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RING JACKET Napoliの”オーダー”シャツをレビュー!

今回はRING JACKET Napoliでオーダーしたシャツをレビューします。既成のシャツとどちらがいいのか?興味がある方は是非ご覧ください。

 

シャツもいろいろ着てきました。だいたい20着を基準に増減していますが、多いのが「BrooksBrothers」と、「RING JACKET Napoli」全く違う、真逆の方向性のシャツですがそれぞれ良いところがあります。

 

RING JACKET Napoliはやはり手縫いならではの柔らかい雰囲気でしょう。

そんなRING JACKET Napoliのシャツは、既成も素晴らしいのですがオーダーになるともっと良くなるのでしょうか?

 

ちなみに既成のシャツのレビューはこちらをご覧ください。

www.1978.tokyo

 

 

オーダーの流れ。

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リングヂャケットでは定期的にオーダーフェアが行われます。

基本は予約制なのですが、このシャツをオーダーした当時は忙しくて予約も出来ず、たまたま平日時間が取れてお店に伺ったら飛び入りでオーダー出来ました。

既成のシャツを購入しようと思っていたのですが、それならば、ということでオーダーしました。

採寸

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RING JACKET Napoliのオーダーはビスポークではなくパターンオーダー。

既成のシャツを試着させてもらって採寸します。

正直なところ、あんまりカスタマイズする箇所がありませんでした。それくらい試着したシャツがフィットしていたということですね。

結果、カスタマイズしたのは以下の3点です。

  • 身幅をもう少し細めに
  • ダーツはなし(その上で体に合うように絞る)
  • 着丈をもう少し長めに

 

ちなみに試着したシャツの着心地が良かったのでこちらも購入しています。冒頭で紹介したのはこのシャツのレビュー記事ですね。

 

生地&ディティール選び

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襟はクレリックでセミワイドカラーにしました。斉藤さん。はクレリックシャツが好きで、さらにストライプも好き。あまりイタリア感はないかもしれませんね。

 

生地は120番手のものを選びました。もっと高番手のものもありますが、ビジネスでガンガン使用できる生地というのを考えると120番手くらいでちょうどいいかなと。これ以上高番手だと耐久性が気になりますからね。

そんなわけで選んだのが写真の5番。濃いブルーのストライプ。

 

あとRING JACKET Napoliの襟はセミワイドでもかなり開きが大きいと思います。

 

RING JACKET Napoliの”オーダー”シャツをレビュー!

 

大好きなクレリック&ストライプのシャツです。襟はセミワイドでオーダーしていますが、これ本当にセミワイドなのかと疑うくらい襟の開きが大きいです。

ネイビー×ホワイトのストライプが鮮烈で個人的には狙い通りですが、好き嫌いはわかれるかもしれません。実際使いやすいかと聞かれると‥微妙です(笑)

 

ちなみにオーダーシャツは12工程が手縫いとなっております。まぁここはあまり気にする必要がないというか、9工程と12工程で違いはわかりません。実際に以下の通り探してみましたが9箇所すらわかりませんでした。そう考えると気分ですね。

 

手縫い箇所① ボタンホール

 

神は細部に宿る。

 

手縫いシャツの定番ですが、100%デザインの部分であって着心地に影響は全くないし、ボタンホールが手縫いだから良いシャツということもありません。

ただし、こういう細かいところの積み重ねが全体の雰囲気を作ります。

 

手縫い箇所② 前立て

 

この不揃いで適当な縫い目、これぞ手縫いの味。

いや、ふざけているわけではなく、割と真面目にそう思っています。手縫いってこういうことです。手縫いのシャツは素晴らしいと思いますが、同じようにマシンメイドも素晴らしい。方向性の違いを楽しむのがいいと思います。

 

手縫い箇所③ 袖付け

 

内側をミシンで袖付けして折り返し部分を手縫いでまつり縫いしています。

南イタリアっぽいマニカ(袖)カミーチャ(シャツ)です。

 

手縫い個所④ サイドガゼット

 

見えない分、ボタンホールよりも意味のないマニアックポイントである手縫いガゼット。ここら辺とかは完全に気持ちの問題というか趣味嗜好の問題です。

 

手縫い個所⑤ 背中&肩

 

背中と肩回りも手縫い。

何度も述べるようですが、手縫いのシャツは雰囲気を楽しむものです。こういう細かいところを手縫いにすることで全体の雰囲気が柔らかくなります。

 

サイズ感と着用感について。

 

オーダーシャツなのでサイズ感も何もないのですが、ノータイで着るとこんな感じになります。気になった点は以下の通り。

  • 第2ボタンから第3ボタンまでの感覚が長い。そのせいで第2ボタンを開けると胸元が開きすぎるので困る。
  • カフに着用時計が収まるようにお願いしたはずが収まらない。

1点目はあるあるですよね。オーダー時に指定しないとダメだった。

2点目は結構どうでもいいというか、時計もいろいろ持っているのでどれか1個に合わせても他に合いませんからね。

 

良かったことの一番は着丈を長くしたことでトラウザーズからはみ出ることがなくなったこと。あと身幅を変更したことにより、既成よりもジャストフィットになった。

着心地は規制と変わりません。そもそも既成の時点で文句がなかったんで当たり前といえば当たり前の話しですね。

 

オーダーシャツの着こなし紹介。

 

あまりいい写真が見つかりませんでした。

ただ実際タイドアップスタイルはあまりしません。理由としてはクレリックで襟の開きが大きいこと。ネクタイを締めたときに余白を感じてしまうんですよね。

それを味と考えることも出来なくはないのですが、最近はタイドアップするならレギュラーカラーの方にハマっていることもあって頻度は少ないです。

 

記事を書きながらボタンの位置を調整して、第2ボタンの位置をあげれば良い感じになるかもと思いました。つまり第2ボタンは開けずに襟の開きを大きくする。いいかもしれません。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はRING JACKET Napoliでオーダーしたシャツをご紹介しました。

良いところもありますが、着心地に大きな違いはないというのが結論です。

既成のシャツで十分な着心地が得られている、そして生地やディティールに満足しているのであれば無理してオーダーする必要はないと思います。

 

ちなみに気になる(?)お値段は 57,240円(税込)となっておりました。あくまで当時のお値段なので今は変更になっている可能性があります。

価格差を考えたときにオーダーする意味があるかは、生地やディティールを選ぶことに価値を感じるかどうかがポイントだと思います。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。