今回は機械式時計をオーバーホールに出す目安、頻度について。あくまで素人の体験談なので、最終的にはご自身で結論を出していただきたいのですが、参考程度にしてもらえれば。
時計は好きだ。
でもオーバーホールはお金もかかるし出来るだけ出したくない。
これが一般的な時計好きではないでしょうか。
だってオーバーホールって高いんですよ。ごく普通の3針時計でも高いのに、クロノグラフとかついてたら1.5倍くらい高くなります。
機械式時計は一生モノだと言われますが、これには小さい文字で注釈が必要。
機械式時計は一生モノ※
※一生使うためにはメンテナンスが必要です
ということです。
じゃあいつ出せばいいのでしょうか。
実体験と聞いた話を書きますが、同じことをして失敗しても責任は取りませんのでご注意を。
オーバーホールって何?
分解清掃のことです。
つまり時計を一度分解して、パーツを洗ったり油を挿したり調整したりすることです。
だから高額になります。当然パーツが劣化していれば交換するのでもっと高額に。
一般的には3年~4年に1度オーバーホールをした方がよいと言われています。
写真のZENITHの場合、正規でオーバーホールをお願いすると65,000円くらいしたと思います。
3年~4年に1度オーバーホールって高いですよね。
10年で3回出したら約20万円のオーバーホール代となります。
オーバーホールに出す目安をどう考えるか。
まず間違いないのは3年~4年に1回(メーカーによって違う)、オーバーホールに出すことでしょう。オーバーホールに出してマイナスになることはない。
じゃあ斉藤さん。はどうするか?
基本出さない。
実は昔は出そうと思っていたんです。5年に1回くらいの頻度で。
出さないでいいと思った理由は、親父のオメガを譲ってもらったことに起因するのですが、うちの親父は時計に興味が全くない人間です。当然オメガは一度もオーバーホールをしていません。だいたい17、8年くらい。
そこで譲ってもらったときにオーバーホールをお願いしたんです。
その時にいろいろ傷んではいたものの、オーバーホール代は75,000円で済みました。
もちろんこれは運が良かった例かもしれません。
そのため15年に1回出せばいいか、止まったら出せばいいかくらいに考えています。
次に友人の話になりますが、IWCの時計が20年間オーバーホールしなかったら止まったと。そりゃそうだって話しなのですが、その時のオーバーホール代が130,000円だったとのことです。
3~4年に1度オーバーホールに出すべきか。
もちろん出した方がいいでしょう。メンテをしなければ傷んでくるし、時計の精度も下がると思います。
しかし斉藤さん。のように精度に興味がない人間にとっては、3~4年という単位でオーバーホールに出すメリットが少ない。
壊れるという方もいるかもしれませんが、オーバーホールに出さないことで壊れるより、水没とか落とすとかして壊れる方が可能性として高いのではないかと。
ブログでは紹介していませんが、20年以上愛用している懐中時計は1度もオーバーホールしなくても動いています。
クオーツ時計のオーバーホールはどうする?
嫁様と付き合って最初のクリスマスに、エルメスのクリッパーをプレゼントしました。
そのクリッパーが動かなくなったのが17、8年後でした。
その時のオーバーホール代が25,000円くらいだったと思います。
クオーツ時計は電子回路が壊れたら終わりってイメージがありますが、交換できたり意外となんとかなるんだなと。人気があるエルメスだから部品があった可能性もありますし、運が良かっただけかもしれませんが。
ちなみにクオーツ時計のオーバーホールは7~8年に1回と言われています。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は機械式時計のオーバーホールについてでした。
斉藤さん。は基本的に出しませんが、真似をして壊れた!という苦情は聞きませんのであしからず。あくまで参考程度にしてください。
所有している時計のことを考えると、どう考えても3年~4年に1回のオーバーホールはやりすぎな気がするんですよね。素人の考えですが。
もちろんオーバーホールはした方がいいんですよ。そこは間違えないでくださいね。
なんか今回の記事は有識者に怒られそうですよね。
でもオーバーホールって調べるとPR記事らしきものや、修理店の記事が多いんですよ。それが嘘だとは思わないのですが、昔の人ってそんなに頻繁にオーバーホールしてないと思うんですよね。
そんなわけで一石を投じる意味で今回の記事を書いてみました。
今回は以上です。ありがとうございました。