今回はHERZのハンドメイド革鞄をご紹介。質実剛健でとてもしっかりとした鞄。しかし鞄の良さと自分が求めているものが違うと‥?興味がある方はご覧ください。
鞄はレザー派です。ナイロンやキャンバスも所有していますがほとんどレザー。
圧倒的な耐久性と経年変化していくところに惹かれます。もちろん今回紹介するHERZ(ヘルツ)の鞄もレザー。購入したのは15年くらい前になります。
丈夫でまだまだ使えますが使用頻度は控えめとなっており、そこにはクオリティとは別のところに問題があるからです。鞄を選ぶうえで大事なポイントでもあるので本文をご覧ください。
HERZ(ヘルツ)ってどんなブランド?
1973年に創業した日本国内に工房・店舗を構える革鞄工房。
注文されてから一つ一つ作られるため時間がかかるものの、1人の職人が最初から最後まで丁寧に作ります。手間暇をかけて作る鞄ですが良心的な価格で、かつ頑丈で飽きの来ないシンプルなデザインの鞄を作っているメーカーです。
総かぶせ・横型2wayビジネスバッグをレビュー。
当時使っていたナイロン鞄がヘタって「やっぱナイロンはダメだコスパが悪い、革鞄にしよう」ということで購入したのがこちらの鞄。「総かぶせ」と言われるタイプのビジネスバッグで、カラーはグリーンとなります。
このグリーンは好みがわかれるとことだと思いますが、斉藤さん。はこのグリーンの経年変化後の写真を見て惚れ込んで購入しました。15年経ってだいぶ良い色になってきたものの、使い込み具合が足りていないですね。
受注生産のためかサイズがいろいろ選べたのですが、購入したのはLサイズだったと思います。A4サイズがしっかりと収納できるサイズ感。2㎏以上あるため重いのが難点です。
斉藤さん。は使っていませんが、ショルダーストラップが付属しているので肩掛けにすることもできます。「手提げ」と「肩がけ」での2wayですね。
中はこんな感じになっています。マチも十分、ジップのついた収納スペースがあるため大切な書類はこちらに収納することが可能です。
前面にペン差しとポケットが2つあります。
ポケットには電子機器や財布、いろいろ入れられると思いますが後述する理由であまり使っていません。あとペン差しは差し込むペンのクリップで留めないと落とす可能性があるのでご注意ください。
背面にもジップ付きのポケットがあります。これは便利なのですが薄いものしか入れられません。
使用頻度が低い理由と鞄選びのポイント。
鞄のクオリティは素晴らしいものの使用頻度が低い理由。
1つ目は上の写真のような「総かぶせ」によるもの。上の写真をご覧いただければわかると思いますが、鞄を開ける際に前方にスペースが必要となります。このスペースが必要というポイントが東京でビジネスマンをやる上で使い難かった。特に通勤電車ではこのスペースがありません。
鞄を開けたところにあるポケットが使い難いのもこれが理由です。
2つ目は鞄の重量。
鞄単体で2㎏以上あるのはちょっと重い。収納スペースがあるためノートPCとか本とかいろいろ入れると4㎏~5㎏になることも。そのため収納スペースはあるけどあまりものを入れたくないと思うことに。
大きな問題は1点目の方で、しかも1点目は鞄の問題ではなく使用する側の問題です。デザインや好みで購入したが故に、自分が使用する環境や使い方をイメージできていなかった。
鞄を使った着こなしと今の使い方。
ビジネスバッグとしての利用を想定した鞄ですが、斉藤さん。が購入したグリーンというカラーは、ブラウンやブラックと違いあまりビジネス感がないと思います。
そのため最近の使い方としてはカジュアルな装に合わせて使っています。カジュアルなシーンであれば混雑した電車に乗ることもなく、「総かぶせ」によって開けるスペースがないということも起きない。
結局のところ鞄は使う人間がどう使うのかが大事ということですね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はHERZ(ヘルツ)のレザーバッグをご紹介しました。もともとビジネスでの使用を考えていましたが現在はカジュアルなシーンで活躍してくれています。
日々混雑している電車に乗るならトートバッグのように鞄上部が開いている鞄や、ブリーフケースであれば「総かぶせ」のような問題は起きません。鞄を選ぶときはデザインや色ではなく、実際に使用シーンを想定することが大事。是非参考にしていただければと思います。
経年変化して良い雰囲気になってきました。
購入当時から経年変化後を見越して購入したのでようやく良い感じになってきたなと。もう少し使い込めばさらに良い雰囲気になるでしょう。これからが楽しみです。
今回は以上です。ありがとうございました。