秋冬の生地といえばフランネル、そしてツイード。今回はフランネルについて取り上げたいと思います。大丈夫です。いつも通り面倒くさいことは書いてません。あくまでフランネルの魅力を伝る内容です!
春夏のリネンとモヘア。そして秋冬のツイードとフランネル。
今回は全3部作ならぬ全4部作の最後となるフランネル編となります。フランネルも大好きなんですよ。ツイードとは全然違う魅力があります。
■春夏
これを読んだらきっとリネンが好きになる。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
これを読んだらきっとモヘアが好きになる。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
■秋冬
これを読んだらきっとツイードが好きになる。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
フランネル偏愛者であり、ツイード偏愛者でもある。そんな斉藤さん。がフランネルの魅力について語ります。ただただ好きを伝えよう。それだけ。
柔らかさに包まれるフランネルの魅力。
柔らかいんですよ。暖かさに包み込まれるようか着心地。
同じ紡毛のツイードとは全然違う魅力。ツイードの魅力は頑丈さ、ザクっとした生地感であり、カントリー感といいますか良い意味での田舎臭さ。
それと比較すると、フランネルは同じ起毛した生地でありながら見た目にも、そして実際の着心地も柔らかい。
ぬくもり感のある生地という点では同じなんですけどね。
正直、フランネルって好きな人がとても多い生地。これは男女問わず。
そのため無理に説明をする必要なんてないかもしれません。そこがツイードとは明らかに違いますよね。ただそれでも語りたい、そんな生地です。
フランネルの良さに汎用性があると考えています。
ジャケットやコートだけでなく、トラウザーズにもピッタリの生地。マフラーだってパジャマにだって使われます。保温性が高く暖かい、そして柔らかく味のある生地なので秋冬のアイテムで多数使われています。
また経年変化もしていきます。
仕立ててから20年物のフランネルスーツがありますが、新しいものを比べて生地の目が詰まっているように感じます。明らかにコシが強くなっている。その一方で新しいものよりも硬くなっています。
そして摩擦が発生する部分は起毛が薄くなってきます。均一に近かった生地が摩擦によって表情が生まれます。ただこれを経年”劣化”という人もいるかもしれません。
シワになりにくいとか機能的な魅力もあるのですが、やっぱりフランネルの魅力って柔らかい雰囲気と味のある表情だと思うんですよ。チェックやストライプ、そして無地といろいろありますがそれぞれ味があります。
チョークストライプなんて最高じゃないですか。経年変化をするとストライプがはっきりと浮き出てくるようです。
20年物を所有しているのですが、20年前を知らないのではっきりとは言えません。やはり経年変化は自分の手でするべきですね。
フランネルの魅力をどうぞ。
ブラウン×ブラックのグレンチェック。
ブラウンというかベージュのような色味で、秋冬に映える暖かい雰囲気のスーツだと思います。何より柔らかいですよね。この柔らかさがフランネルの魅力だと思います。
梳毛の光沢のある生地も良いのですがそれとは全く違う魅力ですよね。
こちらは20年物のストライプスーツ。
チャコールグレーのチョークストライプですが、ストライプがはっきりしているような気がするんですよね。もちろん20年前がわからないので絶対ではなく感覚ですが。
同じようなスーツをお持ちの方と比べてみたい。
チャコールグレーはブラック同様に威圧感のある色味だと思うのですが、起毛感があるためか梳毛とは与える印象が違いますね。やはりどこか柔らかいと思いますし、どこか”抜けている”と思います。もちろんストライプだからというのもありますが。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はフランネルが好きな斉藤さん。がフランネルの魅力を布教する内容でした。
まだまだ暑いのにフランネルなんて考えたくない?いやいやそろそろ秋冬のをオーダーする時期ですよ。
もしこの記事をご覧になって興味を持たれた方は検討して見て下さい。
光沢のある梳毛の生地も良いですが、紡毛の柔らかいフランネルは使い勝手が良いのでおすすめですよ。グレーの無地でオーダーすれば単体使いも出来ますからね。
やっぱりフランネル好きですね。記事を書いていて改めてそう思いました。
スーツじゃなくてジャケット単体もいい、逆にトラウザーズだっていい。ジャケットならボルドーや、グリーンなんかも良いのではないでしょうか。
今回は以上です。ありがとうございました。