1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

トラウザーズ選びは難しい!トレンド?それとも定番?

今回はトラウザーズについて。トラウザーズ、パンツ、ボトムス、ズボン‥言い方は様々ですが、この下半身に穿く布選びってなかなか難しい。

 

前に比べて選択肢の幅が広がったように感じるトラウザーズ。

昔は基本ベルトのものしかなかったように思います。それが近年ではクラシック回帰の流れもあって、サイドアジャスターが登場して定着。紐タイプのリラックスしたトラウザーズや、グルカパンツ等々、いろいろなトラウザーズが増えました。

 

選択肢が増えるのは嬉しい反面、選ぶのに悩むようになった方も多いのでは。

今回は斉藤さん。の考え方の紹介と、基本はこれじゃない?というお話しです。

 

 

トレンドから定着するものしないもの。

f:id:magic_0147:20200326231241j:plain

 

覚えている方もいると思いますが数年前は「スキニー」がトレンドでした。ノープリーツで細いものが主流。これはスラックスもそうだし、ジーンズもそう。

それではこのトレンドが定着したかというと‥スキニージーンズは今でも見かけますがスラックスは見かけませんよね。

 

あの当時の細いトラウザーズを穿くのって正直ちょっと恥ずかしい。斉藤さん。はもう手元にありませんが今でもお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

結局、この定着するしないの違いって何なのでしょうか。

トレンドがクラシックに影響を与えることはあります。しかしクラシックスタイル、ドレススタイルは、歴史があって出来上がっているからこそ極端にならず、異質なものが定着しないのではないでしょうか。時代の中で細くなったり、太くなったりはするけど極端なものが定着せず弾かれるのだと思います。

 

トラウザーズ選びの難しさ。

f:id:magic_0147:20200326231251j:plain

 

ベルトレスのトラウザーズは完全に定着しましたね。一方でベルトパンツも当然のように残っています。そもそもクラシックなトラウザーズってベルトレスでブレイシーズで吊るものですから定着という言葉が正しくないのかもしれません。

 

トラウザーズ選らびの難しいところは、やたらトレンドが反映されるということ。極端に細くなったり太くなったりデザインだってそう。例えばベルトレスでウエスマンが広めのトラウザーズ。

 

f:id:magic_0147:20210514111705j:plain

MICHELE&shinおすすめベルトレスデザイン

 

昔の映画とか見るとクラシックなトラウザーズってウエスマンが広めなんです。あっウエスマンってベルトを巻く部分ね。上の画像でボタン2個で留めてるところ。

こういうトラウザーズを好きだという人は穿けばいいと思いますが、これが10年後に穿けるデザインか?と言われると何ともいえません。

 

グルカパンツや、こういうウエスマンが広すぎのトラウザーズが定着するかはどちらかといえば懐疑的。ちょっと目立ちすぎるデザインだと思うので。

逆にウエスマンがやや広めというのは未来的にも問題なく穿けそう。こういうやつ。

 

f:id:magic_0147:20210514112829j:plain

RING JACKET [直営店 / retail] » Navy stripe suit / RT021S51X

 

他にはプリーツ(タック)がいくつ、というのもあります。2プリーツや1プリーツ、ブルックスブラザーズのようなノープリーツも。さらにインプリーツやアウトプリーツまでありますからね。

しかもトレンドが反映されたものが多く販売されていますのでトラウザーズ選びって難しいですよ。

 

トラウザーズにトレンドは必要なのか?

f:id:magic_0147:20201106204911j:plain

 

ここなんですよね。

斉藤さん。も昔は「おっこれカッコいいな」って思ったものを買っていました。でも今は買いません。

 

人が人を見る際にはまず顔を見ますよね。そこから下がっていくのが普通でしょう。ホテルマンがまず相手の靴を見る、なんて話がありますがあれは特殊な例。一般人がそれをする意味はありませんよね。強いていえば趣味でしょうか。

 

そうするとコーディネートの主役ってやはりトップスなんですよ。

トップスに力を入れて、トラウザーズまで力を入れるとだいたいやり過ぎです。だからトップスに力を入れてトラウザーズには土台としての役割にする。つまり質が良くてシンプルなもの。

 

トラウザーズを主役にしてもいいのですが‥難しいですよ。

例えば上ので紹介したウエスマンが太いものとか、グルカパンツみたいなものはタックインしないと魅力が半減しますよね。タックアウトしたら見えませんから。コーディネートの幅が狭まるのでちょっと難しいと思います。

 

基本のトラウザーズってこんなの。

f:id:magic_0147:20201226185149j:plain

 

1プリーツ(1タック)のサイドアジャスター。

スキニーでもワイドでもない普通でテーパードがある程度効いたスラックス。裾はダブルで4.5㎝~5.0㎝がおすすめ。

 

賛否はあるかと思いますが、以下の写真をご覧ください。

トラウザーズ主張しているのはどちらでしょうか。

 

1プリーツ

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by 齊藤 広樹 (@magic_0147)

www.instagram.com

 

2プリーツ

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by 齊藤 広樹 (@magic_0147)

www.instagram.com

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by 齊藤 広樹 (@magic_0147)

www.instagram.com

 

1プリーツの方が主張しないですよね。

収まりが良いというか、土台として考えるなら1プリーツかなと思います。そのため最近斉藤さん。がオーダーするときは全て1プリーツのサイドアジャスターです。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はトラウザーズについてでした。参考になれば幸いです。

勘違いして欲しくないのは、グルカパンツやウエスマンが広いトラウザーズがダメというわけではないということ。好きで穿くのはいいと思います。

ただ10年後に穿けるかは未知数。基本として紹介した1プリーツのトラウザーズはずっと穿けます。サイドアジャスターかベルトかは関係ありません。

 

トラウザーズはあくまで「土台」で主張しない。

この考えがおすすめですが‥問題はトレンド感が強めのトラウザーズが多いということ。ここは根気よく探していただくしかないですね。

 

ご自分のスタイル、よくする装いと合わせて考えてみてください。重要なのは一歩引いてごちゃごちゃしていないか、頑張り過ぎていないかを確認してください。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。