今回はグレージャケットの合わせ方、コーディネートする上での考え方を解説します。難易度が高いと考えている方が多いようですので是非ご覧ください。
グレーのジャケットとネイビーのトラウザーズは難しい。
服好きの中でまことしやかに言われている言葉。
わからなくはないのですが、個人的にグレーのジャケットはそこまで難しいと思っていません。グレーのジャケットよりもネイビーのトラウザーズの方が難しいかも。
今回はあくまで考え方の解説になります。
是非考えの1つとして参考にしていただければと思います。
サークルメンバーからの質問。
斉藤さんのワードローブのブログを見て思い出したのですが、グレーのジャケットにパンツは何色を合わせてますでしょうか?
黒、紺、茶と何でも合うようでありながら、実は自分ではどれもしっくりきていません。
BEAMSの中村さんも以前にインスタイブで、グレージャケットを購入される方は多いが実はパンツ選びが難しくて何を合わせられるつもりか興味ある、自身でも毎回難しいと思いながらコーデしてるというような発言をされていました。
ここにいる皆様はどう合わせておられるのか大変興味がありつつ、ブログネタにもなるかなと笑
ありがとうございます。
当サークルの掲示板には「ブログのネタを提供するスレッド」が用意されており、そちらに寄せられた質問。ずいぶん遅くなりましたが今回の記事で回答させていただきます。
使用するグレーのジャケットの紹介。
DORSOでオーダーしたサキソニー生地のスーツ。
こちらのジャケットを使ってコーディネートをしたいと思います。たぶんグレージャケットが難しいと言われているのは柄じゃなくてこういうプレーンなものだと思いますので。
グレージャケットを使ったコーディネートの考え方。
本題ですがグレーのジャケットはコーディネートの中でどう考えるべきなのか。
斉藤さん。は「添え物」と位置付けています。
上品、上質、他者への安心感をプラスしてくれる「添え物」という考えになります。
つまりジャケットがなくてもコーディネートとして完成している、その上でグレージャケットを添えるという考え方。いくつか例をご紹介しますのでご覧ください。
いずれもグレーのジャケットは必須ではありません。なくても良いし別のアイテムを合わせることも可能。つまり添え物としてグレージャケットを合わせています。
グレーは無彩色であり色にカウントされないこと、控えめで落ち着いた印象を与えてくれることから添え物という考え方をしています。
上の写真をご覧いただくとよりご理解いただけると思います。
好き嫌いは別としてどちらが上品か、落ち着いた印象を与えるか一目瞭然でしょう。
コーディネートは生活の中にあるものです。誰と合うのか、どこに行くのか、時間帯は昼なのか夜なのか。グレージャケットが相応しい機会もあれば、ブラックのライダースが相応しい機会もあります。良し悪しではなく使い分け。
使えないグレージャケットもある。
今回の考え方が全部当てはまるわけではありません。というか単体で使えない(使い難い)ジャケットもあります。
例えば光沢感のある上質なウール素材のスーツ。こういったものはジャケット単体での運用には適しません。
また、添え物に出来るのはプレーンなもので柄物は主役にせざる得ないと思います。もっともそういうジャケットはコーディネートにあまり困らないと思いますが。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はグレージャケットのコーディネートについて考え方を解説しました。
まとめると以下のようになります。
- ジャケットがなくてもコーディネートが完成していること
- 上品さ、安心感をプラスするためにグレーのジャケットは添え物として活用する
グレーのジャケットはコーディネートをあまり邪魔しません。
ジャケットといえばコーディネートの中心、主役のイメージがありますがグレーのジャケットは必ずしもそうではありません。主役としてどう引き立てるかではなく、添えることを考えてみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。ありがとうございました。