1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

DOBCROSS(ドブクロス)でスーツをbespoke!@中縫い編

2025年最大の大物であるDOBCROSS(ドブクロス)生地でのビスポーク。今回は中縫いまで。興味がある方はご覧ください。次の完成編でもこの記事を更新します。

 

オーダーするのはもちろんDORSOになります。

齋藤力氏が愛してやまない生地の1つが今回紹介するDOBCROSS(ドブクロス)で、ご存じの通りDOBCROSS織機という今ではほとんど使われていない織機で織られた生地。

私が選んだ "ドブクロス" のスリーピーススーツ | DORSO STYLE

 

ゆっくり、ゆっくりと織られた生地で、その生産性の低さから廃れてしまった織機になります。ヴィンテージの生地のクオリティが高いと言われる理由の1つにはこの織機の問題がありますね。

 

今回紹介するDOBCROSSはヴィンテージではありません。しかしもう織られることのない生地。齋藤力氏が好きすぎた結果、売りつくした感もありますね。

でも‥斉藤さん。は結構悩んだ生地なんですよね。その理由も含めてご覧ください。

 

 

最高級服地「DOBCROSS(ドブクロス)」

 

ご覧ください、このエロスすら感じる艶感。

ドブクロスは"SUPER 140's”でウール98%×カシミヤ1%×ミンク1%の混紡生地となっています。ウエイトは340gほど。言い方は悪いですがイタリア生地にありがちな、上質だけど耐久性の低そうな生地ではなく、しっかりとしたコシを感じる生地感。

 

スーツが好きなら一目見れば良い生地だとわかると思います。それどころかスーツに興味がなくてもオーラがあるので良い生地だと思うでしょう。それくらいのクオリティを感じる生地です。

 

しかし斉藤さん。は迷いました。齋藤力氏が勧める生地で迷うことはあまりないのですが今回は迷った。その理由は生地の色味、トーンですね。

勧められたタイミングではダークトーンしかなかったんですよ。チャコールグレー、ダークネイビー、それらのストライプ‥。斉藤さん。は白髪なのでダークトーンは敬遠してきました。昔某ショップでダークネイビーのスーツを試着した時に自分自身も、そして店員さんも「似合わない」で一致したこともあります。

 

そんな中齋藤力氏が「似合います」と言い切るわけです。

斉藤さん。の基本的な考えで「他者が似あうと言うものは自身の好みを超える」というものがあります。齋藤力氏から「もう最後の1着分のネイビーですがいかがですか」と聞かれたのでお願いすることにしました。

 

ビスポークスーツの仮縫い。

 

ご覧ください。この艶感。

今回は仮縫いという事で、前回ビスポークしたスーパーブリオと同じサイジングとのことでした。もうね、この時点でスーパーブリオよりも着心地がいい(笑)

やはりスーパーブリオの硬さは凄いなと。まぁそこも好きなのですが。

 

 

毎回悩みますよね。スリーピースかツーピースか。

後から足せないのでスリーピースでお願いしがちなのですが‥ドブクロスも高級感という名の威圧感がある生地なのでスリーピースで着るかはわかりません。

しかも秋冬の生地なのでベスト×トラウザーズのツーピースはしないでしょうし。

まぁこればかりは仕上がらないとわかりませんね。

 

 

トラウザーズも言う事なしでした。

腰回り、お尻の美しさも良かったし、太さもちょうど良かったかなと。DORSOのトラウザーズは良いんですよ。何人かの仮縫いとか受け取りに付き合ったことがありますが、いずれもトラウザーズは美しかった。

 

ビスポークスーツの中縫い。

 

まさか同じシャツを着ているとは‥全然気にしてなかった。こうしてブログを更新していて初めて気が付きました。30℃を優に超える暑さだったこともあってタイドアップはちょっと‥って感じだったんですよね。

 

 

仮縫いと比べるとやはり違いますね。襟とか。もうこの時点で着心地は素晴らしいものになるだろうと確信しました。仮縫いでも良かったのですがさらに良くなった気がしました。当日スーパーブリオのビスポークスーツを着ていたのですが、着比べると生地の柔らかさが全然違いましたね。特に肩回りとか。

 

 

スーツが好きな人はこういう写真好きでしょう?

やっぱりスリーピーススーツってカッコいいですよね。当日はサークルメンバーも居て、齋藤力氏も含めてスリーピースで着る着ないの話しもしました。齋藤力氏とメンバーの1人がスリーピース派、斉藤さん。ともう1名はあまり着ない派。なかなか面白い会話でしたが、カッコいいという点では意見の相違はないのかなと。

 

しかしここまで仮縫い、中縫いと同じシャツで来ているので完成編も同じ方が面白そうですよね。出来上がりの時期も暑い時期になりそうですからね。

 

行くたびに生地が増えている。(完成編で消します)


前回は”SUPER 200's”のモヘア生地を紹介しました。あれは本当にヤバいクオリティの生地でした。眼福。

 

しかしDORSOは行くたびに物が増えています。生地も増えているしネクタイも増えているなと。また仕込んでいるようなのでいずれまた紹介したいと思います。

それはそれとしてスーツ好きが集まれば話が盛り上がるわけです。サークルメンバーは次回に向けていろいろな生地を見ておりました。

 

個人的にはロロ・ピアーナの「タスマニアン」が良かったですね。上の写真の真ん中のやつ。光沢があって見るからに上質なのですが触ると結構しっかりした生地感。良い生地だなと思いました。興味がある方は実際に見て触ってみることをおすすめします。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はDOBCROSS(ドブクロス)のスーツをビスポーク中という内容でした。今回中縫いまでだったので次回は完成編になります。仕上がりが楽しみです。

さていよいよ完成が見えてきました。実際に似合うのか。仕上がってからいろいろな人の意見を聞いてみたいと思います。

 

DORSOにはDORSOのスタイルがあって、齋藤力氏ならではの提案があります。それがテーラーやブランドごとの魅力。だからこそ面白いと思いますので興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。