今回は靴について。皆さんはロングノーズの靴をお持ちでしょうか?尖った靴は好みがわかれるところで「嫌い」「ダサい」という方も多いですよね。でもそもそもどこからロングノーズなのでしょうか?
先日、FORZA STYLEのスタイリングチェック動画において赤峰先生からロングノーズの靴はNGというお言葉をいただきました。
ロングノーズの靴を履いていたわけではないのですが、写真がそういう風に見えたようです。
ただ、そこでふと「ロングノーズ」の靴ってどういう靴なのか。どういう靴がロングノーズなのかと疑問が湧きました。
個人の主観の部分が大きいとは思いますが、今回は具体的な「ロングノーズの靴」を使って検証してみたいと思います。
比較するのはこの靴。
左から以下の靴となっています。
- Loake(ローク)
- Gozovation(ゴゾベーション)
- ロングノーズの靴
- Alden(オールデン)
- 神匠
真ん中の黒い革靴が比較対象となるロングノーズの靴。
ロングノーズvsそれ以外で検証。
どちらの写真も真ん中がロングノーズの靴。
わかりやすいですよね。
上記の写真において、それぞれの靴の位置をどこで合わせたのかといえば、靴の甲の部分で合わせています。
Aldenのタッセルローファー以外は全部レースアップシューズなのでわかりやすいと思います。
甲の位置を揃えているにも関わらずつま先が長い、これがロングノーズの靴。
ロングノーズ=長い鼻
ノーズ以外は普通の革靴ですが、意図的にノーズを長くた革靴が通称「ロングノーズ」と呼ばれる革靴となります。
ちなみにロングノーズといえば「スワールトゥ」と呼ばれる靴がその代表。
ロングノーズ=ポインテッドトゥという認識の方もいるかと思いますが、こちらは必ずしもそうではない認識です。
「ポインテッドトゥ」はつま先が尖った靴、ロングノーズの靴にポインテッドトゥが多いためそういうイメージになったものだと思われます。
ロングノーズはどこからがロングノーズなのか?
所有している靴の一番下の靴紐からつま先までの長さを計ってみました。
だいたい12㎝くらい、少し長いもので13㎝ほどでした。ほとんどの靴がそうだったのでだいたいそれくらいなのでしょう。
それではロングノーズの靴は?というと、15㎝とかなり長めになっています。
つまり2㎝、3㎝ほどノーズが長いものがロングノーズということになるのかなと。
靴を履いた時につま先が靴に触れるってないですよね。革靴、スニーカー問わず、靴には「捨て寸」と呼ばれる空間があります。この捨て寸が通常の靴より2㎝、3㎝長くとってあるのがロングノーズの靴。
靴を履いて親指のつま先をを上げてみて下さい。そうするとだいたいここにつま先があるなとわかると思います。そのつま先から捨て寸がどれくらいあるのか。気になる方は確認してみてください。
まぁ単純に捨て寸を長くするだけだと履き心地も悪いと思いますし、危ないのでちゃんとしたロングノーズの靴はその辺を考慮していると思われます。
ロングノーズの靴はスーツにはあまり合わない。
一口にロングノーズの靴といってもいろいろあるかと思いますが、やっぱり極端に長いものがスーツには合わないですよね。これはもう純粋にバランスが悪い。
全体のバランスを見たときに、つま先が長く見えるというのはクラシックなスタイルであるスーツと相性が良くないです。
じゃあどんな服装に合うかと考えますと、パンキッシュな服装なんかには合いそうですよね。
ちなみに余談ですが、今回紹介したロングノーズの靴は私物のサンダルとなります。これはプレゼントとしていただいたものですが、一度も履いたことがありません。
いただいたのはだいたい5年くらい前だったかと思います。IT業界の場合、職場で革靴からサンダルに履き替える方がそれなりにいるので、それ用にといただきましたが‥これは無理ですと。
気持ちはありがたいのですが、ちょっとこれを履きこなせる服装をしないぞと。そんなわけでクローゼットの奥底で眠っています。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はロングノーズの靴ってどういう靴なのか?というお話しでした。
まとめとして申し上げますと靴の一番下の靴紐からつま先までが15㎝くらいある靴がロングノーズと呼ばれる靴なのかなと。
そして重要なのは、クラシックなスーツスタイルとロングノーズの靴は相性が悪いということです。例えばスワールトゥの革靴をスーツに合わせるのであればかなりの計算が必要になるかと思います。全体のバランスをどうとるのか?難易度が非常に高い。
ロングノーズの靴を検討している方は、是非上記を踏まえた上で検討してくださいね。
個人的にはあまりおすすめはしません。
今回は以上です。ありがとうございました。