「来年の話しをすると鬼が笑う」と言いますが、来年2020年の春夏は利休鼠というカラーのスーツに挑戦したいんですよね。今回は『利休鼠』というカラーの紹介と何故そのカラーに惹かれるのか?というお話しです。
利休鼠ってどんなカラー?
https://kotobank.jp/word/利休鼠-193033
利休鼠は「りきゅうねずみ、りきゅうねず」と読みます。
利休の名の通り、千利休が愛した色と知られています。
パッと見だとちょっと冴えないカラーだし、「えっこれでスーツ?」って思われる方もいるかもしれませんね。
確かに着物ではありそうなカラーですが、スーツではちょっと見かけないカラーですよね‥っていうかスーツはだいたい決まったカラーしか見かけませんが。
理由は後述しますがグリーン系のスーツが欲しいなと思っていろいろと探していたときに出会ったのがこの利休鼠なんですが、このカラーを見たときに「これだっ」ってなったんですよ。
緑と灰色を掛け合わせたようかカラーですが、この色味は日本の自然にとても合うのではないかと。そして日本人に合うのは鮮やかなグリーンではなくて、こういう‥悪い言い方をすると「もやっとした」カラーが合うんじゃないかと思ったんですよね。
そもそも何故グリーンのスーツ?
先日「めだかの学校」第2期について記事にしましたが、第1期の授業で「良い生地とは?そして生地からコーデを組み立てる」という内容がありまして。
バンチブックを1冊渡されてその中から生地を選び、次にネクタイを選び、そして合う靴をイメージして発表するというものですが、このときにダークグリーンの生地を選んだんです。
授業ですから無難なものではなくて全力でチャレンジしたんですが、結果は赤峰先生から及第点のお言葉をいただきまして、そのときからグリーンのスーツを1着欲しいなと思っていたんですよね。
これは1着あるとスタイルの幅が広がるぞと。
作るとしたらこんなスーツ。
3つボタン段返りのシングルスーツ+ダブルのジレ。
ピークドラペルのダブルスーツ。
この辺ですかね。
利休鼠の色味を考えると威圧感が出そうなダブルよりもシングルの方がいいかなぁ。上手く伝わらないと思うんですが、個人的にはダブルよりもシングルの方が受け身なイメージなんですよね。
侘茶を追求した利休が愛したカラー、ということを考えるとシングルの方が合うのかなう気もしますが‥俺侘茶とか知らないしな。ダブルもカッコいいよね。
まぁ実際に作るときにどちらかを選ぶと思います。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は2020年は『利休鼠』のスーツを仕立てたいぞというお話しでした。最期の方はちょっと蛇足だったかもしれませんが、そこは気にしないでください。
皆様は『利休鼠』というカラーはご存知でしたか?
そしてどんなスーツに映えると思いますか?
なんかこういうのってイメージだと思うんです。全部頭の中で組み立てて行って、実際に着た時にイメージにピッタリだったときって最高に楽しい。
実際には「あれ?」ってなることも多いんですけどね(笑)
今回は以上です。ありがとうございました。