今回は人ではなく服との出会いについて。人の出会いも買い物も一期一会の出会いがあると思います。興味がある方はご覧ください。
出会いはとても大事なこと。
一期一会というのは「一生に一度の出会い」を指す言葉なのですが、それは人だけでなく他にも言えることだと思います。当然服にも。
ヴィンテージの生地や時計はもちろん、新作であってもタイミングの逃すと後になって欲しくなっても手遅れなことが普通にあります。
しかしいつでも買える定番、ベーシックなアイテムだって重要です。買い替えたいときにいつでも買えるというのも大事だし、魅力があるから定番になるわけですからね。
ヴィンテージの魅力って何だ？
ヴィンテージの魅力はそれこそ一期一会になりますよね。
ヴィンテージショップで出会うアイテムたちもそうですが、ヴィンテージの生地で仕立てるスーツやジャケットなどもそう。
迷う時間がないんですよね。ショップで買い逃したら二度と出会えないかもしれない。ヴィンテージの生地も同じ。次にあるとは限らないのでその生地のスーツやジャケットを仕立てる機会がほぼ永遠になくなることになります。
探せば同じ生地に出会う可能性もありますが‥可能性としては厳しいでしょうね。そんな特別な生地で仕立てる1着はそれこそ特別なものになると思います。
ヴィンテージの時計もそう。
それこそ同じ状態の品なんて見つかるわけがないし、次に出会えるかもわからない。そんなときに「これは！」という逸品に出会えたら欲しくなるのが当然ですよね。人によってこだわりもバラバラですが時代に磨かれた魅力は確実にあると思います。
時計と同じようにヴィンテージの服だって時代に磨かれた魅力があります。
例えばグレンオーバーのダッフルコート。現代ではこのダッフルコートの再現はちょっと難しいでしょう。一般的に10年着られる服なんてない、と思われているようですが服好きならご存じの通り、20年30年前と着られる服がありますから。
今の時代にない魅力があります。生地だってそうだし、ディティールやシルエットも違うので惹かれる人は多いと思います。
新作でも一期一会
ベーシックカラーはいつでも買えますが、そのタイミングならではのカラーも。例えば有名なラコステL1212なども毎シーズン新カラーが出ていますよね。ジョンスメドレーのニットもそう。常に同じものを置きつつ新カラーを出す。
この特別なカラーは逃すと次回買えるのがいつになるのかわかりません。例えば上の画像のリングヂャケットナポリのミドルゲージタートルもそう。ほんのりオレンジがかったイエローはなかなか見ません。
もちろん別のカラーもあります。無難というか使いやすいカラーも。そういうカラーも良いのですが、こういう一期一会なカラーのアイテムは「後で買っておけば！」ってなることが多いんですよね。
逆にシルエットにはトレンドをあまり反映しない方がいいです。その瞬間は良いのですが、後から着られないタンスの肥やしになる可能性が大きいので。太過ぎるトラウザーズや、極端なドロップショルダーのジャケットなどもそうですね。
ベーシックなアイテムこそが大事
ヴィンテージのアイテムは一期一会の魅力が詰まっているという説明をしました。
しかしその上でまずはベーシックなアイテムが一番大事。グレーのスーツ、白シャツといった基本は押さえる必要があります。紺ブレやネイビーのスーツなんかもそう。
ニットでもやはり一番使いやすいのはオフホワイトだと思います。
ベーシックなアイテムというのは土台だと思うんです。その上でヴィンテージのアイテムといった一期一会なアイテムを使っていくのがいいのかなと考えております。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は「一期一会」をテーマにヴィンテージやベーシックについて書かせていただきました。ヴィンテージアイテムは一期一会の良さがありますが普遍的なベーシックアイテムも大事。
まぁベーシックなものはいつでも買えるので、一期一会の出会いをしてしまうとそっちに惹かれるのはわかりますけれども。斉藤さん。もそうで、どうしても一期一会の出会いを優先する傾向にあります。ある意味自戒を込めてベーシックなアイテムが大事だと述べております(笑)
人との出会いも一期一会ですが服との出会いも一期一会。
皆様に良い出会いがあることを願っております。
今回は以上です。ありがとうございました。
