一生縁がないであろう『ミニマリスト』という言葉。でもふっと思うことがある。もしミニマリストになるとしたら何を残すのだろう。今回はスーツやジャケット、靴などどれを残すのか考えてみた。
勘違いしないでいただきたい。
ミニマリストになる気は全くありません。服が好きな人間にとってそれは無理なこと。ただ、削ぎ落した中で何を残すのか?という妄想は結構楽しい。
年間被服費が200万にも上る人間が何を自分のワードローブに残すのか?
気になりませんか?
スーツ、ジャケット、靴、シャツやニット、そして時計‥いろいろありますが削ぎ落してみます。そのためクオリティではなく、必要性で考える必要があります。
どんなアイテムが必要なのでしょうか。
そもそもいくつにするのがミニマリスト?
ミニマリストって言葉は結構曖昧な気がします。
調べても良くわからなかったので勝手に以下の数とします。
- スーツ:7着(春夏4着・秋冬3着)
- ジャケット:3着
- 靴:7足(1日1足計算)
- アウター:2着
- シャツ7枚(1日1枚計算)
- ニット4枚
- 時計2個
スーツの7着は良く言われる着数ですよね。
ジャケットは春夏秋冬問わず3着まで、靴は革靴とスニーカーを含めて。革靴は1日履くと5日は間隔をあけた方がいいと言われているので、スニーカーも考えると7足くらいは必要でしょう。
シャツもドレスシャツ、カジュアルシャツの合計で7枚とします。ビジネスを考えるとドレスシャツは5枚は必要ですよね。
ニットは形状問わず合計で4枚、時計もドレスウォッチ、カジュアルウォッチ問わず合計2個まで。
どうですかね。ミニマリストとしては多いのかな?ちょっとわかりませんが、ビジネスも考えると多くはないと思うんですが。
スーツ7着何を選ぶ?
まずは春夏の4着を考えました。
こんな感じです。
まず最初に考えたのがミディアムグレーのスーツ。RING JACKET206のトニックもいいのですが、生地がCOLのブラウンと被るのでDORSOのモヘア混を選びました。
あとはもちろんリネンですよね。リネンも何着か持っていますが、1着に絞るとすればやはり生成りかな。ちょっと気障な感じはしますが、バカンスにも使えるし上下別で使うこともできますから。
ブラウンのコードレーンは遊び心。これも大事。
全体的にちょっとビジネス感が乏しいチョイスになっていますが、近年無理してスーツを着る必要もないのでこんな残し方になりました。ここは職種によるでしょうね。
次に秋冬の3着です。
選ぶのが難しい。
まずはグレーのスーツは絶対に1着は必要。DORSOのサキソニーとリヴェラーノのフランネル。あとは好きなブラウンからAkamineRoyalLineを選びました。この色味が最高なんですよね。他にも残したいものはありますが‥削ぎ落すとこうなります。
ジャケット3着何を選ぶ?
スーツ以上に熾烈なジャケット編。
春夏秋冬の合計で3着なのでもうこれしかないって感じです。
意外かもしれませんが3着まで絞るとこうなりました。
スーツにネイビーを入れなかった分、ジャケットに入れました。BrooksBrothersよりも高額なジャケットの方が多いのですが、残すとなるとブレザーはやっぱり強い。夏用のブレザーもありますが少なくまとめると通年になりますね。
秋冬といえばツイードのジャケットも必要だし、カシミヤだって必要。RING JACKET206のネイビージャケットはダブルというのも強い。
靴7足何を選ぶ?
靴も難しいですよね。ビジネスとカジュアルの違い、装いによっても履きたい靴は変わってきますから。7足ならこうなります。
- Gozovationのビスポークシューズ(ブラウンプレーントゥ)
- Gozovationのビスポークシューズ(ボタンブーツ)
- Gozovationのビスポークシューズ(シングルモンクストラップ)
- 神匠のブラックストレートチップ
- Aldenのタッセルローファー
- CONVERSEの白スニーカー
- CONVERSEのオールスターヘンプ
これもめちゃくちゃ悩んだ。上の4つは当確というか、悩むことがありませんでした。その下のAldenのタッセルローファーは、Loake(ローク)のコンビシューズと悩みましたが、汎用性の高さでタッセルローファーをチョイス。
白スニーカーも悩みませんでしたが、オールスターヘンプは42ND ROYALのグルカサンダルとどちらにするか悩みました。今でも悩むところですが、未来を考えるとグルカサンダルよりも、オールスターヘンプの方が履きそうな気がします。
何となくなんですけどね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は2023年現在の「もしミニマリストになるなら何を残す」をテーマにしてみました。前編なので近いうちに後編もやります。興味がある方はそちらもどうぞ。
意外と値段とかクオリティだけでは選ばないものですね。
もちろん値段やクオリティも重要なんですが、それ以上に装いの幅を意識しないとつまらない日々になってしまう。今回選んだものであれば最小限でも楽しく過ごせるかなと。
結構面白かったので、この記事をご覧になった皆様も是非試して見てください。あれもこれも枠に入らない!ってなりますので(笑)
そして「やっぱりミニマリストは無理だな」ってなるところまでがセットです。
今回は以上です。ありがとうございました。