今回はスーツをビスポーク(フルオーダー)してみたというお話し‥といっても前編で生地選びとオーダーしたという話しですが。何故ビスポークなのか、興味がある方は是非ご覧ください。
当ブログを昔からご覧の方であれば、筆者である斉藤さん。がいろいろなオーダーをしてきたことをご存じでしょう。
スーツ、ジャケット、シャツにネクタイ、トラウザーズや革靴‥他にはもうないかな?とにかくいろいろオーダーしてきました。スーツやジャケットだって何度もオーダーしています。安いものから高いものまで経験してきました。
そんな斉藤さん。が今回なんでまたビスポーク(フルオーダー)したのか。
そこにはもちろん理由があります。それは着心地の極致はどこなのか?ということ。
この欲は本当に着心地の良いジャケットを着たことがある人にしかわからないと思います。着心地に感動し魅せられたからこそ究極を追い求めたくなるんだと思います。
今回は前編の「オーダー編」です。ご覧ください。
- COL(コルウ)のトランクショーに行ってきた。
- 生地を見たりトークをしつつオーダー。
- COL(コルウ)はヴィンテージがお得!?
- 生地の写真をいただきました。(2021/3/31追記)
- 合わせて読みたい。
- まとめ。
COL(コルウ)のトランクショーに行ってきた。
2020年の秋と同様、The Okura Tokyo(旧:ホテルオークラ東京)で行われたトランクショーに行ってきました。
事前にご連絡をいただいていて、ドーメルのヴィンテージトニックで良い生地があるんですと。これは是非見たいと思っていたので行けてよかった。体調を崩したり仕事が忙しくなったりで危うかったので。
しかしこの「The Okura Tokyo」は敷地が広すぎて毎回迷う。
着いたら地震でエレベーターが止まっているという事故。
しばらくしたら裏口にある従業員用のエレベーターが動いたということでそちらに乗ることに。面白い経験が出来ました。
生地を見たりトークをしつつオーダー。
バンチブックの他に持ち込まれた生地も沢山ありました。
前回もそうでしたが、バンチブックよりもこうやって生地を直接見た方がイメージが沸きますよね。
散々いろいろなオーダーをしてきてもそうなんだから、初心者の人はなるべく大きい生地で見られるといいですね。
この茶色の生地もヴィンテージとのこと。
違う生地を選びましたが、これもとても良い生地でしたね。やっぱりブラウン好きですね~。ワードローブにブラウンばかり増やしてどうするんだって話しなんですが。
今回選んだのはこちらのヴィンテージ「トニック」です。
グレーブラウンといった雰囲気の生地で、写真だとなかなか色味が表現できません。もともとは、ヴィンテージのトニックで少し明るめのグレーを探してもらったのですが、これはこれでとても良い色だと思います。
なんかこういう何ともいえないカラーって惹かれるんですよね。自分自身に合う色がパキッとしたカラーじゃなくて、グレーがかった何かとか、淡い色味のカラーだと思うんです。
あれ?と思われた方。
そうです。ヴィンテージのトニックって昔作ってなかったと思われた方、正解です。2018年にリングヂャケットでオーダーしています。
RING JACKET 2018 春夏オーダーフェアで注文してきた@後編 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
トニックは凄く気に入っていて、春夏だとリネンかトニックかってくらい好きですね。
明るいところでみるとこんな色味に。
これはこれでちょっと違う色味ですが、もともとトニックは光沢がある生地ということもあってか、光の具合でいろいろな表情を見せてくれる生地です。
ジャケットのディティールについての好みや、トラウザーズをどうするかという話しをしましたが基本は「おまかせ」です。
まぁトラウザーズについては股上深め、細すぎない、1プリーツ、サイドアジャスター、裾はダブルといった「いつもの」でお願いしています。
あくまで主役はジャケットだと思うので、トラウザーズは主張せず中庸でクラシックなものがいいかなと。
ジャケットは本当に「おまかせ」です。
そのテーラーの味が一番出るのがジャケットだと思います。なので斉藤さん。のような素人が注文を付けるだなんてもったいない。オーダーをするからにはテーラーを信用します。そうじゃないならオーダーしません。
出来上がりがダメだったら?もうそこではオーダーしません。
この考えはどこでオーダーするときも同じですね。
COL(コルウ)はヴィンテージがお得!?
今回はヴィンテージのトニックということで、相当お高いと思われそうですが、実は「思ったほどではない」という価格となりました。いや、もちろん凄い高いですがヴィンテージだから高いということはありませんでした。
齋藤力氏に話しを伺いましたが、ヴィンテージという希少価値で価格を吊り上げるようなことはしませんとのことでした。
ヴィンテージの生地は昔の生地なので、その分仕入れ値も安かったはずで、それを希少だからといって価格を吊り上げるのは違うでしょうと。
耳が痛いテーラーもありそうですね。
生地の写真をいただきました。(2021/3/31追記)
生地の雰囲気が伝わりますでしょうか。
色味もそうですが、トニックの生地感が凄く好きなんですよね。こちらはヴィンテージですが、現行のトニックもとても良い生地ですので機会があれば触れてみてください。
出来上がりがとても楽しみです。
こちらの写真はコルウの齋藤力氏から送っていただきました。ありがとうございます。
合わせて読みたい。
前回はパターンオーダーでジャケットを仕立てました。これが満足のいくジャケットだったので、今回はビスポーク(フルオーダー)という選択をしました。
関西の名店COL(コルウ)でジャケットをオーダーしてみた。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
関西の名店COL(コルウ)でオーダーしたジャケットをレビューする! - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
COL(コルウ)のガンクラブチェック柄ジャケットはこう着こなす!? - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は神戸の名店「COL(コルウ)」でビスポークしてみたという記事でした。
まだ前編ですので先は長いですが、夏ごろには中編の「仮縫い」、秋冬に後編といった流れになるかと思います。
いやー、もう今回は期待しかないですね。
スーツのビスポークといえば「上がり」のスーツと言えるでしょう。今まで素晴らしいスーツと出会ってきましたが、そこを超えるような感動を得られるのか。究極の1着になりえるのか。
人生においてそう何回も出来ないと思うので、そのスーツが出来上がる日を楽しみに待ちたいと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。