今回は化学繊維について。ポリエステルのような化学繊維は耐久性が高いと思われていませんか?実は必ずしもそうとはいえないので興味がある方はご覧ください。
前提として斉藤さん。は化学繊維が嫌いです。
とはいえ存在する以上は仕方がないし、絶対悪とまで忌み嫌っているわけではありません。あまり選びませんが、化学繊維でも欲しいと思えば買います。
嫌いな理由はいくつかあるのですが、耐久性が高いとはいえないのが理由の1つ。
化学繊維=耐久性が高いと思っている方も多いと思いますが、必ずしもそうではないので興味がある方はご覧ください。
化学繊維の耐久性は高くない!?
今回使うのは上で紹介したヘインズのモックネックロングTシャツ。同じブランドで化繊のものとコットン100%のものが販売されています。上の記事で比較していますので興味がある方はご覧ください。
さて、皆様にとって耐久性ってどういうものでしょうか。
穴が開くまで着る人は極少数でしょう。そのため考え方にはかなり個人差があると思います。斉藤さん。にとっては「見られて恥ずかしくない状態が続く期間」が耐久性。
化学繊維の耐久性が高いというのは、「状態を問わず着られる期間が長い」という意味になることがあります。ちょっとわかり難いと思いますので実例をご覧ください。
化学繊維とコットン100%を比較してみた。
いかがでしょうか。購入した時期は同じで、どちらも購入してから3~4回ほど洗濯機で洗った状態だとお考え下さい。
化学繊維の方が見るからに毛玉っぽいものが多数できています。毛羽立ちも酷い状態。見比べていただければお分かりいただけると思います。
前項で斉藤さん。にとって耐久性は「見られて恥ずかしくない状態が続く期間」と述べていますが、写真左の化学繊維の方はアウトな状態です。下着なので基本見られる想定はしてませんがそれでも恥ずかしい。
もちろん「状態を問わず着られる期間が長い」のが好ましいという人にとっては気にする必要はないかもしれません。ただ‥どうでしょうか。上で比較しているTシャツは安価なものではありますが、それでも化学繊維の方が少しだけ高い。そうしたときに納得いきますかね。
全部が全部こうなるわけではない。
化学繊維が絶対こうなるというわけではありません。ただ化学繊維、または化繊混紡で洗濯する機会が多いものは注意した方がいいでしょう。
ポリエステルやレーヨン、アクリルといった化学繊維は特に毛玉が出来やすい素材になります。今回紹介したヘインズのTシャツはレーヨン×アクリルでした。これらは摩擦によって毛玉が出来てしまいます。
例えば今回紹介したようなTシャツ、あとはドレスシャツ。こういったものはすぐに汚くなるイメージがあります。ドレスシャツ?と思われそうですが、摩擦が発生する袖口や襟に汚い毛玉のようなものが出来ていませんか。通勤電車や職場でそういうシャツを着ている人をよく見かけます。
服はボロボロの状態でも着られます。それはちょっと‥という方は「見られて恥ずかしくない状態が続く期間」が耐久性だと頭の片隅に置いていただければ。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は化学繊維の耐久性について記事にしてみました。しかしヘインズの化学繊維Tシャツは酷い。たまたま?残念ですがあと数回着たら処分したいと思います。
やっぱり基本は天然繊維の方がいいですね。間違いないですから。
ドレスシャツも昔はノンアイロン=化繊でしたが、最近はユニクロのドレスシャツのようにコスパの高い優秀なものがあるからいいですね。安いからと選ぶと結果として『安物買いの銭失い』になる可能性があるのでお気を付けください。
今回は以上です。ありがとうございました。