今回は「スーツは今後どうなるのか?」神戸COLの齋藤力氏を会話をした中で意見が一致したのでご紹介します。スーツ業界は明るいのか、それとも真っ暗なのか。
当ブログではクラシックスタイルを推奨しております。
斉藤さん。の経験を踏まえて良かったアイテムや装いを紹介するベースにあるのはスーツを中心としたクラシックスタイル。
そんなスーツ業界ですがコロナ禍において非常によろしくないニュースが多いですよね。
当ブログでも度々言及していますが、個人的にはそこまで悲観をしていません。
有料版のnoteでもこんな記事を書いています。
今回は齋藤力氏と会話をして一致したのでご紹介します。
スーツは死なない。
まず意見が一致したのは「スーツは死なない」ということ。
そしてむしろスーツ業界にとってチャンスだということ。
もちろん淘汰されるところは出てきます。
これは斉藤さん。の意見ですが、安かろう悪かろうの売り方は限界。
スーツを着たくない人が着なくなる。そして安かろう悪かろうのスーツはそういう着たくない人に向けて売っていたから。
そして世界的にサステナブルという考えが浸透しつつあること。
これによってファストファッションや化学繊維100%の服といったものがどんどん厳しくなっていくでしょう。
現在は「悪貨は良貨を駆逐す」といった状況ですが、これが覆りそうな状況というか。これからの世の中は悪貨を製造し難くなっていくと思うんですよね。
実際に古着がブームなのはオンリーワンの服を安く買えるというのが一番の理由ですが、その他に環境への意識というのもあるようです。
- スーツを嫌いな人は着なくなる(ダサい人が減る)
- 安価な服が減る
- オンリーワンの服をオーダー出来る
条件揃ってきてませんか?
特に若い方に向けて条件が揃ってきているような気がするんですよね。
スーツはカッコいいということ。
こちらも意見が一致しました。
それは「スーツは絶対にカッコいい」ということ。
齋藤力氏はテーラーの方だから当然?それは違います。スーツがカッコいいと思ったから職人になったと言っていました。
そもそもスーツがカッコ悪いと思っている人がスーツにかかわる仕事をするとは思えません。
スーツは男性を魅力的に見せるために進化してきた服です。
カッコ悪いわけがないんです。カッコ悪く見えるとしたら、それは着ている人の着方が悪いか、カッコ悪いと思っている人の感性が特殊か。
スーツって変な着方をするとこれ以上ないくらい汚らしく見えます。
残念ながらそういうオッサンが溢れていたせいでイメージが悪くなりましたが、そういうオッサンが淘汰されれば自然とイメージは向上すると思います。
スーツは服飾文化だということ。
齋藤力氏に言われてハッとしたのですが「スーツは服飾文化だから育てないとダメ」だということ。
当然文化だからなくなることはない、ただ育てる必要はあるよねと。
確かに。
これ前にも似たような話しをしたことがあるんですよ。
とあるショップで「斉藤さん。我々のようなオッサンがカッコ良くないとダメですよ。若者にそういう姿を見せないと」という会話をしました。
赤峰先生が「服育」という言葉で服を着ることを教える必要性を説いています。
斉藤さん。も息子への服育を開始しましたが、それだけではなくもっと発信する必要があるのだと感じました。
ただ別に難しく考える必要はないと思うんです。
ブログもやってますしSNSだってあります。ただこの記事をご覧になった皆様もスーツがお好きであれば是非発信していただきたいなと思います。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は先日COLの齋藤力氏とお会いして「スーツは今後どうなるのか?」について会話したのでご紹介しました。
他にもいろいろな会話をしたので別の機会に記事にしたいと思います。
やっぱり若い方がキーになるような気がするんですよね。
実際に赤峰先生に伺っても若い方が増えているようですし、これからも増え続けていくような気がしています。
そのためにはやはり発信力でしょうか。
頑張ろう。
今回は以上です。ありがとうございました。