今回はちょっとマニアックなラペルピンについて。イタリアブランドのスーツや、ジャケットを購入すると付いてくることも。皆さんはどう思う?
答えのない問い。だから面白いのですが。
ラペルピンを付ける、付けないは個人の趣味で正解はありません。だからこそ「付ける派」と、「付けない派」でそれぞれの主張があって面白いと思うんですよね。
ちなみに斉藤さん。も複数所有していますが全く付けません。そのため「付けない派」になりので今回は付けない派の主張になります。まぁちょっと強めに思うかもしれませんが気軽にご覧ください。
ラペルピンってなんだ?
『ラペルピン』とか『ブートニエール』とか言いますが、スーツの下襟(ラペル)にある穴に着けるアクセサリーのことです。このラペルにある穴は「フラワーホール」というのですが、もともとは名前の通り花を挿すためにあります。日本では結婚式の新郎が挿すくらいであまり花を挿すシーンはありません。
余談ですが赤峰先生はパーティーに行く際に、このフラワーホールに小さいバラを挿すとおっしゃってました。昨今のジャケットはこの穴が開いてなかったりするものもありますが、赤峰先生のAkamineRoyalLineではラペル裏にフラワーループが付いていて、ちゃんと花が挿せる仕様になっています。
ラペルピンをしない理由。
ラルディーニかと思いきや、これは日本人の職人芸によって作られた「エイ革」のラペルピン(ブートニエール)になります。当時‥いつ買ったのか記憶が曖昧ですが伊勢丹で1万円前後で購入した記憶があります。
こんなものを所有しているくらいですから、ラペルピンをスタイルに取り込もうとしていた時期があるということです。
そもそもクラシックスタイルに転向した当初はイタリアブランドのスーツやジャケットを着ていたので、付いていたラペルピンをそのまましていました。
カッコいいからしているというよりは、なんとなく付いているからする。そんな感じでした。
上の写真のラペルピンはちょっと背伸びして、意識してスタイルに取り込もうと思って購入したものです。でもダメだった。
正にこのラペルピンを挿して鏡を見た瞬間に違和感を感じたんですよね。
なんかこう、「頑張ってる感」が出てしまっているなと。
これは自分の目指すスタイルには合わないものだ。見た瞬間にそう思ったんですよね。あくまで主観なんですが。
※タリアトーレのラペルピン
※LBM1911のラペルピン
まだまだ他にもありますが全部使ってません。
ラペルピンを着用するとこんな感じ。
いかがでしょうか。そこまで派手は感じはしないですよね。
ただ個人的にはやっぱり少し装飾過剰に感じます。「頑張ってる感」が出ていると感じてしまうんですよね。つまり必要性の問題。
自分のスタイルとしてはチーフだけで十分かなと思います。
斉藤さん。がもっと若いか、またはもっと年を取っていれば良いのかもしれませんが‥今の自分にはちょっと合わないのかなと。
こっちはちょっと特殊な例。
このコーディネートではあえてラペルピンをしています。というのも、こちらは「ウクライナシャツ」を主役にしていること、だからこそのウクライナ国旗のラペルピン。
ちなみにウクライナシャツはAkamineRoyalLineのチャリティ企画ものになります。政治的なものを忌避する人いると思いますが、このシャツを着るときはいつもウクライナについて考えますね。特別なシャツ。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はラペルピンについてでした。ちょっとマニアックな話しですがイタリアブランドだと付いているものも多いので、「付ける派」と「付けない派」にわかれると思うんですよね。
皆様はどちらでしょうか。
個人的には違和感があるし難しいと感じるので付けません。だからといって付けている人を否定するものではありません。昔「おっ」っと思わされたこともありますからね。
かなりご高齢の方が、杖を突きながらチェーンタイプのラペルピンをしていたんですよね。あれはカッコよかった。
ただ1つだけ申し上げますと、ラペルピンは足し算になりますのでご注意を。足し算が上手い人ってほとんどいません。カッコいい人ってだいたいイケメン。アクセサリをジャラジャラ付けてカッコいい人ってほとんどいません。そこは理解した上でコーディネートを考えてみることをおすすめします。
今回は以上です。ありがとうございました。