秋冬の生地といえばフランネル、そしてツイード。今回はツイードについて取り上げたいと思います。大丈夫です。いつも通り面倒くさいことは書いてません。ただただツイードの魅力を伝えたい!
春夏で好きな生地といえばリネンとモヘア。それらは以下の記事で魅力をお伝えしました。面倒くさいことは書かず、なぜリネンとモヘアが好きなのかだけを書きました。
これを読んだらきっとリネンが好きになる。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
これを読んだらきっとモヘアが好きになる。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
そして秋冬です。秋冬で好きな生地はフランネルとツイード。
梳毛の美しい生地よりも味のある紡毛の生地に惹かれるんですよ。フランネル偏愛者であり、ツイード偏愛者でもある。そんな斉藤さん。がツイードの魅力について語ります。
何より読者をツイード好きにさせたい、そして購買意欲を煽りたい。
じゃじゃ馬を乗りこなしてこそのツイード好き。
頑丈さでは類をみないツイード。
白洲次郎氏は言いました「ツイードなんて、買って直ぐ着るものじゃないよ。3年くらい軒下に干したり雨ざらしにして、くたびれた頃着るんだよ」
昔の貴族は自分の背格好に近い執事に着せて馴染ませたなんて話もあります。
もちろんツイードにもいろいろあります。軽めで柔らかいもののありますが、全般的には重いし硬いものが多いと思います。でもそれが良いんですよ。
雑にガンガン着ていくことで味が出るんですから。このブログをご覧の皆様はだいたい”経年変化”って言葉が好きじゃないですか。そういう人にピッタリだと思いますよ。
ご覧ください。この毛羽立って野暮ったい生地感。
これでもハリスツイードよりは控えめです。ハリスツイードなんてスリーピースで着たら重いし硬いしでコートなんて着る気になりません。まぁ温かすぎてコートいらないんですけどね。
ツイードはとにかく暖かい。
AkamineRoyalLineでコートを仕立てましたがそれもとにかく暖かい。実際に東京より寒いミラノでも全然余裕でしたから。
まぁ一生モノのジャケットとか、コートが欲しかったらツイードを買いましょう。下手なものを買わなければ確実に一生着られると思います。
いや、それどころか子供か孫に引き継げるでしょう。そんな生地です、ツイード。
ツイードの魅力を味わうが良い。
まずはツイードといえばのジャケット。
上はブラウンのワントーン、下はジャケットのガンクラブチェック柄にあるグリーンを拾ってインナーと合わせました。
ツイードはもともとカジュアルな生地なので、ニットなんかとも合わせやすいです。もちろんタイドアップしても良いのですが。
カジュアルでは抜群に使いやすく、季節感が感じられる生地なのがお気に入り。
続いてスーツ。こちらはハリスツイードです。
まぁとにかく重い。そして暖かい‥いや、暖かすぎるといっても過言ではない。どう考えても東京ではオーバースペック。
でもまぁ、それもまた味といえば味か。ツイードのトラウザーズは膝が抜けると言われますが、今のところそんな素振りもなく。何の問題もありません。もう10年は着ているので、所有しているスーツでは最年長のスーツになりますね。
このスーツは特殊過ぎておすすめはしないものの、それでいて特殊だからこそ愛着もあります。機会があれば一度試着してもらいたいスーツですね。
続いてコート。
これはもう最高のコートですよ。何一つ不満のないコート。
強いていえば重いのですが、着ると重く感じないので苦になりません。ただ人によっては重いと思う人もいると思うので、もしコートを検討するなら試着することをおすすめします。
着倒すまでが大変です‥。
一言で”経年変化”といってもそれなりに時間がかかります。
毎日着るわけではないですから。ウールといっても梳毛の美しい生地や、紡毛のフランネルともだいぶ違う、特徴的な生地なので合わない人は合わない。
その反面好きな人にはたまらない生地でもあります。
食わず嫌いをせずに一度は試してほしいと思います。いや、本当にじゃじゃ馬を乗りこなして一生モノのアイテムを手にするチャンスですよ?
一生モノだから早い方がお得ですよね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はツイードが好きな斉藤さん。がツイードの魅力を布教する内容でした。
暑いのにツイードなんて考えたくないよ!っていう方もいると思います。でもオーダーするならそろそろなんですよ。
もしこの記事をご覧になって興味を持たれた方は検討して見て下さい。
特にツイード未経験の方は是非。今まで経験したことのない生地だと思いますので。
記事を書いていて、やっぱりツイードって最高だなと。
重いものからライトなものまであるので自分好みのものを探してください。
今回は以上です。ありがとうございました。