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国産最高峰!魅惑のGRAND SEIKOのファーストモデルをレビュー!

今回はグランドセイコーのファーストモデルをご紹介。復刻ではなくヴィンテージ。ずっと欲しいと思っていた時計。興味がある方はご覧ください。

 

グランドセイコーのファーストモデルが欲しい、という記事を最初に書いたのが2018年。そこから3年間探して購入したのが今回ご紹介する時計。

当初はファーストモデルは買えないだろう、いつか現行のグランドセイコーを買えればと思っていました。

でもやっぱりファーストモデルが好きなんですよ。見た目もサイズも。

こればかりは仕方がない。欲しいと思った時計が欲しいのです。本当に好きなものに代替品はないのだと思います。

 

 

初代グランドセイコーの紹介はコチラ。

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1963年製、文字盤はアプライドロゴとなっています。

アプライドロゴとは文字盤と別に作られたインデックスは貼っているものです。

上から貼っているので立体感が出るのが特徴。

ちなみに最初期は「彫り文字盤」と呼ばれる職人が1つ1つ手作業で彫っている文字盤で、そちらの方がコストがかかっているのでレアです。

 

Ref.J14070(リファレンス番号)

Cal.3180(ムーブメント)

 

リファレンス番号は型番。

ムーブメントは中身の機械で、グランドと名前が付いている通り当時のセイコーの技術の粋を極めたものです。オーバーホール済みの状態ですが50年近く経っても日差10秒もないくらい。

 

ちなみにCal.3180はセイコー初となるハック機能(秒針停止機能)を備えています。

実はこれは知らなかったのでちょっと驚きました。

 

文字盤と針

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文字盤はクリーム色なのですが照明の関係で色味が変わっています。

まず間違いなく文字盤はオリジナルではないと思います。状態が良すぎるのでリダンしたものだと思われます。

 

人によると思いますが個人的にはリダンでも気にしません。

オリジナルでボロボロの文字盤よりもリダンで綺麗な方が好き。もちろんオリジナルで綺麗なのが一番ですがそれは難しいと思いますので。

 

時針分針の針はどうでしょうね。

グランドセイコーの特徴の1つがこの堂々とした太めの針だと思いますがこれは結構傷だらけなので本物っぽいなと思っています。

 

リューズと獅子の紋章

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リューズも綺麗すぎるのでオリジナルではないと思います。

獅子の紋章は良い感じに摩耗しているので本物かな。一度取れたものを後から接着しているのかもしれません。

獅子の紋章の口がリューズの上(3時上)になっているのが正しい位置。しっかりと正しい位置になっていますね。

 

サイズ感は?腕に巻いてみた。

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文字盤の色はこの写真が一番近いです。ケース径は35㎜くらい。

大きく見えるかもしれませんがそれはベゼルが細いからですね。

 

個人的にはちょうどいい感じのサイズ感だと思っています。

このサイズ感って時計選びで一番重要なポイントだと考えています。腕がの太い細いで似合う時計は全然変わってきます。

斉藤さん。は腕が細いので大きい時計が似合わないと感じています。逆に骨太の人とか腕が太い人はゴツイ時計が似合いますよね。

 

もちろん人の好みは様々。あくまで斉藤さん。の好みの話し。

時計は趣味の世界ですから好みのものを選べばいいと思います。

 

ヴィンテージウォッチはどこにこだわるか。

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ヴィンテージは完全オリジナルにこだわる人、斉藤さん。みたいにそうではない人。いろいろ考え方があると思います。正解はないでしょう。

個人的な考えとしては、結局どこまでいっても自分ではオリジナルかどうかわかりません。第三者が「本物」といえば宝物になり、「偽物」といえばガラクタなのか。

 

大事なことは自分が気にいっているかそうでないか。

 

紹介したグランドセイコーは文字盤やリューズがあきらかにオリジナルでないと思っています。正解はわかりませんが。あと尾錠も社外製。

オリジナルにこだわる方はとても多い。もちろんそれも良いと思います。

 

斉藤さん。が唯一こだわるのは中身のムーブメントが本物だということ。

当たり前ですがこれが違うとそれはもう別の時計ですから。あとは雰囲気。ちゃんと初代グランドセイコーだと自分が思えるか。これに尽きます。

もしヴィンテージ、アンティークウォッチに興味があるという方は、どこにこだわるかを考えた方が失敗しないと思いますので1つの考え方として参考にどうぞ。

 

全てオリジナルで綺麗じゃなきゃダメだ、という場合は‥そもそも見つけるのが尋常じゃないほど大変だと思います。それも楽しいかもしれませんね。

 

グランドセイコーを使ったコーディネート紹介。

 

スーツにもカジュアルな装いにも合わせます。

むしろ合わないコーディネートの方がないかもしれません。例えばデカ厚の時計だと、シャツの袖に収まらずスーツに合わせ難いということがありますが、こちらは正しく”ドレスウォッチ”なのでそういうこともありません。

2針ではないのでちゃんとしたパーティーには向かないかもしれませんが、そもそもそんなパーティーに行くことはほとんどありませんからね。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はグランドセイコーのファーストモデルをご紹介しました。

本当に好きな時計で見た目はもちろんムーブメントの音が少し高くて美しい。時計によってムーブメントの音は違うのですが他にない良い音がします。

 

防水機能がないので梅雨時期にはなかなか出来ませんが、これから10年20年と愛用していきたいと思います。一生モノの時計を手にすることが出来ました。

大事に使っていつかは誰かに引き継ぎたいものですね。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。