
春夏の生地といえばリネン、そしてモヘア。今回はモヘアについて取り上げたいと思います。モヘアの魅力を語っていきますので興味がある方はご覧ください。
当ブログをご覧の方はご存じの通り、私はモヘアが大好きです。
今持っているのは、
- ドーメル「トニック」×2着
- ドーメル「スーパーブリオ」×1着
どれも本当に素晴らしいスーツで、着るたびに惚れ直します。
「なんでそんなにモヘアが好きなの?」
と聞かれたら、答えはシンプル。
光沢・ハリ・色の変化。
この3つが、モヘアにしかない魅力だから。
写真で見る“モヘアの表情”

服仲間がオーダーしたモヘアが最高だった
まずはこちら。
ブルーグレーのような絶妙な色味。
光の角度で、グレーにもネイビーにも見えます。
光の当たり方でここまで変わる生地、他にあるでしょうか。
モヘアは写真に撮るのが難しいんです。
肉眼で見る色と、カメラに写る色が違うから。

そして、モヘア混のトラウザーズといえば クリースの美しさ。
- ハリとコシがある
- ストンと落ちる
- クリースが落ちにくい
雨に降られない限り、ワンシーズン落ちないなんてこともあります。
これはモヘアならではの“硬質な美しさ”だと思います。
光沢を味わうという贅沢
モヘア生地の最大の魅力は?
聞かれたらやはり「光沢感」と答えます。
光の加減で表情の変わる光沢感はモヘアの最大の魅力だと思います。
グレーのモヘア
色としてはミディアムグレーかそれよりも少し暗め。
Instagramの写真をめくってもらうと表情の違いが伝わるかと思います。
光の当たり具合でまったく違う顔を見せてくれます。
モヘア特有の光沢感、表情の違い。これはモヘアでしか味わえません。
ブラウンのモヘア
こちらはベージュ寄りの柔らかいブラウン。
グレーよりも好き嫌いは分かれるが、個人的には甲乙つけがたい色味。
ヴィンテージで残っていたくらいなので、人気は高くないのかもしれません。
でも“人を選ぶ生地”だからこそ、愛着が湧いてきます。
モヘアはウールとは違うシャリ感を味わえる生地でもありますね。
モヘアは春夏生地。でも“真夏は厳しい”
モヘアは春夏生地に分類されますが、日本の夏はもはや“夏”ではないですよね。
例えば「トニック」はしっかりした生地で、3月〜5月、9月〜10月がベスト。
真夏は暑すぎて着られません。(相当な我慢が必要)
真夏に着たいなら“軽いモヘア”
そこで登場するのが「スーパーブリオ」。
- トニックより軽い
- それでいてハリは強い
- 室内と屋外で表情が変わる
軽快さがありつつ、耐久性も高い生地となります。
トニックも硬い生地で耐久性も高いのですが、スーパーブリオはそのトニックより硬いかもしれません。
そのため着心地が柔らかいかと言われると…正直、そうではありません。硬い。
でも、この“じゃじゃ馬感”がたまらないのです。10年後、20年後にどう育つのか楽しみ。
もっとも仕立ててくれたDORSOの斎藤力氏曰く
「ずっとこのままだと思います」とのことですが(笑)
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はモヘアの魅力についてまとめてみました。
専門的な話は必要ないと考えました。
例えば「モヘアとはアンゴラ山羊の〜」みたいな説明は、調べればいくらでも出てきますからね。
このブログで伝えたいのは、“なぜ好きなのか”という体験の部分。
- 光沢
- 色の変化
- クリースの美しさ
- ハリとコシ
同じ春夏生地のリネンが“シワを楽しむ生地”なら、
モヘアは“光沢感を楽しむ生地”。
この全然違う魅力を味わうのは、服好きにとって最高の贅沢だと思います。
この記事をご覧になった方が、少しでもモヘアに興味を持っていただけたら嬉しいです。
今回は以上です。ありがとうございました。