今回は長澤ベルト工業のベルトをご紹介。ベルトにお金はあまりかけたくないけど質が良いものが欲しい。そんな人は是非ご覧ください。
ベルトの問題は難しい。斉藤さん。の考えはこちらの記事に書いた通り、「必要性が高いアイテムではないからこそ着用するならいいものをしたい」というもの。
とはいえ全部高額なものである必要はなく、そして今回紹介する長沢ベルト工業のように、それなりのお値段だけど質が高いと感じるベルトもあります。
特にビジネスマンにおすすめしたいベルトなので是非ご覧ください。
長澤ベルト工業ってどんなブランド?
1967年創業の東京都葛飾区でベルトを作り続けているブランド。
職人の手作りによる、丈夫でぬくもりの感じられるベルトづくりをされています。実際斉藤さん。が愛用しているベルトは長く使っていますが全然問題ありません。これから5年10年と活躍してくれそうです。
ブライドルレザーベルトをレビュー!
1900年創業の英国セドウィック社製の最高級ブライドルレザーを使用したベルト。 カラーは「チョコ」というダークブラウンになります。
ベルト幅はだいたい33㎜なので少し太めのベルトで、バックルと外してベルトカットすることで長さの調節が可能です。
ブライドルレザーは本来馬具用の革として作られたもので、牛革のもっとも硬い部位である肩を原皮としている非常に堅牢な革として知られています。
人の汗や雨から馬具を守るために革の奥までロウを浸透させることで水の侵入を防ぐようになっていて、上の写真で白っぽくなっているのは「ブルーム」と呼ばれるロウの粉。これはブライドルレザーの証明です。
さっとブラッシングをしてみました。あえてブルームを残して分かりやすくしましたが、ブラッシングすると美しい革が表れます。
ブライドルレザーは堅牢で革にもかかわらず水に強い、個人的に大好きな革。鞄もブライドルレザーのものを愛用しています。ただしシワが取れないので、ベルトの穴の位置を代えて使うようなことは出来ないとお考え下さい。
キップレザーベルトをレビュー!
こちらは姫路製のキップレザーでカラーはブラック。
ベルト幅は30㎜で一般的な太さだと思います。ブライドルレザーと同じくバックルと外してベルトカットすることで長さを調節します。
キップレザーは牛革、牛革にはいくつか種類がありますが以下のようになります。
・カーフレザー
生後6ヶ月までの仔牛の原皮をつかった革のこと。きめ細やかで傷が少なく、更に仔牛のため取れる量も少ない。牛革でもっとも高額な革。
・キップレザー
生後6ヶ月〜2年までの原皮をつかった革のこと。カーフよりも厚くて丈夫。
・カウレザー
2年以上育った去勢したオスの原皮をつかった革のこと。柔らかさ、きめ細やかさは劣るものの、厚みがあって非常に丈夫。
カーフはよく聞くと思いますが一番高価な牛革だと思っていただければ。キップレザーはカーフと比べて革のきめ細かさは劣るものの耐久性は高いもの。
キップレザーは光沢感も控えめなのでビジネスでも冠婚葬祭でも使用できるベルトだと思います。
さすが職人手作り。細かく均一なピッチで作られていて、いい意味で日本人の職人らしいと思いました。
ちなみに裏は起毛したヌバックといわれる牛革です。これはブライドルレザーも同じでした。
こちらのベルトの耐久性も高く、子供に貸したところ持っていかれて、数年間ほぼ毎日制服に使われていますが全然問題なく使えています。
なぜ長澤ベルト工業のベルトを選んだのか?
ベルトは必須ではない時代の中で、ベルトにかけるお金はいくらが適正なのか。
当然人によって回答は異なると思いますが、しっかりとしたベルトが1万円前後で買えるというのはとても魅力を感じました。
次にメイド・イン・ジャパンを応援する気持ちですね。同じくらいの価格で同じような品質なら間違いなく日本製を選びます。やはり日本人としては日本で頑張っている企業を応援したいと思います。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
長沢ベルト工業のベルトのクオリティはかなり高いと思います。縫製とか本当にしっかりしています。半世紀以上にわたって作り続けているメイド・イン・ジャパンはこうじゃないと。この真面目な仕事こそがメイド・イン・ジャパンですよね。
海外ブランドの何万円もするようなベルトは買えないけど質の高いものが欲しい、そんな人におすすめしたいベルトです。興味がある方は検討してみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。ありがとうございました。