
今回は成人式のスーツを就活に使えるのか、そして使えるスーツについて。管理職で採用面接をする立場としてお教えします。興味がある方はご覧ください。
成人式で買ったスーツ、せっかくだし就活でも使いたい。
そう思う学生さんは多いと思いますが、実際のところどうなのでしょうか。
今回は、面接官として学生を見てきた立場から、
「成人式スーツは就活で使えるのか?」
そして
「そもそも就活スーツって何を選ぶべきなのか?」
こちらについて思うところを述べたいと思います。
成人式スーツは就活で使えるのか?

結論から述べますと、
スーツのタイプ次第で“使える場合もあるし、使えない場合もある”です。
■使えるパターン
- ネイビー
- ミディアムグレー
- チャコールグレー
これらの無地スーツは問題なく使えます。ネイビーは明るめでも暗めでもいいでしょう。フレッシュな印象を与えるのは少し明るめのネイビーなのでおすすめ。
これらは成人式と就活の両方で使える“コスパ最強スーツ”になります。
そしてあまりおすすめしないのは、意外かもしれませんがブラックスーツ。一番多いけど一番おすすめしないのがブラックスーツなんです。
そもそも何故ブラックスーツなのか?

昔の就活ではネイビーが基本でした。
90年代後半からバブル崩壊の色が濃くなって、2000年くらいからブラックスーツを多く見かけるようになった気がします。
逆に昔はブラックスーツを着た就活生はいなかったと思います。
おそらくフォーマルを意識してのことだと思います。今の就活生も光沢のあるブラックスーツを着てくる人って見たことないので。
「かしこまる」ためのブラックスーツだと思いますが‥。
結局は単純に「みんな黒だから黒にしておこう」という同調圧力の産物です。
本来、ビジネスの世界で定番なのはネイビーやグレー。黒はフォーマルなカラーで、ビジネスではあまり使いません。だから就職後にブラックスーツを着る機会って、実はほとんどないんですよね。
そもそも面接って個性を見せる場、自己アピールの場であるはず。他がブラックスーツだから自分もブラックスーツって微妙じゃない?
面接官として見てきた印象の話

ブラックスーツは悪目立ちはしないけれど、良い意味での印象も残りにくい。
一方で、ネイビースーツは“誠実・清潔・落ち着き”が生まれます。そういうカラーなので。そのため面接官としては好印象になりやすい。成人式でネイビーを選んでいたならそのまま就活に突入してOKです。
ネイビースーツを着た就活生も実際ににいます。
聞くと「親に勧められて」という方が多いのですが、正直「良い親を持ったな」って思います。ネイビーはグレーと並んでビジネスの基本カラーです。
なぜ仕事の面接に行くのにネイビーではなく、ブラックなんだって話し。
これだけで面接の勝てるとは思いません。
しかし面接官として「ああ、ちゃんとした親御さんに教育されたんだな」って思うのは事実。
ブラックスーツを選ぶ理由を準備してみたら?

ブラックスーツを着用した方に絶対に聞くことがあります。
それは「なんでブラックスーツを選んだの?」ということ。
この質問にまともに答えられた方を見たことがありません。だいたい「売り場で進められたから」とか「周囲がそうだったから」という答え。これだと他と差別化できません。
面接というのは自分を売り込む場です。スーツやネクタイといった「装い」はそのための武器です。その武器を活かせないということが残念。
いや、自分は内面やトークで勝負なんです!ってことかもしれませんが、それは就活生みんなそうですよ。悪目立ちはダメですが、ネイビースーツやネクタイの選び方で相手への印象が変わるということは意識した方が良いでしょう。
少なくとも自分が選んだものについて理由は述べられるようにすることをおすすめします。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は成人式のスーツは就活で使いまわせるのか、そして就活で適切なスーツについてでした。参考になれば幸いです。
正直に申し上げて費用対効果の面でも、成人式・就活・就職後にも使えるネイビーが鉄板でおすすめです。
そしてブラックスーツはちょっと難しい。光沢があれば結婚式やパーティー向きで就活には向きません。光沢がなければ葬儀に向いたものに。そもそもブラックスーツは基本的にフォーマル用だと覚えておきましょう。
就活において見た目は武器です。見た目は変えやすいし、差別化できるので上手く使って欲しいですね。同調圧力に屈せず、自分をアピールしてください。
今回は以上です。ありがとうございました。