今回はちょっと真面目なお話し。なぜオールブラックの装いに否定的なのかを述べてみたいと思います。あくまで一個人の意見なので興味がある方だけご覧ください。
勘違いしていただきたくないのは斉藤さん。がブラックという色が好きだということ。
過去にはこんな記事も書いています。
2022年にチャレンジしたいカラーは「黒」!大人の黒を極める! - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
否定的なのは全身黒コーデことオールブラックの装い。
好きでやっている人もいると思いますし、そういう人に「やめろ!」という資格も権利もありません。そのためやり続けたいという人は続けても構いません。
あくまで斉藤さん。個人がなぜ否定的なのかを知りたい人はご覧ください。
オールブラックはクラシックでもモードでもない。
まずクラシックスタイルにおけるブラックは礼装時に使われる色です。
タキシード等の特別なシーンで着用するものに使われます。そのためブラックスーツというのはクラシックの範疇で着用する機会はほとんどありません。
さらにシャツやネクタイまでブラックにしたオールブラックに至っては、テレビやライブの衣装といった”舞台装置”以外にはまずないでしょう。もちろんクラシックスタイルとはかけ離れたものになります。
それではモードにおけるブラックはどうでしょうか。
モードは常に最先端でありファッション(流行)そのものです。流行の最先端がモードなのですが、現在モードでオールブラックの提案は少ないです。アメリカ版『ヴォーグ』の編集長も否定的。ただモードは常に変化するので、オールブラックが多くなることも未来的にはあるかもしれません。
じゃあ何故日本でオールブラックの人が常に一定数いるのか?
これは日本独自の”モード系”と呼ばれるモードと似て非なるものが存在しているからです。”モード系”とはモノトーンでコーディネートしたものでオールブラックもこの一種。一説によれば1980年代の「黒の衝撃」がもとになっているとか。
1980年代のモードが2023年現代に”モード系”として残っているといった感じでしょうか。
なぜオールブラックに否定的なのか?
一番大きな理由は人に威圧感を与えるから。そして威圧感を受ける=不快だから。
オールブラックって”舞台装置”の意味合いが強いと思うんですよね。テレビのタレントが、ライブやコンサートでアーティストがしていても何の問題もありません。
でもそれを外に持ち込むのは違和感がある。そういう舞台装置的な装いっていくらでもあると思うんです。
例えばレイザーラモンHGさんの装い。
これもオールブラックですが、おそらく中の人は私服でこんな装いをしませんよね。
でも斉藤さん。はこんな装いをした人(これより露出度が高い)を過去に2回見ました。1回は街中、2回目は電車の中で。
めちゃくちゃ不快でした。
20代前半の頃にコスプレイヤーの女性と飲んだことがあります。
当時と今ではコスプレイヤーの認知度って全然違うのですが、その際に聞いたのは「レイヤーとしてコスプレをする場所はしっかり選ばないとダメなんです。街中でコスプレをして歩くなんて論外。そんなことをしては全てのコスプレイヤーに迷惑をかけてしまう」ということ。
当時若干偏見を持っていた斉藤さん。は恥ずかしく思ったものです。
ただこの女性、深夜に衣装を完成させた際にとんでもなくテンションがあがって、着たままコンビニにいったそうです。そのことを飲みながら「本当に後悔している」とも語っていました(笑)
話しが逸れました。つまりオールブラックが嫌いな理由は2つ。
- 人に威圧感を与えるから
- コスプレを見せつけられてる気がするから
別にブラックを否定しているわけではない。
オールブラックを否定する=ブラックの否定
こんなバカな拡大解釈をする人って結構いるんですよ。
そこはハッキリと否定しておきます。当ブログでもブラックスーツは遊び着として優秀だと何度も書いていますし、ブラックは分量を考えて使えばとても良い色だと思っています。
ミラノに行った時にもブラックを使った装いをしている人は一杯いました。めちゃくちゃ多かった。でもオールブラックは本当にいなかった。
結局のところ使い方だということです。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はオールブラックに否定的な理由を記事にしてみました。
正直、こういう否定的な記事ってブログにとってマイナスにしかなりません。なので書かない方がいいのですが‥イタリアにいったときに考えさせられたことの1つなんですよね。
そのため今回改めて言語化‥というか記事にさせていただきました。
「うんうん、そうだよね」という方、「なんだとー」っと思う方。
それぞれいると思いますが、これはあくまで斉藤さん。個人の考えです。この記事をご覧になって皆様がどう思われるかわかりませんが、一個人の考えが参考になれば幸いです。
今回は以上です。ありがとうございました。