今回は1,000投稿記念ということでコラム的な内容でお送りしますが、テーマは「スーツは今後どうなっていくのか?」を紳士服大手の苦境から考えたいと思います。
個人的の予想ですので気楽にご覧ください。
明るい話のないファッション業界。
コロナショックでとても苦しい状況です。前回の900投稿記念は何だっけと読み返すとこんな内容でした。
900投稿記念!コロナショックで死に体のファッション業界を憂う。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
同じ人間は書いているので似たようなことを考えるわけです。
今回はスーツやジャケット等のドレスクロージングに絞って、今後どうなっていくのかというのを予想してみたいと思います。
紳士服大手の苦境がいよいよ本格化。
紳士服大手の青山商事 全店舗の2割 約160店舗を閉店へ | 新型コロナウイルス | NHKニュース
先日こんなニュースがありました。
紳士服大手の青山が新型コロナウイルスの影響で業績が落ち込み、全国の店舗数の約2割にあたる160店舗を閉店すると。
さらには400人の希望退職も募集するという内容です。
厳しい。
青山だけでなく、青木やコナカも同様に苦しいでしょう。ずっと前から苦境とは言われていましたが、コロナショックでさらに加速した印象です。
今から2年以上前にもこんな記事を書いています。
スーツ販売が低迷!?紳士服大手が苦悩してるという記事をご紹介。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
コロナによって働き方も大きく変わることになりましたし、服装についての意識も変わりました。スーツが作業着ではなくなりつつあります。
そうなると、安くて品質の高くないスーツを作っているところは買う人が単純に減りますよね。そういうスーツを求める人が減るわけですから。
来年以降も苦しい状況が続きそうです。
スーツは今後どうなるのか?
今後スーツだけにとどまらず、スーツやジャケットを中心としたドレスクロージングはどうなっていくのでしょうか?
クラシック回帰がトレンドとされていますが、トレンドは一過性のもので今後に与える影響は大きくないと考えます。
これは個人的な予想‥いや願望も多少入っております、「完全に趣味の服」というカテゴリになっていくのかなと。
働き方が多様化していく中で、服装も多様化していくと思われます。ジャージでテレワークをする人もいますし、スーツにネクタイ、チーフを挿してする人もいると思います。
これはスーツにとってマイナスではなく、良いことだってあると思うんですよ。長らくスーツ=作業着のイメージから脱却するチャンスなんです。
休みの日にスーツ着てネクタイを締めていてもいいじゃないですか。
今後そういう大人が増えていくんじゃないかな。
つい1か月前の休みにスーツにネクタイを締めて髪を切りに行ったら「あれ?斉藤さん今日は仕事ですか?」と言われました。
今はそういう時代。でも今後は変わるかもしれません。
スーツ業界は戦場になる?
スーツ業界は今後どうなるのでしょうか。
紳士服大手が苦境の中で、オーダースーツ業界も戦国時代のような状況になりつつあります。特に昨今ではパターンオーダーや、イージーメードが安くなっていますが、価格競争は頭打ちでしょう。
そうしたときに何に惹かれるかといえば独自性じゃないでしょうか。
日本人の小器用さによって、「英国風でもナポリ風でも仕立てられます」は良いのですが、それはどこも似たようなことになっています。
それ以外に例えばハウススタイルを作るのか、それともディティールの変更できる幅を広げるのか。そういった違いが今後は重要になってくるのかなと。
高価格帯のテーラーは当面あまり変わらないかもしれませんが、消費者側の世代交代によってどうなっていくのか。
スーツを着る人は減るので、安価な価格帯のテーラーよりは穏やかながらも、顧客の取り合いというのが発生するようになるかもしれません。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は1,000投稿記念ということで、スーツを中心としたドレスクロージングは今後どうなっていくのかという予想をテーマにしました。
あくまで個人的に思っていることなので、気楽に考えていただければと思います。
本当にスーツが趣味の服になるかはわかりませんが、なってもらった方がスーツ好きの未来は明るいように感じます。
作っている側の方たちは大変かもしれませんが、ちゃんとしているところは生き残ると信じています。
皆様はどうなると思いますか?良ければコメント欄から教えてくださいね。
今回は以上です。ありがとうございました。