
今回はDORSOでオーダーしたスーツをご紹介。店舗を構える前にオーダーしたスーツ。オーダーからスーツのレビューまでどうぞご覧ください。
DORSOという新進気鋭のオーダースーツブランド。
齋藤力氏の経歴には触れません。触れなくてもご存じの方は多いでしょうから。しかし凄いですよね。ブランドを立ち上げて数年でこの人気。
そんなDORSOが正式にスタートする前にオーダーしたのが今回紹介するスーツ。店舗がなく、レンタルスペースで採寸したという思い出のスーツ。懐かしい。
オーダーから出来上がったスーツのレビューまでまとめてご覧ください。
- 真夏のレンタルスペースで秋冬のスーツをオーダー。
- 仮縫いの模様をご紹介。
- DORSOでオーダーしたスーツをレビュー!
- 実際に着用してみた。
- 仮縫いの是非について。
- DORSOの「スーツを使ったコーディネート紹介。
- まとめ。
真夏のレンタルスペースで秋冬のスーツをオーダー。

中目黒のレンタルスペース。暑すぎてヤバいという中で齋藤力氏はスーツケース片手にタイドアップで登場。今でもよく覚えているのでそれくらい衝撃だったのでしょう。

こちらはDORSOのゲージ(サイズ見本)になります。
柔らかい雰囲気のジャケットで、ご覧の通り英国というよりはイタリア。齋藤力氏がレッチェで修行したこともあって、イタリア色が強めのスーツになっているとのこと。
ただ完全にイタリアというわけでもなく、ちょっと構築的なスーツになっているようです。こちらのゲージはベーシックなモデル。もう一型あってそれが下の写真。

こちらは齋藤力氏が着用していたジャケットですがダーツが一番したまで突き抜けているのがわかりますでしょうか。これがゲージとは違う特徴的なモデル。
ちなみに今回斉藤さん。がオーダーしたスーツはこちらのモデル。やはり最初のオーダーはハウススタイルかなと。

ゲージを試着して採寸。今回はスリーピーススーツ。ジレ(ベスト)も写真の通り極めて普通なものを選びました。襟を付けたりボタンの数を減らしたりもできるようですが、やはり最初なので普が一番いいかなと。変化を付けるなら次回以降。

選んだのはこちらのTAYLOR & LODGE(テーラーアンドロッジ)のLUMB’S GOLDEN BALE(ラムズゴールデンベール)になります。
いわゆるサキソニーといわれる起毛した生地で、同じく起毛したフランネルよりも軽く艶感が強めなのが特徴です。ご覧の通り美しい光沢のグレーでスーツ映えすること間違いなし。
細かいディティールについてはいつも通りです。トラウザーズはサイドアジャスターのワンプリーツ、強いていうなら久しぶりにスリーピースでお願いしたくらい。
ジャケットはダーツが一番下まで突き抜けているので、ちょっとカジュアルな印象がありました。スリーピースはどうなのか?と聞いてみたところ全然ありと回答をいただいたのでお願いしました。
そしてビスポークかMTM(パターンオーダー)かですが、最初は是非MTMを試してほしいということでMTMでお願いをしました。1ヶ月くらいで仮縫い、その後1ヶ月で仕上がりといったスケジュール。
ん?仮縫い?と思われた方。
そうなんです。DORSOのMTMでは最初の1着目は仮縫いが無料で付きます。これは最初から優れた着心地にしたいということで、仮縫い付きで提案しているとのことです。
仮縫いの模様をご紹介。


仮縫いのタイミングで店舗を構えていました。オーダー時に店舗選びが大変だと聞いていたので心から良かったなと思いました。ビルが見るからに怪しかったので「大丈夫か?」と思いましたが(笑)
仮縫いの状態ですがただならぬ雰囲気ですよね。生地の良さが伝わりますでしょうか。
この仮縫いの状態ってロマンがありますよね。わかる人にはわかるはず。ある種のロマンというか、普通に生きているとこの状態のスーツを着る機会ってないですからね。
今回はスリーピースなのでジレ(ベスト)を着用しています。
ジレは着丈が大事で、これくらい長いとベルトが隠れて良い感じになります。まぁ今回のトラウザーズはサイドアジャスターなのでベルトループはありませんが。それでも丈感にはこだわりたいところです。
トラウザーズについてはシルエットも丈も、股上の深さも文句はありませんでしたが、齋藤力氏のアドバイスでもう少し太くすることにしました。

自画自賛になりますが、やはりグレーが似合うと改めて思いました。白髪なのでグレーが似合うと思うんですよね。
着心地については肩について少し問題がありましたがそれ以外は文句なし。肩は補正していただけるので出来上がりが楽しみで仕方がない。
肩は本当にどこのテーラーにいっても問題になるので仕方がない。シャツでもそうですからね‥個性と思うしかありません。
DORSOでオーダーしたスーツをレビュー!

