今回は革靴のフルオーダー(ビスポーク)の続報「仮縫い編」です。オーダーしたのが6月末ですから2カ月での仮縫いとなりました。想定より1ヶ月前倒しです。未完成ですが木型の写真もあるので是非ご覧ください。
オーダー編はコチラをご覧ください。
八王子の「Gozovation」でオーダーしました。
値段、納期や工房なんかも紹介していますので未読の方は是非ご覧ください。整形靴用の木型とかはなかなか見ることが出来ないと思いますよ。
「Gozovation」や店長の福士さんはこちらの本でも登場しています。
400投稿記念!ファッションブロガーがおススメするたった1つの本。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
革靴の仮縫いはこんな感じ。
仮縫いはプラスチックのものです。
パッと見だと手抜きに見えるかもしれませんが、この方がより良い靴が作れるんだとか。最近では同じお店も増えているようです。
全部が全部プラスチックというわけではなくて靴の形によって使い分けているとのことでした。
最初に裸足で履いて、次に靴下を着用して履きました。裸足で履くと足が当たっている箇所が白くなるのでわかりやすいそうです。
あと単純に透明なので見やすいということもあるのかもしれません。
立ったり座ったり歩いたりして入念に確認しました。プラスチックなので当然違和感はありますが、「あれ?意外と歩ける」といった感じ。
更には念のためということで再度足を採寸‥これは前回採寸した方と木型を作った方が違うため、木型を作った方からのリクエスト。本当に念のための採寸です。
ちなみに木型を作った方に実際に靴を仕立てていただきます。
木型はこんな感じ。
期待しかない。
シンプルな内羽プレーントゥでお願いしましたが、イメージ通りのものが出来上がってきそうでテンションが上がります。
職人さんから3㎜~5㎜ほどノーズを長くするか?という提案を受けましたが、仮縫いの靴を履いて全身を見るとこれくらいがちょうど良いなと。職人さんも同意見だったようで「やっぱりこれでいきましょう、これくらいがバランスいいですね」となってこのまま行くことになりました。
職人さんと色々と話しをしましたが、靴単体のバランスも重要なんですが、履いた時のバランスも重要なんだとか。
より良いものをという熱意が伝わってきて楽しかったですね。
出来上がりが楽しみです。
選んだ革は?値段は?納期は?
まず革ですがさんざん悩んだ末に新喜皮革のコードバンを選びました。
革の風合いをそのまま残したような特別なものがあるということで、実物はなかったんですが明るめのブラウンの靴が欲しかったのが理由です。
たぶんブラックも間違いなくカッコ良いんですが、ワードローブ的に明るめのブラウンの方が使えると思ったので。
お値段は 60,000円 と高額。
まぁコードバンしかも特別なものなのでこれは仕方がない。ホーウィンのコードバンもあってそちらも 60,000円 でした。通常の新喜皮革のコードバンだともうちょっと安いと思います。
アノネイのカーフとかだとグッと安くなって1万円台です。
出来上がりは12月とのこと。
だいぶ早くなりました。6月にオーダーした際は、8ヶ月くらいみてほしいと言われていましたが、6ヶ月ほどでの納品となりそうです。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は革靴のフルオーダー(ビスポーク)の仮縫い編でした。次回は12月に納品編をお送りすると思います。少々期間が開きますがお待ちいただければと思います。
この木型はテンション上がりますよね~。まだ未完とはいえかなり色気のある良い靴に仕上がってくれそうです。
革のコードバンは本当に悩みました。雨に弱いので、急な雨とかでダメにする可能性もありますから。ただ、新喜皮革のコードバン靴も1足欲しかったのし、面白い革との出会いは大切にした方がいいかなと思って決めました。
正解だったのかは結局のところ出来上がってみないとわからないんですけどね。あー、やぱりブラックにすれば良かったってなるかもしれませんし。
まぁそのときはそのときですね。自分のセンスを信じましょう。
今回は以上です。ありがとうございました。