
今回は手軽にジャケットを美しく見せるコツをお教えします。必要なのは衣類スチーマーのみ。興味がある方はご覧ください。
メンテナンスは気楽に楽しみながら。
斉藤さん。はアイロンが嫌いです。それでもアイロンからは逃れられないのですが、出来ることならトラウザーズのクリースを入れるときだけにしたい。残念ながら現在はシャツ等もあってアイロンからは逃れられませんが。
さて、紳士に1台必携と考えているのが「衣類スチーマー」です。
当ブログでも初代ティファール、2代目パナソニックと活躍してくれていますが、今回はこのスチーマーを使ってジャケットの「ラペルロール」を整えます。
これだけでジャケットの見栄えは全然違ってくるのでおすすめです。
ラペルについて説明します。

ジャケットの襟は上襟(カラー)と下襟(ラペル)にわかれます。上の写真の赤く囲ったところがラペルとなります。ジャケットにおいてこのラペルというのはとても大事で、ピークドラペルやノッチドラペル等々、種類もいろいろあります。
また上襟と下襟の繋ぎ目をゴージというのですがこれが高い低いでも印象が変わってきます。顔の近くにあるということで人に与える印象が大きいパーツになります。
ジャケットの印象を決める部分にはいろいろありますが、ラペルはその中の1つだと覚えておきましょう。
普通のラペルと美しいラペルの違い。

いかがでしょうか。普通?それとも良い感じに見えますでしょうか。
だいたいクリーニングに出してこのレベルで帰ってくれば御の字でしょう。酷いところだと潰されて帰ってきますからね。これが普通だと思ってください。
それでは美しいラペルをご覧ください。

あきらかに違いますよね。こちらの方がラペルロールが美しいのは一目瞭然かと思います。ブログをご覧になった皆様はご自分のジャケットを確認してください。
ラペルロールはどうでしょうか。美しいですか?立体的になっていますか?
潰れているという方、これはとても簡単にできるのでご安心ください。
スチーマーでラペルロールを美しく!


写真を見ただけで簡単なのが伝わりますよね。
襟を立てて後ろからスチーマーを当てるだけです。ポイントは下の方、写真でいうとボタンホールがあるよりも下の、ロールしているところを集中してやること。これだけ。
ついでにジャケットのシワも伸ばすと一挙両得な感じでおススメです。
ビフォーアフターをご覧ください。

左がビフォー、右がアフター。
ラペルロールはクリーニングに出したときだけでなく、スペースがないところにジャケットを収納しても潰れやすいです。斉藤さん。は衣替えの時期になるとスチーマーでシワを取ったりするのですが、その際に一緒にラペルロールを整えています。
もちろんそのタイミング以外にも気になったタイミングで整えるようにしています。
注意!やらない方がいいジャケット。

上の写真はやってしまっていますが、安いジャケットの場合はあまりおすすめしません。というのはラペルには副資材と呼ばれる芯地が入っています。
この芯地ですが安いジャケットの場合、「接着芯」が使われていることが多く、水によって剥離することがあるからです。スチーマーでも剥離する可能性があるためおすすめは致しません。
ただ斉藤さん。のように割り切っている人は気にしなくても大丈夫です。
接着芯を使ったジャケットというのは数年使えればいいというものです。ダメになったらその時はその時という割り切りが出来る方は気にしなくてもいいかと思います。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は衣類スチーマーを使ってラペルロールを整える方法でした。有名なのでご存じの方もいるかと思いますが、知らなった方は参考にしていただければと思います。
ラペルロールが整っているとそれだけで見栄えが変わってきますので。雑誌やインスタとかで「カッコいいな」っていう人のラペルロールを見ると整っていることが多いです。やったことがない人は是非一度試していただきたいですね。
斉藤さん。が愛用している衣類スチーマーの後継機。昔レビュー記事を書いたはずなのですが‥消してしまったようです。衣類スチーマーだけでなく、通常のアイロンと同じ使い方も出来るのでおすすめです。
今回は以上です。ありがとうございました。