昨日は息抜き的な記事をアップさせていただきましたが今回はいつも通りファッションネタです。2~3年前から疑問だった「ハリスツイード」安売りの謎が解けたお話しです。
ハリスツイードってなに?
以下、Wikiからの引用です。
ハリスツイード(Harris Tweed)はスコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島発祥のツイード生地。ヴァージンウールを使用して、島内で染色、紡績をし、職人の自宅で手織り(厳密に言うと人力織機を使用)されている。そしてハリスツイード協会によって決められた厳しい基準をクリアしたもののみハリスツイードと認められる。また認められたもののみオーブの商標が与えられる
読めばわかる通り高級生地に該当する生地となります。
事の発端!疑惑が発声したのが2~3年前。
「しまむら」で大々的に売り出したのが2~3年前ですかね?嫁様が「しまむら」好きということでハリスツイードのアイテムを突然買ってきて知りました。
ハリスツイードをしまむらで!?となって値段を聞いたらスリッパと小さいバックで2,000円~3,000円とか言うんですよ。
そんな馬鹿なと。
そのちょっと前にハリスツイードで3ピーススーツを作ったら18万とかしたぞ。嫁様にスーツの値段は教えていないので声に出しては言いませんが相当な衝撃を受けました。
だって、斉藤さん。がボラれたか、しまむらが適当なこと言ってるかしかないわけですよ。嫁様は得した感じで喜んでいたのでさすがに「良かったね」しか言いませんでしたがそれからずっと疑問だったわけです。
こちらの記事で疑問が氷解しました。
東洋経済はファッション記事も面白いのが多いのでたまに見ています。
こちらの記事をザックリと説明すると以下のような内容です。
- ハリスツイード協会は「外側表面の50%以上にハリスツイードの生地を使用する(50%ルール)」などの条件をクリアした商品に原則としてブランドの使用を認めている。
- しまむらやイトーヨーカドーでは生地に少しでもハリスツイードを使用していればロゴを使用している。
- 理由はガイドラインを認識していなかったためである。
これは超恥ずかしい。中国に対して何でもパクるみたいな笑い話がありますが、日本でやってることも大差ないじゃん。
ガイドラインを認識していなかったってなんだよ。じゃあ売っちゃダメだろ。
ハリスツイードに対する白洲次郎の言葉。
唐突ですが日本が生んだ最高のダンディズム「白洲次郎」の言葉を紹介します。
「ツイードなんて買ってすぐに着るもんじゃないよ。3年くらい軒下に干したり雨ざらしにしてくだびれた頃に着るんだよ」
ハリスツイードという生地はとにかく温かい反面、硬さが取れて馴染むまでに時間がかかるんですね。斉藤さん。が3年前に作ったスーツもまだまだ固いです。
昔の英国貴族は使用人に数年間着させて馴染んだ頃に着ていたと言われるハリスツイード。歴史であり文化でもある生地に対して敬意をもって欲しいものです。
まとめ。
いかがだったでしょうか。今回はちょっと荒ぶってしまいました。
数年間の疑問が解けたと同時に憤りと悲しさが入り混じった気持ちになりました。ハリスツイードのスーツを作ったのは憧れがあったからです。もっとも温かい生地の1つであることや、白洲次郎をはじめとしたエピソード。服好きなら一度は着てみたいジャケットでありスーツでありコートなんです。
憧れを貶めるような適当な商売はしないで欲しいなぁ。
今回は以上です。ありがとうございました。