1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

DORSOでビスポーク|DOBCROSSで仕立てるスーツの艶

高級服地「DOBCROSS(ドブクロス)」を使ったビスポークスーツを、仮縫い・中縫い・完成までレビュー。DORSO齋藤力氏が愛してやまないこの生地の魅力を、実体験をもとにご紹介。

 

DORSOの齋藤力氏が愛してやまない生地の1つが今回紹介するDOBCROSS(ドブクロス)。ご存じの通りDOBCROSS織機という今ではほとんど使われていない織機で織られた生地。オーダーするのはもちろんDORSOになります。

私が選んだ "ドブクロス" のスリーピーススーツ | DORSO STYLE

 

ゆっくり、ゆっくりと織りあげる織機で、その生産性の低さから廃れてしまった織機になります。ヴィンテージの生地のクオリティが高いと言われる理由の1つにはこの織機の問題がありますね。

 

今回紹介するDOBCROSSはヴィンテージではありません。しかしもう織られることのない生地。齋藤力氏が好きすぎた結果、売りつくした感もあります(笑)

でも‥斉藤さん。は結構悩んだ生地なんですよね。その理由も含めてご覧ください。

 

 

DOBCROSSとは?希少織機が生んだ艶感

 

ご覧ください、この艶感。まるで色気すら感じさせる質感です。

ドブクロスは"SUPER 140's”でウール98%×カシミヤ1%×ミンク1%の混紡生地となっています。ウエイトは340gほど。言い方は悪いですがイタリア生地にありがちな、上質だけど耐久性の低そうな生地ではなく、しっかりとしたコシを感じる生地感。

 

スーツが好きなら一目見れば良い生地だとわかると思います。それどころかスーツに興味がなくてもオーラがあるので良い生地だと思うでしょう。それくらいのクオリティを感じる生地です。

 

DOBCROSSへの迷いと決断した理由。

しかし斉藤さん。は迷いました。齋藤力氏が勧める生地で迷うことはあまりないのですが今回は迷った。その理由は生地の色味、トーンですね。

勧められたタイミングではダークトーンしかなかったんですよ。チャコールグレー、ダークネイビー、それらのストライプ‥。斉藤さん。は白髪なのでダークトーンは敬遠してきました。昔某ショップでダークネイビーのスーツを試着した時に自分自身も、そして店員さんも「似合わない」で一致したこともあります。

 

そんな中齋藤力氏が「似合います」と言い切るわけです。

斉藤さん。の基本的な考えで「他者が似あうと言うものは自身の好みを超える」というものがあります。齋藤力氏から「もう最後の1着分のネイビーですがいかがですか」と聞かれたのでお願いすることにしました。

 

仮縫いレビュー:着心地と生地の印象

 

ご覧ください。この艶感。

今回は仮縫いという事で、前回ビスポークしたスーパーブリオと同じサイジングとのことでした。もうね、この時点でスーパーブリオよりも着心地がいい(笑)

やはりスーパーブリオの硬さは凄いなと。まぁそこも好きなのですが。

 

 

毎回悩みますよね。スリーピースかツーピースか。

後から足せないのでスリーピースでお願いしがちなのですが‥ドブクロスも高級感という名の威圧感がある生地なのでスリーピースで着るかはわかりません。

しかも秋冬の生地なのでベスト×トラウザーズのツーピースはしないでしょうし。

まぁこればかりは仕上がらないとわかりませんね。

 

 

トラウザーズも言う事なしでした。

腰回り、お尻の美しさも良かったし、太さもちょうど良かったかなと。DORSOのトラウザーズは良いんですよ。何人かの仮縫いとか受け取りに付き合ったことがありますが、いずれもトラウザーズは美しかった。

 

中縫いレビュー:完成に向けた変化

 

まさか同じシャツを着ているとは‥全然気にしてなかった。こうしてブログを更新していて初めて気が付きました。30℃を優に超える暑さだったこともあってタイドアップはちょっと‥って感じだったんですよね。

 

 

仮縫いと比べるとやはり違いますね。襟とか。もうこの時点で着心地は素晴らしいものになるだろうと確信しました。仮縫いでも良かったのですがさらに良くなった気がしました。当日スーパーブリオのビスポークスーツを着ていたのですが、着比べると生地の柔らかさが全然違いましたね。特に肩回りとか。

 

 

スーツが好きな人はこういう写真好きでしょう?

やっぱりスリーピーススーツってカッコいいですよね。当日はサークルメンバーも居て、齋藤力氏も含めてスリーピースで着る着ないの話しもしました。齋藤力氏とメンバーの1人がスリーピース派、斉藤さん。ともう1名はあまり着ない派。なかなか面白い会話でしたが、カッコいいという点では意見の相違はないのかなと。

 

しかしここまで仮縫い、中縫いと同じシャツで来ているので完成編も同じ方が面白そうですよね。出来上がりの時期も暑い時期になりそうですからね。

 

DOBCROSS(ドブクロス)でスーツをレビュー!

 

ダークネイビーなので色味がなかなか出ません。

後ほど着用した写真をご覧いただきますが、とにかく色気のあるスーツに仕上がりました。特にシワが入ったところの艶感が凄い。

ダークネイビーだしビジネス利用もできる真面目なスーツなんですけどね。生地のポテンシャルが高いためかオーラが出ています。

 

 

手縫いならではの柔らかい雰囲気。それでいてやり過ぎていない。このバランスがとても大事。もちろんこれは斉藤さん。の趣味なので、手縫い感マシマシな方が好きな人もいると思います。良い悪いの話しではなく好みの話しですね。

 

 

何となく襟裏を見てみたら‥ハ刺しが見えました。ハ刺しされているジャケットは多数所有していますが意外と見えないんですよね。ちょっとテンション上がりました。

 

 

袖付けはマニカカミーチャにはしていません。カジュアルなスーツやジャケットならしますがそうでないものはしない、これは斉藤さん。の考えであり好み。デザインなので好みで決めてよいと思います。

 

スタイリングと着こなしの考察

 

こちらはジャケットなしのツーピース。ジレの雰囲気をご覧ください。

着丈もしっかりあってクラシックな雰囲気ですね。

 

 

スリーピースで着るときはジャケットのボタンを外す?

正解は「どちらでもいい」となります。ご覧のようにボタンを留めても問題ないように仕立てられています。

 

 

こちらはジャケットのボタンを外した状態。何というかシワが出来ることで艶感が生まれますよね。あとめちゃくちゃ柔らかくて着心地が良い。齋藤力氏曰く「着込めばさらに着心地が良くなります」とのこと。楽しみですね。

 

 

背中も美しい。文句なし。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はDOBCROSS(ドブクロス)のスーツをビスポークしたので仮縫いからレビューまでご覧いただきました。実際に似合うのか、については今のところ評判は上々です。ありがたいことですね。マットな質感ではなく、ドブクロスならではの艶感がいいのかもしれません。

 

齋藤力氏の提案によってワードローブ似魅力的なスーツを迎え入れることが出来ました。自分では選ばない生地であり、テーラーの齋藤力氏と話し合いながら誂える‥まさに「bespoke」スーツになりました。

 

DORSOにはDORSOのスタイルがあって、齋藤力氏ならではの提案があります。それがテーラーやブランドごとの魅力。だからこそ面白いと思いますので興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。