春夏の生地といえばリネン、そしてモヘア。今回はリネンについて取り上げたいと思います。大丈夫、面倒くさいことは書きません‥どこかで読んだな、この流れ。とにかくリネンの魅力を伝えたい!
当ブログをご覧の皆様は斉藤さん。がリネン好きなことをご存じでしょう。
そう、毎年のようにスーツやシャツ等のアイテムを買い足しています。ブログを始めてから買い足さなかった年はないのではないかと。
そんなリネン偏愛主義者ですから今までも似たような記事を書いていると思います。覚えてませんが。それでもリネンの魅力を語りたい。
何より読者をリネン好きにさせたい、そして購買意欲を煽りたい。
リネンのシワは味。
リネンが好まれない理由に「シワになる」というものがあります。
きめ細やかな日本人らしいと思います。洗濯をした後のアイロンがけが面倒くさい、着ていると気を付けていてもシワになる。その通りです。
スーツやジャケットに至ってはクリーニングに出してもシワが綺麗になくなることはありません。それがリネン。
でもちょっと待ってください。そもそもそんなに神経質にアイロンをかける必要がありますか?気を付けていてもシワになるのに気を付ける必要がありますか?
リネンのシワは味なのです。
リネンのシワは一緒にいる相手に「自分がリラックスしている」ことを伝えてくれます。そしてシワによって”こなれた雰囲気”を出すことが出来ます。
正直、シワの全くないリネンなんてリネンの意味がないと思っています。
だからシャツのアイロンは適当でいいのです。スーツやジャケットだってシワになるのに頑張る必要はないのです。リネンのシワを楽しむ余裕を持ってみてはいかがでしょうか。
あっシワがあるほど良いってことではないので勘違いしないでくださいね。例えば襟のシワなんかはない方がいい。
リネンのシワを味わうが良い。
まずは普通にリネンのシャツを着ている写真。
これはInstagramにも書かれている通り、夏のテレワークスタイルで写真を撮ったのは昼休憩くらいだったかな?
結構シワになってますよね。裾のところがわかりやすいですが、腕の関節のところもシワになっています。逆に襟はシワになっていませんよね。そもそも襟は普通にしていればシワになりません。
このくらいのシワが良いんですよ。この後急に人に合うとなったらタックインして上にジャケットを羽織れば十分です。
続いてリネンのスーツ。
ジャケットのラペル(襟)にシワがないこと、トラウザーズのクリースは絶対に必要です。逆にいえばそれくらいで、腕のシワや、ジャケットやトラウザーズの後ろのシワも気にしません。
スーツはシワになるところが限定されていて、普通に着ている分には変なところはシワになり難いと思います。基本は関節部分ですね。腕の関節や、足の膝裏。でもこの辺はシワになっても良いんですよ。
そのシワこそがリネンの味です。
最後はオールリネンの装い。
リネンのシャツジャケットが良い感じのシワになっていますよね。このシワ感こそがリネンの魅力。あと光沢感もいいですよね。
そういえばリネンは着込んでいくと経年年化します。どんどん柔らかくなっていきます。たまにリネンがチクチクするなんて聞きますが、よほど質が悪いか、着込み方が足りないかだと思います。堅いのが嫌ならリネンのシャツは着る前に洗ってください。着込んでクタクタにすると唯一無二も魅力が出てきますよ。
リネンは意外と暑い‥。
通気性が良いと言われるものの、意外と暑いのがリネン。
独特のシャリ感があるのと、見た目涼し気なので春夏向けの生地なのは間違いないのですが‥スーツやジャケットになると意外と暑い。
リネンの生地って結構目付が重いのが多いんですよね。というか、本質的には日本の夏が暑すぎるのだけれど。
正直、何を着ても暑いと考えればリネンはやっぱり良い生地ですよね。
春夏らしいリラックス感が感じられる素晴らしい生地ですよ。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はリネンの魅力について語ってみました。1人でも伝わるといいなぁ。
個人的にですが、ラフに着るのがこれほど様になる生地はないのではないかと。ラフに着ても上品な雰囲気が残るのが良い。
シワが味になる生地なんてリネンくらいでしょう。たぶん。
やっぱり春夏はリネンとモヘア。これは絶対。
それぞれ全然違う魅力があるからこそ楽しい。春夏は着るものが少なくなってつまらないという話しもありますが、季節感を感じる生地を選ぶと楽しいですよ。
今回は以上です。ありがとうございました。