1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

リングヂャケットにみるラグジュアリー路線について。

今回は「ラグジュアリー路線」について。好き嫌いではなく、良し悪しに主眼を置いて考えてみました。ラグジュアリー路線を突き進むリングヂャケット。皆さんはどう思われますか?

 

 

リングヂャケットは素晴らしいブランドだと思っています。

既成スーツのジャンルでは日本一、人によっては世界一かもしれません。

過去にはこんな記事も書きました。

スーツ好きがRING JACKET(リングヂャケット)の魅力を徹底解説! - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

 

そんなリングヂャケットがラグジュアリー路線に向かい始めたのが2020年の秋冬くらいから?

2022年現在ではベーシックラインの「RING JACKET」は大きく減って、高級ラインだった「RING JACKET MEISTER」の割合が多数を占めています。完全にラグジュアリー化しつつありますね。

 

今回はそんなラグジュアリー路線について考えてみました。

 

 

突き進むラグジュアリー路線。

 

今年も秋冬のコレクション冊子が贈られてきました。

相変わらずリングヂャケットらしい雰囲気で安心すると共に、価格については唸らせるものがありました。

ちなみに一番気になったのがRING JACKET Napoliのニットで、ミドルゲージで良さそうだなと思って価格をみたら 748,000円 でした。桁の間違いではなく、ヴィキューナー100%というね。これでこの価格は納得です。むしろ安いかもしれません。

 

冊子と共に送られてきた手紙にはこう書かれていました。

今シーズンはRING JACKETブランドとしてさらに確立すべく、ラグジュアリーな商品を中心にラインナップ致しました。

 

ラグジュアリー路線の「良し」について考える。

 

ラグジュアリーって何だ?

意味としては「贅沢」「豪華」とかそんな意味合いです。

 

ラグジュアリー路線に舵を切ったリングヂャケットは、今のところ成功しているのか失敗しているのかどちらなのか?

これは今のところ成功しているのではないかと。

 

リングヂャケットには以下の強みがあると考えています。

  • 他にない独自性がある(ハイクオリティの既成スーツを作れる)
  • 顧客のニーズにあまり左右されない(独自性があるため)

そして今やっているのがブランドのイメージ作りでしょう。ラグジュアリーブランドとしてのイメージを作り上げることが出来れば、今後はイメージで売れるようになるでしょう。

 

実際にカシミヤ×ヴィキューナのコートは 1,430,000円 という価格でありながら、サイズによっては売り切れとなっています。これは着々とラグジュアリー路線を進め、そして成功しつつある証左のように感じられます。

 

ラグジュアリー路線の「悪し」について考える。

 

それではラグジュアリー路線で悪いことはないのか?

そんなことはありません。

 

昔からリングヂャケットが好きだった人の中には離れる人もいるでしょう。

実際に斉藤さん。も一歩引いた目で見ています。

 

例えばこちらのジャケットは206ラインでオーダーした、生地も仕立ても最高峰もので、価格は36万円ほどでした。

RING JACKET 2018 秋冬オーダーフェアで注文してきた@後編 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

 

現在だとワンランク下のMEISTERラインの既成カシミヤ100%で価格は28万円台です。

昔を知っているからこそ一歩引いてしまう部分はどうしてもありますね。

 

あとこれは悪い点ではなく、懸念の部分ですね。

ちょっと急なラグジュアリー化に感じられます。昔は「洋服の青山」とコラボしてたり、近年でも「グローバルワーク」とコラボしています。

悪いことではないですが、ラグジュアリーブランドがやることか?といわれると首をひねるというか。洋服の青山は昔だからいいとしてグローバルワークは‥?

 

もう1つリングヂャケット=貝塚工場のイメージですが、大分でも作られていることは意外と知られていなかったりします。これは全く隠されてませんが知らない人は知らない。

結局、ラグジュアリー路線ってイメージ戦略でもあるので、このあたりのイメージに関わる部分って懸念材料なのかなと。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はリングヂャケットにみるラグジュアリー路線について思うことを書いてみました。

今のところ順調にみえるラグジュアリー路線。コロナ禍の中で上手くいっているように見えますが実際はどうなのでしょうか。

 

しかし時計ブランドもそうですが、最終的にはラグジュアリー路線にいくんですかね。ビジネスのやり方なので一概に良い悪いは言えませんが、消費者目線で見るとちょっと残念な気持ちもありますよね。

皆様はどう思われるでしょうか。是非コメント欄から教えてくださいね。

 

今回は以上です。ありがとうございました。