今回は廃盤になってしまったHERMES(エルメス)のクリッパーをご紹介。20年も愛用しているので懐かしい思い出が詰まった時計。興味がある方はご覧ください。
時計の良いところの1つは長く愛用できるところ。
使っていけば傷も付くし、いろいろ不具合も出てきますがそれも味。今の時代に時計は必ずしも必要なものではありませんが、値段の多寡にかかわらず気にいった時計は人生を豊かにしてくれると思います。
実際に斉藤さん。が愛用している時計には安いものから高いものまでありますが、どれも大事な1本になっています。
今回紹介するクリッパーは、嫁様からもらった1本で一番長く愛用しています。
さすがエルメスと言うべきか、未だにノーメンテで動いているのは凄いぞと。まぁ妻に贈ったクリッパーは動かなくなったので運がいいだけだと思いますが。
HERMES(エルメス) クリッパーの紹介はコチラ。
ブランド紹介はHERMES(エルメス)には不要でしょう。世界一有名なラグジュアリーブランドと言っても過言ではありませんから。斉藤さん。が所有したことのあるエルメスのアイテムは後にも先にもこれだけです。
エルメスと言えば鞄が有名で特に『革』は最高の革は全てエルメスに集まるとまで言われています。昔ジョンロブのインタビューで「ジョンロブは2級品の革しか使えない。何故なら1級品は全てエルメスが持っていくからだ」みたいなことを言っていて衝撃を受けたのを覚えています。
さて、時計ですがデイト付きのシンプルなクオーツの3針時計です。
サイズも36㎜くらいなので日本人の腕に良く合うというか収まりが良いですね。デカ厚ブームも過ぎ去りましたが、36㎜というサイズはトレンドに左右されない「ちょうど良い」サイズ感だと思います。
インデックスの好みは人によると思いますが、個人的にはアラビアインデックスが一番好きなのかもしれません。次点でバーインデックス。あまり意識していないつもりですが、選ぶ時計はこの2つばかり。特に多いのがアラビアインデックス。好きなのでしょう。
特徴① ベゼル
時計の特徴としてはまずベゼルのビス。
文字盤の周り、ベゼルに6本のビスがあるのがわかりますでしょうか。
「クリッパー(Clipper)」は19世紀の帆船の名前が由来なのですが、このビスは帆船の窓をイメージしているとのこと。
ベゼルのビスと言えばオーデマ・ピゲのロイヤルオークが有名ですが、ロイヤルオークのビスは8本なのでちょっと違います。ただ、どちらも船の窓をイメージしているという意味では同じ。
特徴② ベルト
クリッパーの特徴、まぁステンレスベルト限定になりますがこのエルメス―HERMES―の頭文字“H”が連なったベルトが大きな特徴となっています。
ブランドロゴが前面に出るのってあんまり好きじゃないんですが、これは上手いなと思います。腕に付けていると目立たないというか、ほとんど気づかれたことがないですね。極稀に気が付く人がいて「素敵ですね」なんて褒められることもありますが。
クリッパーの思い出。
嫁様と付き合ったのが22歳の頃。その年のクリスマスプレゼントにレディースのクリッパーを贈りました。付き合って1年目に贈るモノじゃないとは思うのですが、当時欲しいものを聞いたら「時計」と言われてお互いに時計を交換することにしたんです。
色々と好みを聞いて平日の夜、休日は朝から晩まで探し回ったことを覚えています。そこで発見したのがクリッパーだったのですが、22歳の若者にはちょっと厳しいお値段ですよ。とはいえ他に好みの全てを満たすものが見当たらない。
これはもう仕方がない、買うぞ、と決めたのがクリスマスイブ前日の12/23だったんです。もう会う前日ですから本当にギリギリ。
それから数年して結婚することになったんですが、結婚して1年目のクリスマスプレゼントに貰ったのが今回紹介した「クリッパー」です。
なので「クリッパー」という時計は思い出深い時計なんですよね。
着用するとこんな感じ。
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スーツだけでなくカジュアルなコーディネートにもよく使う時計。
Instagramを漁っていただければいろいろ出てくると思います。やはりこのほどほどのサイズ感がいいですね。時計はコーディネートに与える影響が小さいアイテムですが、やはりあると無しでは違います。最近時計を意図的にしないコーディネートを試しますがやはりある方がいい。
これ見よがしに見せつけるのはアレですが、さりげなくチラ見せした時に目を引くのが時計ですね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は20年愛用するエルメスの「クリッパー」をご紹介しました。
20年一度もオーバーホールをしていないんですが、不思議と問題なく動いてくれています。クオーツ時計なんで動かなくなったら持っていけば良いかなと。そういう意味では扱いが楽なのがクオーツ時計の良いところ。
あと、ベルトの留め具が緩んできているのでこの辺は直したいと思いつつ、オーバーホールと一緒でいいかと放置中。
他にもあって例えばインデックスは夜行仕様でしたが、今では当然そんなことはなく普通にホワイトのインデックスに。長く使えばいろいろありますがそれも味なのだと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。