今回は関西の名店「COL(コルウ)」でジャケットをオーダーしてきました。いや、もともとは取材というか、対談するというお話しだったんですが、とにかく惹かれたのでオーダーしました。是非ご覧ください。
神戸のテーラーで名店をいえば「COL(コルウ)」ですよね。
斉藤さん。が知ったのは33とか34歳の頃でした。雑誌だったのか、それともブログだったのかわかりませんが、とにかく「いつか神戸にいってビスポークするぞ」と思ったお店です。
今回はス・ミズーラでのオーダーですが、いずれはやっぱりビスポークをしたいと思います。ちなみに今回はオーダーの話がメインで対談、取材の話はしません。
そちらはnoteで有料記事として書こうかと思っています。気が向いたらそちらもお願いします。
その機会は唐突に。
「斉藤さん。COL(コルウ)の齋藤力さんがお会いしたいと言ってるんですがどうですか?」
why?
ブログの読者で、服仲間で、自身もブロガーである「yurime」さんからそんな連絡をいただきました。
嘘でしょと思って聞いてみると、どうも当ブログを紹介していただいたようで、齋藤さんが当ブログをご覧いただいてるとのことでした。
そこでお会いしたいと。
いや、プロ中のプロでインスタグラムのフォロワー数が6.3万人いるウェルドレッサーですよ?
嘘でしょってなりますよ。それは。
せっかくの機会ですので、オーダーは金欠で出来ませんが、取材をさせて欲しいということでお願いをすると「是非に」と回答をいただきました。
世の中こんなことあるんですね。本当に不思議です。
COL(コルウ)でジャケットをオーダー!
お会いしたのは「ホテルオークラ東京」です。
11/13~11/15までトランクショーをしているということでお呼ばれしました。
今回は全くオーダーする気がなかったのにオーダーをするわけですから理由があります。
それは生地を勧めてくれた齋藤さんのセンスですよね。
齋藤さんからおすすめされたのはこちらのヴィンテージ生地。
この時点で気持ちは傾きました。
だって自分ではこんなガンクラブチェックの生地を選びませんから。
そんな生地を「この生地は斉藤さん。に似合うと思うんですよ。」と勧めてくれるわけです。新しい扉を開けてくれるというか、やはりこういう提案力ってとても重要です。
齋藤さんとお話ししていても、やっぱり生地よって似合う似合わないは人によってあると。
似合わないものは勧められないし、やんわりと言うこともあるとのことでした。これってテーラーとしては正しいと思うんですよね。
お客様が選んだものを「売れればいい」の精神で売るのは品がないと思うんです。テーラーが止めて、それでもというならそれは自由だと思いますが。
齋藤さんにフィッティングをしていただきました。
いかがでしょうか。
サイズは48をベースに補正をしていただきます。コルウは少し小さめとのことで、だいたい46の斉藤さん。はワンサイズアップしてのフィッティングでした。
とてもいい感じですよね。期待が高まります。
ボタンは水牛ではなく、ナットボタン。
上の写真のどれかをチョイスしました。ツイードのガンクラブチェックということで、カントリーっぽくしたかったんです。
ポケットはカジュアルな雰囲気にしたかったのでパッチポケットにしました。
パッチポケットにすると、ジャケットの上にポケットを張り付けるイメージなるので、こういうチェック柄だと面白いんですよね。
似合いますかね?
正直、柄物は敬遠しがちなので自分ではちょっとわからないんですよね。
ちなみに皆さんが気にしているプライス。
衝撃のアンダー10万円です。
お値段を聞いて驚きました。
もうちょっと取った方がいいんじゃないのと言っちゃうくらいに。もちろん生地によって大きく変わるんですが、それでも安いと思います。
ちなみにもう1つ悩んだ、こちらのヴィンテージのカシミヤ100%だと16万円くらいです。
このカシミヤも素晴らしかった。
カシミヤらしい柔らかい生地というよりは、打ち込みのしっかりとした生地で、相当な重量感でした。このカシミヤで16万円台は破格ですよ。
凄い悩んだんですが、装いのイメージが沸いたガンクラブチェックをチョイスしました。
こんな生地もありました。
こんなジャケットを着こなしたらめちゃくちゃカッコいいですよね。
今の私には無理ですが。憧れます。
齋藤力さんに伺いました@チラ見せ。
Q.ビスポークとス・ミズーラの違いは?
A.ビスポークは「丸縫い」でコルウの職人が仕立てますので自社で完全完結します。
ス・ミズーラの場合は、国内のとても高いクオリティを誇る工場にお願いをしています。もちろんコルウのパターンを使ってお願いしていますし、ス・ミズーラといってもハンドの割合も多く、我々がきちんと採寸をしておりますので自信を持ってお勧め出来るものです。
Q.ハウススタイルの特徴は?
A.特徴がないのが特徴とでもいいますか、いろいろな国のスーツ・ジャケットをミックスしたようなスタイルです。英国でもない、イタリアでもない、アメリカでもないスタイル。全世界どこにいっても通用するスタイルがコルウのハウススタイルとなります。
例えば、ナポリのスーツを英国に着ていったら「おいおいここは英国だぜ」なんて冗談を言われるかもしれません。逆に英国のスーツをナポリに着ていったら「ずいぶん堅苦しいな」なんて言われるかもしれません。
コルウはそういったことのないどこにいっても通用するスタイルということです。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は関西は神戸の名店、「COL(コルウ)」でジャケットをオーダーしてみたとい記事でした。年に3回くらい東京でトランクショーをするとのことなので、興味のある方は是非検討してみてください。
本当に真っ当というか、安すぎませんか?という価格だと思いますので、コスパという点でも抜群だと思います。
出来上がったらまたレビューしますのでそちらも是非ご覧ください。忖度のないガチレビューをいたします。
冒頭で書いた通り、noteの方でも記事を書きますので興味がある方は是非。
そして有料会員制クラブ「Gentleman's Club」では一問一答形式でメンバーに報告しております。月額100円から加入できますのでこちらも興味があればどうぞ。
今回は以上です。ありがとうございました。