生地は今は亡きTAYLOR & LODGE(テーラー&ロッジ)のLUMB's GOLDEN BALE(ラムズゴールデンベール)になります。カラーはご覧の通りミディアムグレー。
生地としては最高の逸品。もちろんカシミヤ等のもっと高額な生地はありますが、個人的に秋冬はフランネルやツイードのような生地感がある方が好み。
こちらはサキソニーという生地でフランネルよりも光沢感がある生地となります。
Super180'sや200のような、高番手で光沢がある見るからに上質って感じではありません。でもわかる人にわかれば良いんです。その方が良い。
ジャケット

襟の雰囲気はこんな感じ。
ゴージラインが直線っぽく見えますが着用すると良い感じにカーブします。
ラペル幅は9.5㎝くらいです。個人的にシングルのジャケットであればラペル幅は9.5~10㎝くらいが好みですね。

DORSOの特徴の1つがこのダーツ。ジャケットの裾まで大胆にダーツが入っています。
これは好き嫌いが分かれると思いますが、個人的に目立たない範囲であれば結構好き。これがこれ見よがしになると好きではありません。グレー無地のスーツなのであまり目立たないのが良いなと。
袖はもちろん本切羽です。DORSOではオプション料はありませんのでご安心を。

肩の雰囲気はこんな感じ。
マニカカミーチャ仕様にすることも可能です。店舗に並んでいる仮縫いのものや、出来上がったものを拝見すると肩の雰囲気は結構違いました。詳しくは聞いて見て下さい。
特に注文したわけではありませんが、個人的にマニカカミーチャが好きなわけではないので、そこら辺を汲み取ってくれたのではないかと思います。

裏地はこんな感じ。「お台場仕立て」ってやつですね。テーラーによってはこれもオプション料を取られます。DORSOではもちろん無料。
ジレ(ベスト)

ベーシックなジレ(ベスト)になります。襟なしのとてもシンプルな仕様。
丈が良いんですよ。しっかりとベルトが隠れるくらいの位置になっています。クラシックなスタイルだとやはりこれくらい欲しいですね。

本当にシンプルでポケットも2つだけ。
斉藤さん。のスタイルとしてはこれくらいが良いんです。あれもこれも頑張ることはやめました。主役はあくまでジャケット。
トラウザーズ

トラウザーズはワンプリーツのサイドアジャスター。これは斉藤さん。の基本です。
そういえば齋藤力氏とトラウザーズって写真で見るとカッコ良くならないという会話で盛り上がりました。穿いても置いてもカッコよく撮るのが難しい。

良い色ですね。生地感も最高です。

裾はダブルの4.5㎝です。まぁだいたいこれくらいです。
4.5㎝~5㎝くらいが良いかなと。

ブレイシーズ用のボタンが付いています。
これはお願いしたと思います。たまにしかしないんですが、そのタイミングでないと困るんですよね。だからオーダーの時は必ずお願いしています。
実際に着用してみた。

グレーの良さは照明の具合とか、太陽光の具合によって色味が大きく変わること。
これは明るいのでライトグレーみたいな雰囲気になっていますね。
着用感はさすがですね。とても良い。

背中も美しいの一言。これが大事。
斉藤さん。の場合、特殊な肩をしているので月皺が出やすいんですよね。既成のスーツだとほぼダメ。パターンオーダーでもダメなことがあります。
この美しい背中の為にオーダーをするといっても過言ではない。

ジレを着用していても問題なくジャケットのボタンが留められます。
当たり前といえば当たり前ですが、ジレを着用する前提で計算する必要があるので既成だと意外と難しい。
仮縫いの是非について。

DORSOでは初回に無料で仮縫いが付いてきます。
字が汚いから見せたくないと言われましたが見せます(笑)
赤字のメモがありますが、これが仮縫いからの変更点になります。プロの目から見て、仮縫いからこれだけ変更があったということ。
そう考えると仮縫いはあった方が絶対に良いと思います。
体へのフィット率をビスポークが100点だとして、パターンオーダーなので100点は無理です。それは仕方がない。
その上でDORSOであれば仮縫いなしでも90点くらいにはなると思います。ただ、そこからの積み重ねをするために仮縫いはした方が良いかなと。
もちろんその分時間はかかるのですぐに欲しい人は難しいのですが。
DORSOの「スーツを使ったコーディネート紹介。
秋冬に大活躍のスーツ。タイドアップだけでなく、カジュアルな使い方もよくします。
1枚目は正統派のタイドアップ、2枚目はニットをインナーにしたカジュアル。そして3枚目はジレ(ベスト)をニットに変えたカジュアル。
グレーって本当に便利なのでとにかくいろいろな着こなし方を楽しんでいます。
あと忘れてはいけないのがジャケットやトラウザーズの単体運用。これも便利。グレースーツの単体運用なんてあり?と思われる人もいるかもしれませんが、このスーツと同じ生地で齋藤力氏はジャケットを仕立てています。カッコいいですよ。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はDORSOでオーダーしたスーツをご紹介しました。
率直に言って最高です。パターンオーダーでこのクオリティは凄いの一言。ここまでのクオリティだとビスポークが必要か悩んでしまいますね。それくらい本当に大満足のスーツになりました。
DORSOのブログでも紹介されました。
今回紹介したTAYLOR & LODGE(テーラー&ロッジ)は破綻しているのでこの生地は時価に近いものになります。運が良くないと出会えない生地ですが、もし見つけることができれば本当におすすめの生地。もしこの記事をご覧になって興味を持たれた方は探してみる価値があると思いますよ。
今回は以上です。ありがとうございました。