1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

400投稿記念!ファッションブロガーがおススメするたった1つの本。

400投稿を過ぎて何かやろうかと思っていた中で出会った本をご紹介します。「究極のお洒落はメイド・イン・ジャパンの服」という割と新しい(2018年秋)と新しい本を読んで素晴らしかったので少しでもお伝えできれば。

 

 

究極のお洒落はメイド・イン・ジャパンの服の概略

〈オールカラー版〉 究極のお洒落はメイド・イン・ジャパンの服 (光文社新書)

〈オールカラー版〉 究極のお洒落はメイド・イン・ジャパンの服 (光文社新書)

 

 

kindle版もあるのが嬉しいですね。本は極力kindleで購入するようにすると整理整頓もほぼないし、スペースも取らないのでおススメです。

以下は内容紹介からの引用です。

流行、ブランド、品質、サイズ、色、値段……。本当に身になるファッションとは何か? 『王様の仕立て屋』監修を務める服飾記者・片瀬平太がたどりついた結論は「日本製服飾品」だった。手作業で丁寧に作り、手に取りやすい価格で届ける。それがメイド・イン・ジャパンの神髄だ。スーツ、シャツ、ニット、ジーンズ、靴……。日本中を駆け巡る徹底取材によって、メイド・イン・ジャパンの真の魅力が明らかになる。

筆者である片瀬平太氏は25年間服飾記者として国内外で多数取材をしてきた方で、漫画『王様の仕立屋』の原案協力・監修も務めています。

そんな筆者が社会人となる息子への最後の『はなむけ』としてスーツ一式を贈る、そう思ったときに何を贈るのがベストなのかわからなかった‥というところから始まります。

なんとなく購入して安易に使い捨てる社会人にはなってもらいたくない、でもこれから社会人になる息子が継続して購入できるような服や靴って?

どんな価格帯で、どんな品質のものが『良品』なのか?

それを突き詰めた結果がメイドインジャパンだったというお話しです。

 

衝撃のメイドインジャパン

輸入浸透率という初めて知った単語なんですが、1991年に51.8%だったものが2016年には97.3%になったそうです。国内の服はほとんど輸入品でメイドインジャパンは2.7%しかないって衝撃以外の何物でもない。

これでいいの?って思うんですよ。今ある良いものが子供や孫の世代に残ってない、そんな世の中になって欲しくないんです。

「親父の世代は、爺ちゃんの世代はいいよなー。俺らの世代にはそんなのないよ」とか言われたくないと強く思っています。

 

何に共感したのか?

先に言ってしまうとこの本読んだらこのブログいらないんじゃないか?そんなことを思ってしまいました。僭越ながら考え方が非常に近いというか、頷く部分が非常に多かったです。

ただ、そんな中で一番共感したのは「自分の息子になんとなく購入したものを安易に使い捨てる社会人になってもらいなくない」という気持ち。

親って勝手なものですよね。自分が若いときはそれこそモード服をメンテナンスもせずに着て適当に捨ててきましたから。でもそんな自分が嫌だから子供にはして欲しくないんですよね。

たぶん自分の息子が社会人になるとなったらやっぱりスーツ一式を贈るような気がします。あとネクタイの結び方も。送り出すのに相応しいと思うので。

 

内容が素晴らしかった!これは名著!! 

  • そもそもお洒落ってなんだろう
  • 流行とはどう付き合うか?
  • 自分だけ流行を超えるには
  • ブランドどいう呪縛
  • ワードローブの軸
  • 見た目はあなたの査証である
  • ネクタイは相手へのサイン

これはいずれも本にある見出しです。

読んでみたくなりませんか?

どの内容も芯があって読み手に響く内容になっていると感じました。

ただ、一方でブラックスーツには否定的でそこら辺は斉藤さん。とはちょっと考えが違うところでした。もちろん考え方として筆者である片瀬平太氏の方が正しいのは認めております。

 

「大事なのはお金ではなくセンスです」これは雑誌LEONのキャッチコピーですが、「大事なのはセンスではなくルールです」という考えもあるのではないでしょうか。ファッションってルールがあってそこを守れば絶対に間違いがないんです。そのルールこそがトラッドとかクラシックと言われているもので、歴史と文化がバックボーンになって育まれたものですね。

そういう意味ではブラックスーツのビジネス使用はルール違反です。

でもファッションって自由も必要で、ルールも絶対に変わらないものではないと思っています。ブラックスーツに挑戦したっていいじゃんというのが斉藤さん。の考え。

 

また本書では200ページというボリュームに対して僅か6つのブランドしか紹介していません。良くあるただのアイテム紹介本ではなく、ちゃんと取材をして作り手の思いを伝え、アイテムも何が良いのかをしっかりレビューしており読み応えのある内容となっています。

特に紹介されているアイテムの数々は読めば確実に欲しくなるでしょう!価格についても息子が継続して購入出来るものを紹介しているので、ちょっと背伸びすれば購入できるくらいの価格帯です。

斉藤さん。も確実に来年いくつか購入すると思います。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回は400投稿記念で近年読んだ本の中で一番良かったものをご紹介しました。ファッションが好きな方や、興味を持ったけどどうすればいいのかわからないという方に是非手に取っていただきたいですね。

少しでも本書の良さが伝わると良いなぁ。

 

今回は以上です。ありがとうございました。