄付すれば必要な人の手に渡る‥必ずしもそうではない現実があるようです。
そして大量生産をやめろ!というのであれば、大量生産を禁止することによって職を失う方々へのケアも大事になりますよね。
じゃあフランスのこの法律がダメなのかといえばそんなことはないと思うんですよ。
大量生産大量廃棄の問題はどうにかしないといけないわけで、少なくともフランス国内では一定の効果が見込めるのではないかと。
そして国が実際にこういう動きをしている以上、その他の国やアパレル企業も意識せざる得ないでしょう。
だから取り組みによって生まれた問題をケアしながら続けていくしかないんでしょうね。
ただ問題はファストファッションに慣れてしまった人は、価格が急上昇しても大丈夫なのでしょうか。
生活の三大要素といわれる「衣食住」ですが、本当の意味で「衣」が問われる世の中になってきました。近い未来、今と同じような価格では服が買えない世の中になりそうです。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はフランスで衣類廃棄が禁止されたというニュースをご紹介しました。
大量生産大量廃棄というアパレルによって生み出された問題は根が深いですね。
日本ではどうなってしまうんでしょう。国内の服はほとんど輸入品でメイドインジャパンは2.7%しかないという現状があります。
ファストファッションが消えた場合に、日本人はどんな服を着るのでしょうか?
価格が2倍、3倍になったユニクロを着る?
それとも海外のブランド物を着ますか?
個人的には面白い時代になりそうだな、って思っています。
着ることへの意識が低下した日本人はどんな選択をしていくのでしょうか。
今回は以上です。ありがとうございました。