今回は前原光榮商店の16本骨傘をご紹介。雨の日に少しでもテンションを上げたい人におすすめの逸品。興味がある方はご覧ください。
最近思うのですが傘って性格とか趣味が出るような気がします。傘にこだわりがない人はわかりませんが、多少なりともこだわる人は薄っすらと趣味が出る‥気がする。
例えば傘の色柄、その傘が機能性重視なのか、それとも上質さ重視なのか。
フォックスアンブレラ等の有名なブランドもありますし、ブランドごとの雰囲気が異なるのが面白いところ。名前は忘れましたが、リングヂャケットに置いてあった傘は柔らかく朴訥とした雰囲気が良かった。今回紹介する前原光榮商店とは全然違う雰囲気でしたね。
前原光榮商店の傘
高級洋傘のブランドとして有名ではありますが、そもそも多くの人は傘に興味がないと思いますので、一般的な認知度はそこまで高くはないと思います。
創業昭和23年、昭和30年代になって皇室から御用を受けたことによって「皇室御用達」となった日本で最高峰の傘メーカー。中でも有名なのは16本骨傘で、開いた時の円形に近い美しいフォルムと面積の大きさ、畳んだときの佇まいとコンパクトさが美しい逸品。
前原光榮商店の16本骨傘をレビュー!
もう購入してから10年ほど愛用しています。カラーはグリーン。
それより前は傘に興味はなくずっとビニール傘。使い捨て。これはこれで便利だし悪くはないのですがあまりカッコいいものではありません。
そして何よりテンションが上がらない。当たり前ですがただの道具。
雨の日にテンションの上がる傘が欲しい!
そんなわけで前原光榮商店を選びました。理由は開いたときの美しさと閉じたときの佇まい。日本のモノ作りを信頼しているからです。
傘を畳んでも変に広がらない。これは16本骨傘のメリット。骨が多いためか生地の部分が広がらないんですよね。そのためネームバンド(傘をまとめるときの紐)ですぐに留めることが出来ます。
手元は複数種類から選ぶことが出来ます。
これが何なのかは記憶にないのですが、おそらく「もみじ」だったと思います。全然経年変化をしていないのは、保護用のビニールをつけっぱなしで使っていたから。経年変化をさせたいならすぐに取ることをおすすめします。
使い勝手はどうなのか?
まず重い。いつもビニール傘を使用している人からすると「重い」です。600グラムくらいあるので結構な重さです。次に盗難が怖いのでコンビニとかで気軽に傘立てに置けない。この2つが大きな欠点になります。
それでは傘としての使い勝手はというと素晴らしい。
ざっと以下を思いつきました。
- 雨を凌げる面積が大きい
- 骨が16本あるので頑丈(結構風が強くても問題ない)
- 畳むとビニール傘よりコンパクトになる
- 人に褒められる
最後の人に褒められるもネタでも何でもなく、実際に当時の上司とか年配の方に「良い傘だね」と褒められました。
修理は可能?一生モノなのか?
まず壊れても修理が出来るので安心して使えます。これはとても大事。
海外ブランドだと購入しても修理可能かわからないものもありますから。そこは調べた方がいいと思います。
ただ10年以上使っていますが未だに修理が必要になるような問題は発生していません。使い勝手に変化もなく、本当に良い傘だと実感しています。
そういう意味で怖いのは盗難と紛失。こればかりは気を付けてもダメなときはダメですからね。
ちなみにもしそうなってもまた買いなすと思います。
正直高額ですが、それでも「この傘1本で雨の日のテンションがあがり」「この傘1本で装いが上品になり」「この傘1本でちゃんとした大人に見られる」そう考えればそれだけの価値は十分にあると思います。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は前原光榮商店の16本骨傘をご紹介しました。職人が1本1本丁寧に作り上げる傘なので高額ですが価格に見合う素晴らしい傘だと思います。
傘なんてなんでも良いという方も多いかと思いますが、使用していただければ少なくともビニール傘とは別物だということがわかるかと思います。特に畳んだ時の佇まい、まとまりというのは本当に素晴らしい。