
少し前にSNSでアンボタンマナーが話題に。そもそも誰もが知ってるマナーではないからこそ意見がわかれるようです。簡単な解説しつつまとめたのでご覧ください。
最近、Threadsで「アンボタンマナー」が話題になっていました。
きっかけは、小泉進次郎氏が国会で立つたびにジャケットのボタンを留める・外すという所作。
これに対して、
「うざい」「わざとらしい」
「いや、あれはマナーとして正しい」
と賛否が大きく分かれ、ちょっとした論争に。
この議論を見て、改めてアンボタンマナーについて整理しておきたいと思いました。
マナーは“絶対のルール”ではありませんが、知っているだけで見え方が大きく変わるものでもあります。
今回は、アンボタンマナーの基本・種類別の正しい扱い・文化的背景・SNSで議論が割れる理由まで、情報を網羅してまとめます。
- アンボタンマナーとは?
- ジャケットの種類別「正しいボタンマナー」
- なぜ「下ボタンを留めない」文化が生まれたのか
- 小泉進次郎氏の「ボタン問題」はどう見るべきか
- なぜSNSでは「マナー不要論」が出てくるのか
- まとめ。
アンボタンマナーとは?
結論から言うと、「ジャケットの一番下のボタンは留めない」という紳士服の基本マナーのことです。
特にシングルブレストでは、下ボタンは“飾り”として作られているため、留めるとシワが入り、シルエットが崩れます。
つまり、意味のあるマナーなんですね。
ただし、ジャケットの種類によって扱いが変わるため、まずは種類別に整理します。
ジャケットの種類別「正しいボタンマナー」

ジャケットは大きく分けて「シングル」「ダブル」があります。
また、シングルの場合、ジレ(ベスト)を着用することで振る舞いが少し変化します。
シングルブレスト
最も一般的なジャケット。
ボタンの扱いは明確です。
- 立っているとき:下のボタンは留めない
2つボタン → 上だけ
3つボタン → 上と真ん中(段返りは真ん中のみ) - 座るとき:すべて外す
- 理由:下ボタンは飾り。留めるとシワ・型崩れの原因に。
これは“文化”だけではなく“構造上の理由”があるため、覚えておくべきマナーです。
ダブルブレスト
ここは議論が分かれるポイント。
- 立っているとき:
諸説あり。
下ボタンを留める派/留めない派が存在する。
(英国屋のブログでも「下は留めなくてよい」とされている) - 座るとき:
基本は留めたまま。
ただし、タイトフィットの場合はシワ防止のため外すこともある。
スリーピース(ジレ着用)
- ジレ(ベスト):一番下以外はすべて留める
- ジャケット:留めても留めなくてもOK
- 座るとき:ジャケットのボタンを留めていた場合は外す
ジレがあることで前身頃が整うため、ジャケットのボタンは“必須ではない”という扱いになります。
なぜ「下ボタンを留めない」文化が生まれたのか

アンボタンマナーには、構造的な理由だけでなく文化的背景もあります。
有名なのは、英国のエドワード7世が体型の変化により下ボタンを留めなくなり、それが紳士の間で広まったという逸話。
真偽はともかく、「美しく見える着方」として定着したのは事実です。
つまり、アンボタンマナーは
- 意味のあるマナー(構造的理由)
- 文化として残るマナー(歴史的背景)
この2つが混ざっているため、現代でも議論が起きやすいのです。
小泉進次郎氏の「ボタン問題」はどう見るべきか
国会というフォーマルな場では、立ち姿が常にカメラに映ります。
そのため、立つたびにボタンを留めるのは“自然な振る舞い”です。
むしろ、
- 立つ → 留める
- 座る → 外す
という動作は、最も基本的なマナー。
SNSでは「わざとらしい」と揶揄されましたが、マナーとしては正しい行為です。
ただし、ここで大事なのは
「正しい/間違い」よりも“場にふさわしいかどうか”
という視点。
マナーは他人を叩くための武器ではありません。
なぜSNSでは「マナー不要論」が出てくるのか

Threadsの議論を見ていて感じたのは、極端な意見が増えているということ。
「意味がないマナーは不要」
「守らない人は非常識」
どちらも極端です。
マナーは“文化”であり“美しく見せるための技術”であって、
絶対のルールではない。
一方で、
知っているだけで自分の見え方が良くなる
という側面もあります。
だからこそ、バランス感覚が大切です。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は「アンボタンマナー」について簡単にまとめました。
初心者がまず押さえるべきポイントはこの3つだけ。
- シングルの下ボタンは留めない(飾りだから)
- 座るときはボタンを外す(シワ防止)
- ジレ(ベスト)のボタンも一番下だけ外す
これだけで、スーツ姿の印象が変わります。
マナーはルールではありませんが、知っていると“美しく見える”。
そして、他人を攻撃するためのものでもありません。
SNSの議論に振り回されず、
文化としてのマナーを楽しむ余裕を持ちたいものです。
今回は以上です。ありがとうございました。