今回はファッションニュースを見ていて「?」となったアイテムをご紹介。あっ、わけのわからないアイテムではなく、ちゃんとしたアイテム。ただ需要がわからない。
ファッション業界って結構なぞなアイテムが定期的に出ます‥よね?
あきらかに意味がわからないものもありますが、真面目なブランドが「うーん?」というアイテムを出します。
そして気が付いたら消えていて、そんなのありましたっけ?みたいな顔をします。
今回はそこまで謎、ってことはありませんが需要がわからない靴をご紹介。
三陽山長さんどうしたの?
三陽山長。
言わずと知れた日本初の高級紳士靴ブランド。
靴には「誠十郎」とか「友二郎」とか「勇一郎」みたいな和名なモデル名が並びます。
そんな三陽山長は日本人の足を研究し、その上で海外の有名ブランドに負けないクオリティの靴を作っている、そんな靴ブランド。
そんな三陽山長がドレスシューズ×スニーカー?
ドレススニーカーってなんぞ?
いや、意味はわかるんですよ。
ドレスシューズの見た目をしたスニーカーなんですよね。
でもこれ、どういう層に需要があるんですかね。
今時、革靴って履かなくてもいいものになりつつありますよね。
スニーカーを履きたい人はスニーカーを履くのでは?
そして革靴を履きたい人は革靴風スニーカーを買いますかね?
よく言えば「イイトコ取り」「ハイブリット」ですが、悪く言えば「中途半端」ですよね。お値段も 36,300円 と中途半端‥かな。三陽山長としたら安価ですが、決して安くはないですし、そのぶん革靴として見た場合のクオリティは期待薄ですよね。
どう思います?
革靴は厳しいのか?
厳しい‥のかな。
日本のブランドは厳しそうですよね。
でも海外の有名ブランドには関係なさそうな気がします。
SNSを見ていても革靴って「ブランド名」で語られてますよね。
ステータス、憧れ、そういうものは否定しません。
ただ、例えば以下の2つを比較するとどうでしょうか?
- Alden(オールデン)のコードバン靴
- 宮城興業でホーウィンのコードバンを使ってパターンオーダーした靴
高いのはAlden(オールデン)、履き心地がいいのは宮城興業でしょう。
もちろんAldenのパターンが足にめちゃくちゃ合っているという例外は除きます。
常に品切れ状態のAldenは何が良いのって「ブランド」ですよね。
結局のところ必要性が低下した革靴を売るために必要なのは「ブランド」です。またはブランド大好きな日本人の考えを変えていくしかない。
だからスニーカーに寄せてもダメだと思うんですよね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は三陽山長さんの新作ドレススニーカーを紹介しました。
価格も含めて個人的には微妙だなと思います。需要がある層がわからないので。
皆様はどう思われますか?魅力を感じますか?
スニーカーはスニーカー、革靴は革靴。
それぞれ良いところがあると思うんですよね。
革靴も履き込めば素晴らしい履き心地になると思うのですが。
今回は以上です。ありがとうございました。