春夏の生地といえばリネン、そしてモヘア。今回はモヘアについて取り上げたいと思います。大丈夫、面倒くさいことは書きません。ただモヘアの魅力が伝われば。皆様のワードローブに1着どうぞ。
当ブログをご覧の皆様は斉藤さん。がモヘア好きなことをご存じでしょう。
現在では「トニック」のスーツが2着、そして「スーパーブリオ」のスーツが1着。いずれも素晴らしいスーツでお気に入り。
なんでお前はそんなにモヘアが好きなんだい、と。
モヘアの魅力について語っていきましょう。そして読者の方もモヘア好きにしましょう。購買意欲をくすぐりましょう。
読者の方がこれを読んで少しでも興味を惹かれるといいなぁ。
服仲間がオーダーしたモヘアがカッコいい。
どうでしょう。めっちゃ良いですよね。
このスーツはサークルメンバー数人でDORSOに伺った際に、メンバーの1人がオーダーしたもの。色としてはブルーグレーのような色味。
この写真はモヘアの良さが良く出ているなと。
モヘアって写真撮るのが難しいんですよ。色が上手く写真に出ないというか、人の目とは違う色味に写ってしまう。上の写真はグレー色が強く、下の写真はネイビー色が強いですよね。光の加減でも全然違う表情を見せてくれます。
この写真はその表情の違いが感じられていいなと。
あとはやっぱりこのトラウザーズのクリース。
モヘア混の生地は独特のハリとコシがあってクリースが凄く綺麗に入ります。ストンと落ちる感じで。そしてなかなかクリースが落ちない。雨でも降られない限りはワンシーズン落ちないなんてこともあります。
モヘアの光沢を味わうがよい。
まずはグレー。色としてはミディアムグレーかそれよりも少し暗めか。
上のInstagramのめくっていただくと表情の違いが伝わるかと思います。光の当たり具合で全然違う顔を見せてくれます。
何よりこの光沢感。絹とも違う独特の光沢感が美しい。
これはモヘアじゃないと味わえないんですよ。他にも高級な生地は沢山ありますが、モヘアにはモヘアにしかない魅力があります。
続いてブラウン。ベージュのような柔らかいブラウンです。
上で紹介したグレーもこちらのブラウンも生地はドーメル社のヴィンテージ「トニック」となります。
ブラウンの光沢感もいいですよね。グレーよりも好き嫌いは分かれると思いますが、個人的には甲乙つけがたい。ヴィンテージで残っていたくらいなのであまり人気はないのだと思います。人を選ぶ生地だからこそ愛着が沸く部分もあります。
ウールとは違う固くシャリ感のある生地でシワになりにくいのも好きなところ。
夏に着たければ‥。
春夏の生地ではありますが、日本の夏はおかしいのでちょっと難しい。
斉藤さん。が所有している「トニック」はかなりしっかりした生地で、3月くらいから着られるものの真夏には暑くて着られません。そのため春”秋”といった感じ。
夏に着たいのであればもっと軽いものがいいですね。
斉藤さん。が今季仕立てようと思っているスーパーブリオもそんな生地です。今度お願いしに行くのでオーダー編から記事にしていきたいと思います。
夏用にオーダーしたスーパーブリオのスーツ。
トニックもそうですがご覧のように光の加減で全然違う表情になります。特に室内と外ではだいぶ違いますね。
そしてトニックとの大きな違いは軽快さ。スーパーブリオはトニックよりもだいぶ軽量ですのでこれぞ春夏のモヘア生地って感じです。
軽量だからといって耐久性が低そうかといえばそんなことはなく、めちゃくちゃしっかりした生地となっています。なんならトニックよりも硬いかもしれません。
そういう意味では着心地がいいかといわれると‥って感じですね。このじゃじゃ馬感も好きだったりします。10年後20年後はどうなるのか、楽しみです。
合わせて読みたい。
好きになるシリーズ。
これを読んだらきっとリネンが好きになる。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
これを読んだらきっとツイードが好きになる。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
これを読んだらきっとフランネルが好きになる。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はモヘアという生地について魅力を伝えるための記事でした。
あまり専門的なことは書きません。そもそも必要もないと思うので。モヘアとはアンゴラ山羊のホニャララで~みたいな情報は探せば一杯あります。当ブログでやる必要がないと思いますので何が好きなのかを書きました。
少しでもモヘアという生地に興味を持っていただければ幸いです。
シワを楽しむリネンとは真逆のベクトルにある生地で、この違いを楽しむのが服好きにとって最高の贅沢でもあると思うんですよね。
今回は以上です。ありがとうございました。