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革靴の洗い方を徹底解説!使う洗剤や手順について。

今回は革靴の洗い方について徹底的に解説させていただきます。カビてしまった靴も元通り!しかも靴のクリーニングに出すより低コスト。興味がある方はご覧ください。

 

革靴の洗い方について、使用する洗剤や道具、手順についてまとめました。

このやり方で何度もやっているので信用していただいて大丈夫です。

 

近年では革靴を洗ってくれるサービスも増えましたが、実際のところ自身で洗った方がコストもかからず、そして綺麗になることも。

何より自分の目で細かいところを確認できるのが大きい。これは経験談ですが、お店に任せた場合に「これ本当に洗ったの?」ということがありました。

 

もちろん嘘はついていないと思いますが、1点1点手洗いしているわけではないのかもしれません。お店にもよると思いますので細かいところは不明ですが、この不明がないのが自分でやることのメリットだと思います。

 

 

丸洗い前!雨に濡れた靴がこんなことに…

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白くカビてしまっているのがわかりますでしょうか。

これは雨に濡れたことによるものです。靴箱に収納するときに拭いたんですがダメだったようですね。ちなみに上記の写真は要らない布で拭いた後で拭く前はもっと白くなってました。

 

気を付けていてもこうなってしまうことはあります。

それではどうしますか?捨ててしまう?カビを除去するスプレー使って拭いてからクリーム塗ってごまかす?

 

斉藤さん。のおススメは「洗ってしまう」です。

 

安い靴なら捨てるのもいいと思いますが、何万円もする靴を捨てるのはもったいないですよね。靴のクリーニングなんかもありますが結構お高い。

だったら自分で洗ってしまいましょう。

 

革靴を洗うのに必要なアイテムはこれだ!

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今回必要となるアイテムは以下の3つです。  

今回の主役です。これで靴を丸洗いします。洗剤のように泡立つので非常に洗いやすいのが特徴です。必ずしもこの洗剤である必要はないと思います。似たような商品もあるので革用の洗剤を使いましょう。

 

続いてこちらのリムーバーです。これは靴を洗う前の汚れ落とし&不要な靴クリーム落としに使用します。

 

もう一つ洗うためのスポンジが必要ですが、これは柔らかければなんでもいいです。斉藤さん。は100均で購入しています。今回は赤ちゃんを洗う用のスポンジを使用しました。 

 

いちおう例としてこんな感じってのをあげます。普通のキッチンスポンジでも優しく磨けばいけるかも?ですが基本的には柔らかいジをおススメします。

 

実際に洗う時の手順。

手順としては以下になります。

  1. リムーバーで汚れを落とす
  2. ソール部分を簡単に洗う
  3. 水に漬け込む
  4. レクソルレザークリーナーで洗う
  5. 流水で濯ぎ
  6. 乾燥

1. リムーバーで汚れを落とす

写真は残していませんが靴を磨くときと同様に指に布を巻き付けてリムーバーを少量付けてください。後は伸ばして磨くだけです。ここは結構適当でいいです。どうせ洗っちゃうので。
 

2. ソール部分を簡単に洗う

これも写真はないですが簡単に洗い流せばいいです。どうせ丸洗いするので
ザっとやって汚れを落としてください。ここも適当でいいです。
 

3. 水に漬け込む

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こんな感じです。斉藤さん。は洗面台でやっちゃいます。
恐いかもしれませんが大丈夫です。しっかり水に漬け込むことで水染みを落とすことができます。
 

4. レクソルレザークリーナーで洗う

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さぁ丸洗いです。スポンジにレクソルレザークリーナーを適当に付けて泡だらけにしてしまってください。どうせ水に漬け込んでしまっているのですから気にせず泡だらけにしちゃいましょう。このときにキッチンスポンジとか固いスポンジを使用している場合は「優しく」を心がけてください。

インソールの汚れも落とせるので中もしっかり洗ってくださいね。

 

5. 流水で濯ぎ

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はい。あとは流水で濯いでください。特にコツとかはないです。

泡の残りがないようにちゃんと濯いでください。

 

6. 乾燥

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最後に乾燥です。斉藤さん。は乾燥機の前に置いていますが普通に陰干しで乾かせばよいです。乾かす際に靴の中に新聞紙とかいらないタオルとかを詰めておくと良いです。

1時間くらいたったら詰めたものを交換して計2時間くらいやってください。その後はそのまま1日くらい乾かしてからシューキーパーを入れてしまいましょう。

陰干しはだいたい3日くらい、乾燥機の前に置くなら1日~2日くらいです。

 

乾燥が終わった状態。

 

冒頭の洗う前の状態と比較してもらうとわかると思いますが、ご覧のように水染みやカビがなくなっています。革が白いところは傷で色落ちしているところになります。

コバは洗ったことで色落ちしてしまっています。これは後で捕色すれば問題ありません。傷についても同様で、靴クリームを塗ることで補色します。

 

ちなみに革はビックリするくらいカサカサになります。

完全に栄養が抜けきった状態。乾燥肌の人の風呂上がりのように。

 

丸洗い後のメンテナンス。

それではカサカサで、完全に栄養不足になった革靴に栄養を与えます。これで完全復活しますのでご覧ください。

 

栄養クリームをたっぷりと注入

 

使用するのはこちらの栄養クリーム。 「ベタッ」っとなるくらい注入してあげてください。カサカサの革がみるみる飲み込んでくれます。満遍なく塗り込んだらブラッシングしてください。

 

補色できる靴クリームで補色+栄養追加

 

続いて靴クリームで補色と栄養を追加します。

ただ最近だと上で紹介したコロニルのシュプリームにブラック等の色があるので、面倒な場合はそれだけでもいいと思います。

 

布で余分な靴クリームを拭き取る

布は使わなくなったTシャツを裁断すればいいです。Tシャツ1枚裁断すればかなりの布をゲットできるのでおススメです。裁断した布を適当に指に巻いて靴を拭いてください。このときに布に付かなくなるくらい拭くとかは不要です。薄っすら付くくらいと覚えておいてください。

 

コバインキでコバを補色する

 

洗ったことでコバが色落ちしたのでコバインキで補色します。

これも最近ではペンタイプのものもあるので、そういった使いやすいものを使ってもいいと思います。

 

完全復活した革靴をご覧ください。

 

いかがでしょうか。完全復活といって差し支えないと思います。

最初の洗う前、そして乾燥した後の画像と見比べると全然違うのがわかると思います。

革靴を水洗いしても問題ないことが伝わったでしょうか。昔靴磨き職人の方と会話した中で、「水は問題ない、水染みが出来るのは水以外の何かが混ざっているから」と言われました。

 

もっとも水洗いしないで済むならその方がいいと思います。手間も時間もかかりますからね。とはいえ「革靴を洗える」ということを覚えておいて損はないですよね。

 

まとめ。

丸洗いによって完全復活した革靴

 

いかがだったでしょうか。

今回は革靴を実際に丸洗いをしつつ、使用する洗剤や道具、手順をご紹介しました。

急な雨や梅雨時期にカビがといった問題は気を付けていても起こりえますので、そういうときにこの記事が参考になれば幸いです。

 

最初は怖いと思いますが、1回やれば問題ないことがわかると思います。

ただパティーヌされた靴は洗うと色落ちするのでおすすめしません。あと革でいえばコードバンもおすすめはしません。ご注意ください。

疑問点等があればコメント欄に書いていただければできるだけお答えしたいと思います。お気軽にどうぞ。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。