
今回はコーディネートの考え方について。といっても難しい話しではなく全体を意識する人と一点に集中する人がいるという話し。興味がある方はご覧ください。
バランス型と一点特化型。
もちろん斉藤さん。はバランス型だし、おすすめもバランス型。そもそもコーディネートという言葉が組み合わせて調和するといった意味合いですから。
とはいえ男という生き物は得てして収集癖がある人が多い。斉藤さん。も一昔前は「キン肉マン」と「ワンピース」のフィギュアにハマって、 何十万円使ったことか。ファッションでもそういう人は少なくありません。
特に靴。スニーカーが好きで収集している人もいれば、革靴が好きで沢山所有している方もいます。それは決して悪いことではないし、趣味なんですから大いに集めて楽しめば良いかと。
今回は良し悪しではなく考え方のお話し。バランス型の人間の考え方をご覧ください。
人によって考え方は全然違う。

靴磨きのブームは去りましたが、結構定着したような気がしますよね。靴磨き道?靴磨道?みたいな言葉には違和感を覚えますが、シューシャインした靴が美しいのは認めざる得ない。
しかしながら師匠である赤峰幸生氏はシューシャインに否定的。
常々「靴は車のタイヤと一緒。メンテは必要だけどピカピカになんてする必要はない。」と仰っています。もちろんこれは赤峰先生の考えであって倣う必要はないと思います。
斉藤さん。個人もシューシャインした革靴は美しいと思いますが、ピカピカ過ぎても品がないと思ってしまう。これって完全に個人の好みじゃないですか。ピカピカが好きな人がいてもいいし、ほどほどが好きな人がいてもいい。
だいぶ昔ですが暑い夏の朝、駅で「裸の大将」にそっくりな人を見かけました。若い人は知らないと思いますが、放浪の画家「山下清」を題材にしたドラマがあったんですよ。短パンにランニングという出で立ちでおにぎりが大好き。
見た目に印象的なのですが、一番驚いたのが腕に着けていた時計がパネライのルミノールだったこと。忘れられません。おそらく服に興味はないけど時計は好きなのでしょう。
バランス型の考え方。

基本的に服が好きだとバランス型になるのだと思います。流行としてファッションが好きな人は結構流される印象もありますが、ある種の「着道楽」はだいたいバランス型になると思います。
理由はとても単純で、組み合わせや着ることを楽しむから。一点特化型の人だと、そもそもそのアイテムが好きで収集するパターンがありますから。男性には何らか収集した経験がある人が多いと思いますが、その延長線上というパターン。
斉藤さん。は完全なバランス型だと自覚しています。何かに特化しないので。最近はある程度モノがあるのでジャケットやスーツに集中していますが、そこも前提として靴や時計といったものがある程度あるから。
例えば40万円のスーツを購入したとします。そのスーツを着て5,000円の合皮の靴を履いたらバランスが悪いんですよ。そうなるとそのスーツが楽しめない。イメージ的には喉に魚の骨が刺さったような感じでしょうか。そうならないためには見合うような靴が欲しくなる。同じように鞄や時計も欲しくなるでしょう。
バランス型にも主役はある。

バランス型であっても主役はあるのだと思います。
コーディネートの主役をどこにもってくるのか。これは人によって違ってくるので面白いポイント。例えば斉藤さん。の場合はスーツやジャケットになります。お金の使い方でもここが一番使っていると思います。単品で見たら時計の方が高かったりしますが、合計では圧倒的にスーツやジャケットになります。
主役が靴という方もいると思いますし、時計という人もいます。主役を引き立てるようにコーディネートを考える。結構そういう人は多いと思います。ひょっとしたら何も考えずにそうなっているのかもしれません。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はコーディネートについてバランス型の考えを述べてみました。といっても日々の装いを楽しむ人は勝手にバランス型になるというだけですが。
一点特化型の人は周囲にはいないのでお話しを伺ってみたいですね。靴が好きすぎて靴ばかり買ってる、そういった人は日々の装いは楽しめるのか聞いてみたい。履かずに眺めるというのも否定はしませんが、それは収集癖の方だと思います(笑)
いろいろな考えがあって、それぞれの考えがあります。だから面白いんですよね。
今回は以上です。ありがとうございました。