今回は化学繊維について考えてみました。昨今では「サステナブル」がキーワードとなっているファション業界。化学繊維との相性が悪いのですが中には環境に良いものもあるのではないでしょうか。
いまだにポリエステル100%の服が溢れている昨今、デザイン性を売りにしたブランドがそんな服を数万円で売っているのをみると「なんだかなぁ」となります。
ただ全体をみるとそろそろそういう時代じゃないよねとなりつつあります。
当ブログでもサステナブルをキーワードにいくつか記事を書いてきました。
一方で斉藤さん。は化学繊維を100%否定はしていません。
現代に生きる人間として100%否定するのはやはり難しいので。
だってコンビニで弁当を買ったりペットボトルの水を飲んだりするのに服にだけ「化学繊維は絶対悪だ!死すべし!」とか言えないよ。
そんな悪しき?化学繊維ですが全てが地球環境に悪いわけではないようです。
やっぱり救えない遷移もある。
まずは残念ながら化学繊維の代名詞である「ポリエステル」「ナイロン」や「ポリウレタン」、そして冬のニットによく使われている「アクリル」はダメそうです。
何でダメかというとこれらはプラスチックから出来ているんですね。
燃やすと有害な物質が発生したり、埋めても土に還らなかったりと処分に困る繊維となります。
海洋ゴミになったりすると海洋生物から回りまわって人間の口に入ったりもします。
そんなわけでダメそう。少なくとも積極的に選ばない方がいい。
環境に優しい化学繊維。
レーヨンやキュプラのような「再生繊維」といわれるもの。
これらは植物由来で植物を溶かして作っている生地です。
そして大事なことは植物由来のため土に還るんですね。
ただ勘違いしてはいけないのは全ての「再生繊維」がそうではありません。
リサイクル繊維とも呼ばれているペットボトルからリサイクルして生まれる「ポリエステル」や廃棄物から作った「ナイロン」は再生繊維となります。
当然土には還らないものの、これらはサステナブルな位置づけ。
違和感があるかもしれませんが、リサイクルが地球環境に良いとされているからですね。
天然繊維は絶対大丈夫なのか?
これがまた難しい。
例えばコットン100%の生地があったとして、これは間違いなく天然繊維ですよね。
ただそのコットンを育てるために大量の農薬を使っていたらそれはサステナブルなのか?という問題が。
農薬で土を汚しておいてそれはどうなんだ?ってことです。
だからオーガニックコットンなどの無農薬を謳う天然繊維が注目を集めています。
もちろんその分コストに跳ねては来るのですが、企業や消費者が考えることで環境を良くしていくというのは大切ですよね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は化学繊維について考えてみました。参考になれば幸いです。
これが本当に難しいと思うんですよ。
斉藤さん。は化学繊維のアイテムはほとんど持っていませんが、それでも下着は化学繊維が中心となっています。具体的にはSEEKとかエアリズムとか。
靴下は天然繊維100%のものも多いですが、それでも化学繊維混紡が一番多いですね。
ただ手に取るときに意識はして欲しいと思います。
気持ちよく服を着ることに繋がると思うので。
今回は以上です。ありがとうございました。