イタリアブランドがお好きな方は多いですよね。今回は円安が続くなかで価格が上がり続けるイタリアブランドについてクオリティと価格のバランスを考えます。
皆様はイタリアブランドはお好きでしょうか?
クラシックスタイルといえば源流となる英国、派生したイタリア、アメリカの3ヵ国、プラスしてフランスあたりになってくるのではないでしょうか。
その中でも特にイタリアは既成ブランドが多く、雑誌や動画などで紹介されるところを良く目にします。好きな方、憧れている方も多いのではないでしょうか。
そんなイタリアですが、斉藤さん。は「脱イタリア」に傾いています。
興味がある方はご覧ください。
脱イタリア宣言!?
勘違いしていただきたくないのは、イタリアのもの作りは素晴らしいということ。
日本と同様、南北に長いイタリアは土地ごとに異なった服飾文化があり、スーツやシャツ、トラウザーズ、革靴、ネクタイ等々、それぞれに有名ブランドがひしめいています。生地だってそう。
各分野に世界一と言われるブランドが多数あります。
それくらいイタリアのもの作りは世界に認められている素晴らしいものです。
実際に赤峰先生とイタリアに行って実際にいろいろなものを目にしました。お話しも伺いました。やはり素晴らしいものがありました。
クオリティと価格のバランスの悪さ。
端的に言ってしまうとクオリティと価格のバランスが悪いということ。
イタリアブランドに多く見られる頻繁な「値上げ」。例えばINCOTEXやPTなんて昔の2倍くらいの価格になっています。最近は円安なので今後も高くなっていくのでしょう。
昔とあるブランドで聞きました。そのブランドは日本企画、イタリア製造をやっているのですが、最初はそれなりの価格で作ってくれるけど、2回目以降になるとどんどん値上げしてくると。それで工房を代えたことがあるのだとか。
最初は「クオリティ>価格」で良心的だと感じたブランドが、気が付けば「クオリティ=価格」になり、「クオリティ<価格」になっていく。これが嫌い。
それだけのブランド価値があるのであれば話は違ってくるのですが。
日本のせいでもある。
日本の雑誌とか動画も良くない。
何でも素晴らしいもののように紹介して購買意欲を煽る、売れればいいという考え。新しいブランドをどんどん紹介する‥もはやカタログですよね。
あとは‥百貨店等のトランクショーも。
全部が全部ではないと思いますが、とあるブランドは現地の倍以上の価格でオーダー、しかも全く別の工房で仕立てるなんてことがあるようです。ファッションブロガーをやっていると”オフレコ”でそういう話しを聞く機会がありますね。そんな話をブログで書けるわけがない。
海外ブランドのMTMも似たようなものですね。
型紙だけブランドから借りて国内で縫製して有名ブランドのタグを付ける。なんだかなぁ、ですよ。結局は自分の目を信じるしかないということです。
高額すぎるブランド。
エルメスが高いのは理解できます。
これはもうブランド価値を認めざる得ない。
イタリアでもKiton(キートン)や、Brioni(ブリオーニ)のような世界的なブランドは理解できます。しかし「ええっ!?」っていうようなブランドも結構ある。
このクオリティで何でこんなに強気なんだよ!っていうのが散見されるんですよ。
「クオリティ<価格」
このアイテムが欲しいというのはブランド価値だと思うんですよ。
あきらかにクオリティに対して高額なわけですから。
お前にそんな価値ねーから、っていうブランドもあるということです。ニットなんかもUNIQLOクオリティで1万以上するブランドもありますからね。まぁUNIQLOが凄いという話しもありますが。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は脱イタリア宣言!?と題してコラム的な内容でお送りしました。
まず前提として、日本で売られているものは基本的に良いものです。ただしそれが価格に見合うかは別ということ。ブランドで買うのも悪くないのですが、購入前にそのブランドの価値は一度考えた方がいいでしょう。
再三申し上げますがイタリアブランドはクオリティが高いものが多いです。しかし価格に見合うかは別の話し。日本人が貧乏になっただけなのかもしれませんが。
イタリアブランドが嫌いというわけではありません。やはりデザインや発色はイタリアらしさがありますし日本ブランドにはない魅力があります。特にネクタイは好きなブランドがあります。
今回は以上です。ありがとうございました。